おまけ 旧館林の戦績
2018年は館林アメダスの移転があった。
移転自体はどこかしらで毎年のようにやっているため特に珍しい事ではないのだが、
館林アメダスに限っては、なんと移転前の場所にもアメダスをしばらく設置し、移転前後で気温の比較を行うという異例の対応が行われたのである。
それだけズル林という言葉が世間一般に浸透してしまったという証だろう。
という事で全国高温バトル2018では旧館林の集計も行いました。
上位に入った日はちょくちょくコメントでも触れていたが、参考記録扱いなのでもう忘れている人もいるかもしれない、こんな結果になりました!
旧館林 239.1P
流石駐車場パワー、総合ランキングに当てはめると久留米(222.1P)を抜いて3位に入る成績だった。
しかし、実際はこれよりもさらに得点している可能性がある。
と、いうのも旧館林が再観測を行った期間が7月2日~10月1日であり、6月と7月1日の結果が反映されていないのだ。
この期間内に北関東がランクインした日は5日あったので、仮に0.1℃差で全て1位を取ったとすると、
順位P50+気温P9.3で59.3p、これを合計すると298.4Pとなる。
そして旧館林が正式記録扱いの場合、旧館林が実質1位の日は1位のアメダスは2位に、2位のアメダスは3位に押し出されて順位が下がる為、他のアメダスが本来貰えるポイントが少なくなる。
これを考慮すると・・・はてさて、本当の1位はどこになったんでしょうかね。
ここからは館林の過去の功績紹介ついでに、2010~2014年のランキングを紹介します!(集計方法はキングスレと同じ)
全国高温バトル2010【到来!全国猛暑】
・観測史上最も暑い夏として歴史的な年になった2010年
前半は多治見がポイントを連取するが、後半は北関東と日本海のターンへ
最後は館林が刺しきって1位、この時から駐車場ブーストはあったが今ほど露骨ではなかった。
全国猛暑でも旧四天王は全員集合、当時はまだ鳩山の知名度が低く、館林・熊谷・伊勢崎のトライアングルと呼ばれていた。
今は移転して名前を変えているが、東海アメダスが愛知県に存在し、多治見に次ぐナンバー2の実力があった。
この年話題になったのは今ではお馴染みの京田辺、つるが計測器に絡まったことで狂田辺へと変貌し、9月にして39.9℃という快記録を叩き出すが、後に失格となり無念の記録取り消しとなってしまった。
ここ数年はあまり目立たない舞鶴がこの時は豊岡と並ぶほど強い、九州最強は日田ではなくお隣の玖珠。
・県別では群馬と岐阜が激しいつばぜり合い、東海アメダスがあった分愛知県も目立っていた。
京都は舞鶴京田辺の二大巨頭で大量ポイント、大分県は日田があまり目立たずチームプレイ主体の県であった。
全国高温バトル2011【爆誕!北関東四天王】
・北関東無双年となった2011年、北関東トライアングルに一気に知名度を上げた鳩山が加わりカルテットを結成。北関東四天王として恐れられる存在となる。
北関東の独壇場なので当然館林が1位、熊谷の勢いが今より強いように感じられる。
途中経過では甲府と小浜以外全部北関東、後半は徐々に各地域にばらけ始めるが古河と大子の茨城勢が奮闘し結局半分以上が北関東の地点でランキングが埋められた。
前半の多治見はまさかの無ポイント、というより岐阜自体が絶不調で8月頭時点では県別ランキングにもいない。
後半に巻き返しを図るも四天王の壁が高く5位に終わる。
鳩山と小浜の競演が実現!現実ではこの時の総理はすでに変わっていた。
異彩を放つのは熊本の岱明、この年もやっぱり低いレベルでの戦いに強かった。
・県別では圧倒的な群馬埼玉のワンツーフィニッシュ、茨城も古河大子パワーで7位に入った。
前半不調の岐阜だが後半は怒涛の勢いでポイント連取、日本の真ん中にあるという立地条件はやはり強い。
その他は日本海側の地域と近畿、九州がランクイン、大分県はランクインできなかった。
