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【TJO仕様&設定 その02】 ドロップの仕組みと宝箱のトラップ&解除について

【TJO仕様&設定】


 サウザンド・ジョブ・オンライン(Thousand Job Online)略してTJOには、色々と特有な仕様と設定が存在しています。それらは主人公達に語らせて説明するべきなのでしょうが、実力不足により出来そうもありません。

 しかしこの主人公はTJO経験者で、これらをある程度熟知しているため、それを知らない、読んでいただける皆様にフェアで無くなり、説明していないと「何故そうなったのか?」「どうしてそうするのか?」がイマイチ理解出来ないと思います。

 そういった”説明しておかざるを得ない仕様と設定”に関しては、その都度こうして1話分とって解説させていただきたいと思います。申し訳ありません。



※「いや、そういうの興味無いから」という方は、とりあえず読み飛ばしてください。

今後「これどういう事?」と思った時にでも参考にしていただければ、と思います。

◆◆◆ドロップの仕組み◆◆◆


モンスターを倒すとGやアイテムを落とす。

モンスターには個別にドロップアイテムと確率が設定されていて、それらドロップリストと確率を参照し抽選が行われる。


Gの額はモンスター毎に設定された額から、上下に”25%分”の幅(最低1G、小数点以下切捨て)がある。(バルーンラビットLV1の場合、10Gなので 7G(10G-25%)~12G(10G+25%)の間となる。仮に”適当怪物”が、1,000Gと設定されていると、750G(1,000G-25%)~1,250G(1,000G+25%)の間となる)


・バルーンラビットLV1、1体を例に上げると

まず激レアアイテムの抽選が”モンスター別に設定された確率”で行われる。この時おまけでGの抽選もされる、さらにおまけで宝箱も抽選される。

・ウサギの足 1/10000、G 1/4、宝箱 1/255


そしてレアアイテムの抽選が”モンスター別に設定された確率”で行われる。この時もおまけでGの抽選もされる、さらにおまけで宝箱も抽選される。

・風船兎の肉 1/5、G 1/2、宝箱 1/255


最期に通常アイテムは”全モンスター共通の確率 9/10”で抽選が行われる。この時ハズレるとGが当選する。

・風船兎の皮 9/10、外れる(1/10)とG が当選となる。


また抽選時にそれぞれ1/(255-2)の確率で再抽選が行われる(1回目の当選、非当選は無関係)


以上により、理論上はバルーンラビット1体で、最大4~6アイテム&G×4~6個、宝箱4個がドロップする。(通常アイテムはどちらかのため)

最低でも通常かGのどちらかはドロップする。何もドロップしないという事は無い。

※倒すという労働に対し、何もドロップしない、というのは”給料未払い”にも匹敵し、看過出来るものでは無い、というヤマコウ〔※1〕の理念によるもの。


以上の様にウサギの足は確かに、1/10000であるのだが、1/253以上の確率(プレイヤーのLUCによる)で再抽選を受けているので若干確率が上がっている。



再抽選の確率は1/(255-(モンスターLV*2))で変化するため、基本的に高LVモンスターほどドロップアイテム、Gが多くなりやすい。またLV127以上のモンスターの場合、ほぼ毎回2回の抽選を受けられる。


ドロップに関してLUC(運)は、この再抽選の確率を上げ、ドロップを良くする働きがある。パーティなど複数人での討伐の場合は、トドメをさした(FB)プレイヤーのLUCが参照される。



補足

モンスターにはドロップリストに”宝箱”が指定されている事がある。この場合、その場所にPOPする宝箱が出現する。出現した宝箱はPOP宝箱と同じ処理がされるため、

・フィールドの場合は罠やミミックである事は無いのだが、

・ダンジョンの場合には、罠やミミックである可能性もあるので注意が必要となる。


またモンスタードロップに宝箱が指定されている場合、前述の通り最大2回抽選されるため、宝箱が4個以上出現する事もおこりうる(極めて低確率だが)




◆◆◆宝箱のトラップと解除◆◆◆


宝箱のトラップには”罠LV(トラップLV)1~255”が設定されている。


みならい斥候系の、分析:罠[トラップアナライズ]スキル、使い捨てアイテムの、スクロール[分析:罠]等で識別できる。この識別を行うと、宝箱等に仕掛けられた”罠の種類”と”罠LV”を識別し、罠LVを半減させる(小数点以下切捨て)=解除しやすくなる。


なぜ罠LVが半減するかというと、

例えば弓の罠などと判明していれば、背後から開ければ良いだけになる等、判明しているか不明であるかでは、解除しやすさが雲泥の差であるから、という事になっている。

※ちなみにこの開け方は罠は作動しているが”実害はゼロ”であるため解除したと判定される。


またミミック〔※2〕と判定された場合は、非アクティブモンスターとして”攻撃するか”、”立ち去るか”を選ぶ事になる。(識別せずに開けようとした場合には、ミミックからの先制攻撃(不意打ち補正で必ずクリティカルになる)をくらい、そのまま戦闘状態になる。)

いずれにせよ”ミミックを倒した”場合には、罠を解除したのと同様、元の宝箱内のアイテムを入手できる。

 またミミックはドロップリストに”宝箱”が設定されているため、追加でさらに宝箱が出現する事がある。ただしその宝箱にも、罠が仕掛けられていたり、再びミミックである可能性もある。無限ループって怖(略



