表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東京バトルフィールド <東京を奪還せよ。異世界の魔法使いの手から>  作者: 相山タツヤ
STAGE:02 THE GATEWAY OF HELL 「地獄のゲートウェイ」 ── 異世界の使者と対峙せよ。
13/106

おかえり、東京テレポーターへ  ──「保護者として見届ける義務があります」

挿絵(By みてみん)




 夜七時、東京テレポーター。

 



「あぁ……今日は疲れたなぁ……」



 大阪で開催されたサバイバルゲームイベントから帰還した篠巻拓弥は、大きな溜息をついた。


 心底くたびれたし、空腹もきつい。


 荷物受取コンベアから流れてきたガンケースを背負い上げると、疲れた身体にかなり応える。

 たまらず、老人のようなしわがれ声を上げてしまった。



「大勝利したわりには、リアクション薄いですね」



 来た時と特に様子が変わりもしない涼しげな顔の天城蓮華を、篠巻は不思議でならないという様子で見つめる。



「賞品にエアーガンを貰ったはいいけど、既に持ってるやつだったからね……」



 そのエアーガンは先月発売したばかりの最新機種だったが、わざわざ予約してまで発売日に購入済みであった篠巻にとっては、喜ばしい話とは言えなかった。

 その場では荷物が多くて持ち帰れないので、配達で自宅まで送ってもらえる手筈になっている。



「なら、オークションで売ればいいじゃないですか。オークション。それで美味しいもの食べましょう」



「……そりゃできないよ。運営の善意で用意してくれたものだし、流石に悪い。記念に取っておくよ」



「残念ですね。篠巻くんが羽振りよくなってくれれば嬉しかったんですが」



「おいおい……。ちなみに、もし俺が羽振り良くなったら、何が食べたいんだ?」



「ポルシェが欲しいですね」



「食べ物じゃないんだが」



 さて帰ろうと思った時、出発時に保安検査場前の手荷物カウンターに預けていた、エアーガン用のガス缶やバッテリーをまだ受け取っていないことに気付いた。



「おっと……行く時に預けた物、全部返してもらわないとな……。この近くで受け取れたりするかな?」



「しないですね。出発用ロビーの手荷物カウンターまで、直接行く必要があります」



「なかなか不便だな……」



「結構そのまま忘れて帰っちゃう人も多いみたいですよ」



 わざわざそこまで行くのは面倒だが、バッテリーは特に単価が高く、そう易々と見捨てられるものではない。



「じゃあ、ちょっと取りに行ってくる……。天城はどこかで待ってていいよ」



「いえ、行きますよ。はじめての篠巻くんが、きちんと預け物を受け取れるかどうか、保護者として見届ける義務があります」



「やかましいっての」



 ガンケースを背負った二人は、手荷物引き渡し場を出て、出発用ロビーに向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【相山たつや作:併行連載小説】
異世界サバイバーズ・ゲーム <生き残り、脱出せよ。異世界の死の遊戯から> 

異世界×バトロワ×脱出ゲーム×ミリタリー! 神経ギリギリ極限銃撃戦系サバイバル・デスゲーム開幕!

8i6w5h2qj5ysfpw01okvecfm73lz_2ri_go_b4_345s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