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全国高温バトル!  作者: 開かずの電車
全国高温バトル!2017
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全国高温バトル! 2017 最終結果 ①

みなさんお待ちかね、結果発表です!

今年の副題は【サブハイ、仕事しろ】に決定しました。太平洋高気圧が去年以上に元気がなく、大陸熱波や台風フェーン頼りの不順気味な夏になってしまいました、それが最終結果にも大きく影響しています。


果たして今年の栄えある1位はどの地点だ!?


まず地方別タイトルの発表!


挿絵(By みてみん)



・九州が去年に続きダントツで優勝!前半は北部~西部、後半は東部~南部が活躍し、今年も余裕で1000Pオーバーを達成。オホーツク海高気圧の影響を受けにくく安定して高温が出せるのは大きな強みだ、逆に東日本を元気にさせてしまう太平洋高気圧は九州にとってはない方がいいのかもしれない。


・準優勝は毎年上位常連の近畿地方、こちらも前半は豊岡率いる日本海側、後半は新宮率いる太平洋側と期間によってランクイン地点が大きく異なった。終盤は四国と激しいデッドヒートを繰り広げたがチームプレイで接戦を見事制した。


・3位の四国だが4県しかない中でこのポイント、この順位はすごい。内訳の方を見ると高知が約60%、西風北風の日が多かったため高知県庁以西で燃え上がった。愛媛は比較的満遍なくランクイン、香川も地点数の割には健闘した。徳島はいつも通り空気だったが日和佐が顔を出すなど活躍の機会はあった。去年もそうだったが江川崎への依存をどれだけ減らせるかが今後の課題だ。


・4位は去年と同じ順位でフィニッシュとなった関東、7月はかなり勢いがあったが8月に入ると一気にペースダウン、北関東は日照にも恵まれずパッとしない夏になってしまった。しかし普段はあまり戦力にならない南関東の絶妙なフォローが終盤にあり、チームワークは比較的良かった印象。


・中国地方は相変わらず山陰地域が得点源、序盤は不調でブービーまっしぐらだったが徐々に調子を取り戻し終わってみれば300pオーバー、鳥取は平常運行だったが今年は島根が台風の力を借りて上位に食い込む大快挙を見せてくれた。山陽側も西に行くほど得点率が高くやはり山口南部が得点の要、岡山広島も本気を出すとすごいのだが今年はあまり奮わず。来年以降に期待しよう。


・過去最低の順位になってしまったのはなんと東海甲信、位置や強豪アメダスの多さから絶対有利とされてきたこの地域がまさかの6位とは誰が予想できただろうか。

山梨静岡は頑張ってはいたが問題は岐阜と愛知、西側に位置するにもかかわらず全く(特に8月)伸びず完全に足を引っ張る形となった。東海甲信が不調になるのは全国冷夏時だけだと思っていたが、考えを改める必要があるかもしれない。


・去年は0ポイントに終わった北海道だが今年は大陸熱波が炸裂!北陸、東北を抑えての7位は驚嘆に値する素晴らしい結果だ。十勝と網走の2地域だけですべての得点を叩き出しているというのもすごい。来年もそのロマン砲をぶっ放してランキングを圧巻してもらいたいものだ。


・調子の波が非常に激しい北陸、日本海のターンは比較的多かったが今年は近畿北部や山陰に持っていかれてしまいあまり目立たなかった。今年は前線が日本海に停滞している期間が短かったのが敗因の一つか。


・安定の最下位になってしまった離島勢、しかしポイントは100pオーバーと大健闘。7月末~9月上旬の暑さが凄まじく猛暑日を連発、そこに本土の低温が重なって複数の地点がランクインする面白い試合になった。近年は天候不順型の夏がトレンドになっているので沖縄の高温が来年以降も続けば他地域にとっては思わぬ脅威になるかもしれない。





続いて県別ランキングの発表です。



10位 兵庫県 111.1P


去年に続き大接戦となった10位争いを制したのは兵庫県だった。とはいえ内訳を見ると神戸と郡家が1回ずつ下位にランクインした以外はすべて豊岡が得点しており、極端なワンマンプレイを見せつける結果になった。豊岡クラスの観測所になると単体でも所属県をランクインさせる事は出来るが、それだけでは上位への進出はかなり厳しい。豊岡が不調になると手も足も出なくなってしまうのも相変わらず。

さらに上を目指すならまず豊岡への依存を出来るだけ減らすのが先決だ、地点数は多い方なので不可能ではないはず。福崎や柏原のなどの活躍に期待したい。


9位 島根県 128.3P


あの鳥取を差し置いて見事トップ10入り!期間は短めだったもののランクインした日がことごとく大猛暑でボーナスも絡めて大量点、5月の津和野の猛暑日はフロックじゃなかったようだ。来年以降はボーナスのハードルが上がり、南東風で高温になるライバルも多いので苦戦するかもしれないが是非連続入賞を狙ってほしいところだ。