このように東風で高温になる福岡熊本と西風で高温になる大分は本来相容れない存在である。
全国高温バトル2012【進撃の日本海】
スタートは遅かったが、9月の日本海地域、北日本が歴史的な暑さで大残暑年となった2012年
序盤は北関東VS東海の戦いで2010年の再来かと思いきや、2010年以上に日本海側の地域が大躍進を遂げる。8月になると東海は徐々に勢いをなくし失速、代わりに豊岡と鳥取勢が中盤まで四天王と上位争いを繰り広げ、後半は新潟勢が猛攻を仕掛けてくる展開になった。
アメダス周りの植木でさらに環境が悪化した館林が駐車場ブーストを炸裂しぶっちぎりの1位、熊谷が過去最高の2位フィニッシュ、120P取ってまさかの館林にダブルスコアを付けられた豊岡はもう笑うしかない。
他の四天王も安定して上位を占領、多治見は格下のはずだった小出に敗北し屈辱の6位で終わる。
下位はすべて日本海側の地域で埋め尽くされた。
県別では四天王のポイントがほぼそのまま群馬埼玉の方にも反映され、今年もワンツーフィニッシュ確実と思われたが、終盤の日本海無双で新潟が2位に割り込む大波乱。
兵庫鳥取は順当にポイントを重ね上位、京都も日本海側が主な得点源と思いきや、実は内陸側の京都京田辺の2地点で100p以上稼いでいる。
勝沼の活躍で山梨がランクイン、ポイントが特定の地域に偏ったため10位の下限は低めで推移し、大阪が滑り込んだ。
全国高温バトル2013【41℃の頂へ】
日本記録を更新する伝説の夏になった2013年、ランクイン地点もあまり見ないフレッシュな顔ぶれが多く、今までとは毛色が違う高温バトルになった。
・序盤は館林を差し置いて甲府盆地2人組が先行、7月中旬からは西米良、高知佐賀が主導権を握り下旬になると赤江、江川崎も参戦。
8月に入ると全国的に暑くなり、館林・多治見に勢いが出てくるが、ゾーンに入った江川崎が4日連続40℃超えという離れ業を成し遂げ、これが決め手となり初優勝。
2位には同じく40℃連発の甲府が際どく滑り込む
後半は九州内陸と近畿が躍進するが日田は意外と伸びず6位止まり
館林は最後の悪あがきで3桁に乗せる執念を見せつけ、豊中が6月の貯金&8月ブーストで10位に入った。
・県別は宮崎と高知のデッドヒート、最終的には選手層の差で宮崎に軍配が上がった。
山梨は甲府勝沼で、群馬は館林でほぼ全ポイントを占めており、東日本勢には厳しい戦いとなった。
内陸部だけじゃなく、沿岸部も頑張った三重、静岡、大阪がランキングに残った。
全国高温バトル2014【不順な夏を制覇せよ!】
猛暑年だった2013年とは打って変わり、西に行くほどすっきりしない夏となった2014年、
この年から2017年まで天候不順な夏がトレンドになった。
6月前半の北海道猛暑、7月前半の沖縄のランクイン、その後も特定の地域にポイントが集中することはなく拮抗したランキングだったが、8月に入るとサブハイが西日本から後退しずっと北関東のターン!
こうなってしまうと館林がぶっちぎり、そして伊勢崎・鳩山・熊谷の四天王で上位が埋め尽くされる。
意外だったのは茂原の6位、後半は四天王にも引けを取らない強さを見せつけた。
東海以西は8月まったく得点できず7月にそこそこ稼いでいた多治見、日田、京都の猛者達しか生き残れなかった。
・猛暑日が途切れる事が多く全体的なポイントは少なめ、群馬埼玉が2011年以来のワンツーフィニッシュ、北海道は6月上旬の2日間だけで4位を確定、茂原の活躍で千葉が、佐野の活躍で栃木が史上初のランクインを果たした。
こうして見ると西日本猛暑年以外は館林の優勝率100%、東の絶対王者の名は本物だった。
いろいろあったけど、本当にお疲れ様!
後は伊勢崎や桐生に任せて、新天地でゆっくりくつろいで・・・
・・・と思ったら新館林でも100P越えていたのを忘れていた(笑)まだまだ現役でいくようです。




