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◤書籍化&コミカライズ配信中!(検索!) ◢極悪令嬢の勘違い救国記 ~奴隷買ったら『氷の王子様』だった……~  作者: 馬路まんじ@サイン受付中~~~~
第二部:太陽の王子と魔獣の乱舞

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56/133

56:再、ブチキレレイテちゃん――!



「民衆たち~。これよりケーネリッヒのクソガキさんを処刑するわよ~」


『ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーッッッ!!!』


「ちょっと待てえええええええええ!?」


「待たないわよー」



 手をパンパンと叩けば、数万を超える民衆たちが集まってきて一瞬で絞首台を建築した。


 調教が行き届いてるようでなによりね。



「おいレイテッ! 俺に手を上げるとはどういうことだっ!? 親戚で貴族で、幼馴染のケーネリッヒだぞっ!?」


「関係ないわよ。だってアナタ、ウチの開発区に入り込んで技術盗もうとしたでしょ」


「なっ……いや、それは、その……」



 ……あら、ばつの悪そうな顔になったわ。


 てっきり〝誤解だ!〟とでも叫ぶと思いきや、こいつマジだったの?


 迷子で入っちゃったとかじゃなく、本当に故意で?



「……マジならその時点でギルティね。次にアナタ、捕えようとしてきた従業員たちに手を出したそうね?」



 砂漠の王子・シャキールくん率いる元公国兵士団が前に出てきた。


 褐色の肌には擦り傷や打撲が。重傷者こそいないようだけど、本当に傷つけやがったのね。



「ぉ、おいレイテ、そもそもなんでラグタイム公国の人間なんてここに」


「そんなことはどうでもいい」



 うーーーん……わかってないようだから、伝えておくわね。



「わたし、怒ってるからね」


「うっ!?」



 まずわたし、盗みが嫌いよ。



「泥棒。盗人。紆余曲折とみんなの努力を経てヒトが手にした成果を、労力もなく盗む輩。見るだけでブチ殺したくなるわ」



 そしてわたし、暴力が嫌いよ。



「持った力を生産ではなく破壊に尽くす外道。守るためでなく奪うためにヒトを傷付けるような輩……百害あって一利なしだわ。消す」


「おまっ、待てっ! レイテ、お前悪人を自称してるだろうが! だったら悪行に怒ることもっ」


「あぁ、わたし自身がする悪行ならいいのよ」


「はぁ!?」


「だけどアナタはわたしのモノに手を出した。だから絶対許さない」


「そんな自分勝手なァーーーッ!?」



 はい、お話終わり。せっちゃん、彼の首に縄をかけなさい。



「かしこまりでござる。いや~レイテ姫はやるときはやるでござるな~」


「おいやめろクソ異人ッ!?」


「いやいや。民草が傷付けられたとき、こうして怒ってくれる領主だからこそ、人々は安心してついていけるのだ。ゆえにやめるわけにはいかぬよ」


「そんなっ」


「あとおぬし、口を」


「――わたしの護衛を、クソ異人呼ばわりするなよ」



 セツナが〝口を慎んだほうがいい〟と言う前に、わたしはケーネリッヒの胸ぐらをつかみ上げた。



「ッ、レイテぇ……!?」


「その子もわたしの所有物の一人。わたしが見つけてわたしが買った、十億の価値ある領民よ」


「十億っ!?」



 だというのに、なんですって?


 人のモノを奪って、傷付けて、謝罪もせず。あまつさえクソと罵ってくれるだと。



「お前、どういうつもりで、侮蔑してるの?」



 わたしがクソを買ったとでも言いたいのか。そんなに阿呆な人間に見えるか。



「殺すぞ」


「ひぁっ、ち、ちがぁっぁっ……!?」



 何が違うかのかはどうでもいい。セツナに押さえつけられた彼の首に、わたしは手ずから縄をかけた。



「レイ、テッ……!」


「じゃあ吊るすわよ、ケーネリッヒ。アンタはうるさくて腹立つガキでどうしようもないヤツだったけど」



 でも、まぁ。



「悪事を働くようなヤツには、見えなかったわ」


「っ――」



 はい、言うこと終わり。じゃあ領民ども~、これから公開処刑パーティーを~、



「……まな、かった……」



 ――ん?



「すまん……すまなかった、レイテ……! それに、傷付けてしまった奴らも! 心から、謝る!」



 ……へえ。



「今さらっ、謝っても許されることじゃないが……」


「許す」


「は、えっ?!」



 一閃。わたしの向けた視線にせっちゃんが頷き、縄を斬った。


 罪人用の縄。それは彼には似合わない。



「おまっ、殺すんじゃ……!?」


「えぇそうよ。次に出たのが言い訳だったら殺してた。謝る対象が、わたしだけでも殺してた」



 だけどもういいわ。彼はきっちり筋を通して、わたしと配下たちに謝罪した。


 これで話を次に進められる。



「ケーネリッヒ」



 緊張と恐怖で目尻に溜まってた涙を拭ってやる。


 そして、



「誰か言いなさい。わたしの幼馴染(モノ)に、悪行を働かせたゴミを」





ここまでありがとうございました!

↓『面白い』『更新早くしろ』『止まるんじゃねぇぞ』『死んでもエタるな』『こんな展開が見たい!!!』『これなんやねん!』『こんなキャラ出せ!』『更新止めるな!』

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[良い点] 数万は草w、ボランティア祭りやw ケーネリッヒ……これに懲りて素直になって欲しような気もすれば、わきまえたクソガキになって欲しような気もするし、このままクソガキさを貫き通して欲しような気…
[一言] レイテ様…一生ついていきます。いや、ついていかせてくだせぇ。 悪の女王の信念はなんだかんだで崩さないところ、処刑容赦無くやっていくところ、そして処刑対象のケーネリッヒくんでさえ自分のモノと言…
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