8位 鹿児島県 132.6P


北海道と並んで抜群のチーム力を見せつけたのがこの鹿児島だろう、極値は高いところでも37℃台前半しかない弱小県。しかしリーダー鹿児島県庁を筆頭に大口や肝付前田、奄美の喜界島まで総動員、お互いの弱点を絶妙なタイミングでフォローし合い、得意な条件では逃さずランクインさせる勝負強さを見せた。超高温の戦いが少なかったことも幸いし並み居る強豪県を押しのけ初のトップ10入賞を果たす。近年は離島勢の高温化が著しいので今後は盛夏期外でも奄美から意外なランクインがあるかもしれない。


7位 熊本県 176.3P


7月下旬からいきなりアクセル全開で一時期はどうなるかと思ったが、その分失速も早く終わってみれば平凡な順位とポイントに落ち着いた。熊本3強の活躍は相変わらずだが今年はチーム力をさらに強化し、鹿北や甲佐、牛深に人吉と去年よりも広範囲でのランクインが目立った。風向きが合えば無双も可能な県、来年こそは九州ナンバーワンの座を!


6位 群馬県 185.9P


8月の東日本はかなり不調だったが7月の貯金で逃げ切った群馬、反則級の強さを持つ館林様が居る限り群馬に敗北の2文字はない・・・はずだが今年は群馬のライバル岐阜がまさかのランク外という大番狂わせが起きてしまった。群馬よりも安定感がある岐阜ですら落ちる事があり得るのだ、群馬も他人事ではない。岐阜と違い戦力となるアメダスもあまり多くないので慢心せず館林以外の地点も得点のチャンスが来た時は確実にものにするよう心掛けてほしいところだ。


5位 北海道 192.8P


地方別の項でも触れたので簡略化するがやはり大陸熱波の恩恵を最大限受けることが出来たのが大きい。しかも単に北海道だけが高温になっての棚ぼたポイントではなく、他地域との戦いにしっかり競り勝った上でこの順位、この得点になったというのがすごい、本当におめでとう!


4位 福岡県 196.0P


去年は終盤の熊本の猛追で逆転を許してしまったが、今年は逆に終盤熊本を追い抜くという見事なカウンターを見せた。相変わらずチームの結束力は固く今回も上位入賞、今年の久留米は日田と比べるとあまり伸びなかったがそれでも県内トップの成績、縁の下の力持ち太宰府も健在だった。去年と比較すると内陸部よりも沿岸部が元気で前原や福岡も強かった。


3位 宮崎県 214.06P


2017年2月に西米良、青島、高鍋アメダスが相次いで移転し大きく力を失った宮崎県、特に稼ぎ頭だった西米良の弱体化はかなりの痛手で上位ランクインは絶望的かに思われた。しかし結果はなんと3位で見事表彰台入り!西風が去年より多く吹いたのもあるが、宮崎県庁をはじめとする沿岸部勢が大健闘、東風でも最近頭角を現している加久藤が頑張ったり、移転先の西米良、田野も弱体化を食らいながらも執念でランクインするなどエース不在の中、完璧ともいえるチームプレイを見せてくれた。


2位 大分県 262.45P


昔はチームプレイを重んじる由緒正しき県だったが最近の大分県は日田と犬飼の2地点だけで暴れまくるチームプレイ?何それおいしいの?状態。今年も序盤はそんな印象を受けたが中盤辺りから県庁や国見、院内など多様なアメダスが登場し終盤はランキング上位を独占しそうな日があるほど賑わいを見せた。犬飼が途中で力尽きたため全体としては2位で連続優勝を逃してしまったが、団結の強さを再認識させる良い機会になったことだろう。


1位 高知県 297.2P


栄えある優勝はスーパールーキー江川崎率いる高知県!!!

高知もどちらかというと江川崎のワンマンプレイが目立つ県だが今年の高知は一味違く、江川崎を軸にしつつ他アメダスの強化と戦力範囲の拡大を行ったようだ。結果サブエースの中村や県庁、高知佐賀や宿毛など周りのアメダスが例年以上に活躍、北西風も味方につけて終盤大分を抜き去り見事な逆転勝ちを決めてくれた!来年も西暑なら期待大でライバルの宮崎も弱体化した今、もう西日本に敵はいない・・・かもしれない?


ポイントを獲得した全都道府県一覧、こうして見ると20位でも80pを超えている辺りかなり得点がばらけて接戦になったというのが分かります。京都、岐阜、山梨はベスト10を逃してしまったので現在皆勤なのは群馬と大分だけになりました。


挿絵(By みてみん)


次はいよいよ地点別結果の発表!(なるべく早めにup出来るように頑張ります・・・)

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