宝箱の罠の解除について、

(当然だが解除行為をせず、そのまま開けた場合は100%トラップが発動する)


解除実行時、罠LV(識別してあれば半減した値)と、DEX+LUC+(INT/2)+(1~100のランダムボーナス)を比較して、罠LVと同じか上回れば解除成功、罠LVの方が上であれば解除失敗である。そして解除失敗時は 1/(1+(DEX+LUC)) の確率で罠が作動してしまう。

 仮にDEX+LUCが0であれば 1/1、つまり100%罠が作動してしまう、罠の作動率を下げるためにも、なるべくDEX+LUCの高いプレイヤーが挑戦するべきだろう。(またこの仕様のため、これらのステータスがMAXであっても、解除失敗時の罠作動率はゼロには出来ない)

※ただしこの時”みならい斥候系”の職スキルである、盗賊の直感[シーフセンス]が発動した場合は、強制的に罠の発動を回避し、再度解除を試みる事が出来る。本職ならではと言えるだろう。


”(1~100のランダムボーナス)”があるために、(罠さえ発動しなければ)何度も挑戦する内にステータスが低くても解除できてしまう事もある。

※ただしこの1~100のランダムボーナスは等確率では無く、ほぼ一桁ボーナスであり、50以上が出る事はほとんど無い。



最後に罠が作動した場合であるが、

1/(LUC/5) の確率で中身は消滅して入手出来ない。(小数点第2位以下は切り捨て、最低値は1)


仮に

LUCが1であれば 1/5=0.2→最低値は1 になるので

1/1 =100%の確率で中身は消滅する。


LUCが49であれば 49/5=9.8 になるので

1/9.8 =約10%の確率で中身は消滅する。


ようするに罠が作動してしまった以上は、中身の運命は”運”だのみとなる。



 ある程度高LVで良い装備になってくると、素のパラメータ、補正等によって低LVの罠であれば特に振っていなくても解除できたりするが、高LVの罠は、トラップアナライズで半減させて、DEX+LUC+INTの高いプレイヤーが行うべきであろう。


※罠LVの高さは、解除の難しさだけでなく、罠の危険度、そして中身の期待度(もちろん中身は半減したりしない)でもあるため、高難度ダンジョン等の宝箱を識別もせずに、うかつに解除、開ける行為は自殺行為であり、入っていた貴重なアイテムを消滅させてしまう事となる。


みならい斥候系の職が居ない場合には、せめてスクロール[分析:罠]等を用意したいところだ。



補足として

・分析:罠[トラップアナライズ]スキル、使い捨てアイテムのスクロール[分析:罠]等で罠を識別した時

・罠を解除した時

以上の場合には、行ったプレイヤーは経験値が得られる。

(何もせずに開ける、解除に失敗する等で)罠が作動した場合は経験値は得られない。

〔※1〕TJO総合統括プロデューサー 山岡 光一 ヤマコウ(通称)(CV:小山力也)

 長所短所、メリットデメリット、リスクリターンといった事を重要視する。挑戦者魂チャレンジスピリット開拓精神フロンティアスピリットを評価し、停滞、安定、マンネリを嫌う、TJOの理念に大きく影響を与える人物。

 彼の理念により、ただ得する、ただ損する、何のリスクも無いのに強力、苦労したのに儲けが無い、などといった理不尽さが、ほぼ存在しないゲーム性となっている。強力な攻撃、効果には必ずなんらかのリスク、代償を伴う。

 またゲーム内、ゲーム外を問わず、悪事、犯罪行為には厳しい。過去作でも迷惑行為、RMTチートbotなど、容赦なくBANしてきた実績を持つ。


〔※2〕分析:罠[トラップアナライズ]等で”ミミック”と判定された場合、そのLVも判明する(ただし罠LVの様に半減はしない)

 ミミックのLVは”プレイヤーのLV~LV*2”の間でランダムである(プレイヤーがLV100であった場合、ミミックのLVは100~200となる)

 識別もせずに開けようとした宝箱が、ミミックでLV*2だった場合、ミミックの先制攻撃(不意打ち補正で必ずクリティカルになる)を食らって、即死してしまう可能性が非常に高い。

 しかしこのミミックのLVは、通常の罠LV同様に、危険度でもあり、ミミック討伐時のドロップの期待度でもある。思わぬ高LVのミミックに遭遇した場合に、戦うか、諦めて立ち去るかの判断は非常に難しい。


盗賊の直感[シーフセンス][P] 宝箱の罠の解除に失敗した時に、1/7の確率で罠の作動を回避し、再度解除を試みる事が出来る。



「やっぱり、ちんぷんかんぷんだよ、ご主人さま~」

「あぁ、それに俺も知らない情報が多いな」

「しらないの~?」

「そもそも運(LUC)は、隠しパラメータだから知りようが無いんだ、高ければ色々と有利に働くのだろうなぁ、ぐらいの認識だ」

「かくし~?」

「あと何故かは知らないが、残念ながら俺達はこの後”この情報を全て忘れる”気がする」

「ざんねんだよ~」

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