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第四部:学園の聖女扁

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111/133

111:嫌われ作戦ッ、実行よぉ~~~~!


 お~~~~っほっほ! まずは第一の作戦クリアよ!



「ちょっとレイテ様レイテ様!」


「これでわたしの『格』が上がること間違いなしねぇ!」


「いやマジで何やってんですかレイテ様!?」



 編入初日の休み時間。わたしは弟子のジャックくんに、人目に付きづらい空き教室に呼び出されていた。



「で、なによ弟子~。師匠を呼び出すとは不敬よ?」


「それですよっ、それ! 僕に弟子になれってどういうことですか!?」


「ふふーん」



 なんだそんなことか。わたしのかしこすぎる作戦がわからないのかしらぁ?



「決まってるでしょ。全ては悪名を上げるためよ……!」


「あ、悪名……!?」


「そうよ。アンタも知っての通り、わたしってば勘違いから『救国の聖女』扱いされちゃってるのよねぇ~~」



 まったく心外だわぁ。まぁ国を救ったことは認めましょう。でもだからって聖女扱いは安直すぎるわよ。



「『地獄狼』が総帥ザクス・ロアとの戦いは、いわば悪対悪だったのよ。キャラの被った宿敵だったの」


「全然キャラ違うような……」


「で、それに勝ったわたしは巨悪ってワケ! なのに聖女扱いとかないでしょ。ワンチャンどっかで生きてるかもしれないザクスのアホにもちょっと申し訳ないわよ」


「な、なるほど……って、ザクス・ロア生きてるんですかッ!?」


「あっしまった、オフレコ情報だった」


「いやちょっとぉ!?」



 世界が恐怖する情報じゃないですか!? と喚くジャックくん。まったく肝が小さいわねぇ。



「あくまで〝かもしれない〟よ。闇を出入りできる幹部が生きてるっぽいから、もしかしたらそいつに逃がしてもらったかもだし。それにアイツの持つ異能(ギフト)の詳細もわかんなかったからね~」


「〝かもしれない〟だけでも阿鼻叫喚ですよ……いくつの村落や小国が『地獄狼』に滅ぼされたと思ってるんですか」


「そうね。阿鼻叫喚ね」



 そこが気に入らないのよ。



「……ザクスは存在してるだけで恐れられる。なのに、それに勝利したわたしが慕われまくりなんておかしいでしょ!?」


「えぇ……」


「だからこそッ! わたしの『救国の聖女』扱いを払しょくするためにも、この学園で悪さしまくってやるのよ~~~!」




 おーーーーーーーっほっほぉ! その第一作戦が、『悪党少年を手駒にしよう』ってわけ!



「ジャックくん! アンタは学園一の嫌われ者で、怖がられてるわよねぇ!?」


「うぐっ、はい……」


「だからこそっ。そんな凶悪ボーイを弟子にしたら、周囲はわたしをどう思うかしらぁ~~~?」



 あぁ――ジャックくんを引き連れて廊下を歩くわたし……!

 すると周囲の生徒たちはわたしを見て恐怖! 悶絶ッ! 悪を従えし巨悪を前にッ、きっと怯えながら後ろ指をさすことでしょう!



『うわぁぁぁ! あ……悪女が学園を練り歩いてる!』

『あの女は聖女じゃなかったんだ! 僕たちは勘違いしていたんだぁ!』

『あんな女が大国の相談役候補なんて、世界の終わりだぁ~~~!』



 と!



「うふふふふふ……きたわねッ! 世界が! 星が! わたしに怯えるときがッ! (あまねく)く霊長よッ、この『地球悪女』レイテ・ハンガリアに跪くがいい――ッ! おほぉー!」


「うわぁトンチキすぎる未来予想してるよこの人……。でもそう上手くいくかなぁ……」


「いくぅ! まだ見ぬ未来なら常にイイ感じになること想像しなきゃ楽しくないでしょっ!」


「ッ……!」



 さぁて。というわけで覇道への一歩を踏み出しましょうか。



「ちょうど休み時間も終わり頃。『救国の聖女』扱いなわたしが悪党少年を弟子にしたって情報は、もうかなり広まってることでしょう。聖女扱いの払拭間違いなし!」


「いやその、僕は悪党扱いを払拭したいっていうか……」


「だまらっしゃい! さぁ、このレイテ様についてらっしゃい~~~!」



 いったい生徒たちはどう恐怖するだろうか。

 わたしはワクワクしながら、ジャックくんを引き連れて廊下に出るや――、



『か――感動しましたっ、レイテ様ぁ!』



 …………えッ!?



「まさかあのジャックを恐れず、更生させようと弟子にするなんて――!」

「レイテ様はどんな相手にも平等に手を差し伸べるのですねっ」

「流石は『救国の聖女』様――!」



 ちょっ、ええええええええーーーーーーーっ!? どういうことよこれ!?

 なんか金髪のハイネってやつとか、他にもたくさんの生徒たちが尊敬の表情で寄ってきたんだけど~~~~!?



「ちがっ、わ、わたしは」


「それに比べてジャックはやはり凶悪ですねッ!」



 えっどゆこと!? ジャックくんも「ぶえッ!?」とか驚いてるんだけど!



「せっかく手を差し伸べてくれたレイテ様を、いきなり空き教室に連れ込んだって聞きましたよ!? 自分たちちょうど助けに行こうとしてました! おいジャックッ、レイテ様になにをしようとしていた!?」


「って僕なにもしようとしてないよ!?」



 ……生徒たちに恐怖されるジャックくんと、『聖女様! 聖女様!』とさらに持ち上げられるわたし。


 どどどどどど、どうしてこうなったぁーーーーー!?






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なにっ極楽の聖女と謳われるレイテ嬢の正体は極悪令嬢だったのかあっ
異世界基準のお話なはずなのに、 「地球悪女」はなんか違う気がします
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