表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東京バトルフィールド <東京を奪還せよ。異世界の魔法使いの手から>  作者: 相山タツヤ
STAGE:05 THE WASTE TUNNELS「巣穴」 ──死の地下鉄を突破せよ。
103/106

ザ・ガントレット ──「国会議事堂。君らもよく知っている場所だ」



 透明化魔法によって姿を消しているルコを捉えるには、彼女が俺を狙って繰り出すであろうスネルウェイの刃を辿るしかない。


 ただ刃が飛んできた方向に闇雲に撃ち返すだけでは駄目だ。蛇のようにしなり自在に変形する刃を正確に追跡できなければ、使い手の元には辿り着くことはできない。 


 ルコを倒すための作戦を簡潔に伝えると、メヴェルは明らかに焦った顔つきになった。



「ちょっと待って……私がタイミングを間違えたら、宰河が死ぬよ?」



「逆に、今まで少しでも命の危険が無い時があったか。聞きたいのは、可能かどうかだ」



「それは、物理的には可能だけど……」



「なら、さっさとやるぞ」



 手にした89式小銃のマガジンの残弾を確認してから、肩を少し回して筋肉の緊張をほぐす。



「今更だけど……私を、そこまで信用するの? 私は敵だったし、捕まえた宰河を尋問しようともしてた」



 不安に満ちた目つきでメヴェルは見つめてくるが、俺は首を傾げて答える。



「持ちつ持たれつだ。お互い、助け合わなきゃこの状況は切り抜けられない。話は後にしよう。やるぞ」



「……上手くやってよ」



 メヴェルがバリアーを解き、俺は『床』を蹴って89式小銃を構えながら宙を移動する。



「殺せるものなら殺してみろよ、トカゲ女!!」



 俺が怒号を上げると、胴体を両断しにかかる旋風が飛んできた。


 俺は89式小銃を虚空に撃ち、反動を使って後ろに身体を仰け反らせる。スネルウェイの刃が鼻先を掠めた。


 そこでメヴェルが俺を包む球形のバリアーを張った。


 伸びたスネルウェイの刃までバリアーに取り込まれ、もがく刃がバリアーと擦れ合って白い火花を散らせた。



「見えたよ!!」



 メヴェルの掛け声と共に球形バリアーが解け、続けてリング型のバリアーが出現する。


 それは空間に固定せず、スネルウェイの刃に引っかかった。


 左手でそのリングをしっかりと掴んだと同時に、大声を上げる。



「────吹っ飛ばせ!!」



 かつて蜘蛛兵士に囲まれた際にメヴェルが使った突風魔法。それを再び使う時だ。


 俺の背中に、メヴェルが生んだ突風が直撃した。


 凄まじい勢いで吹っ飛ばされ、左手に掴んでいるリングが、ジップラインの滑車の要領でスネルウェイの刃の上を火花散らしながら高速で滑り行き、猛烈な速さで俺をルコの元へと導いていく。



「この野郎────────ッ!!」



 ルコが叫ぶのと、俺が勢いのままに彼女を蹴りつけるのはほぼ同時だった。


 壁に取り付いていたルコを、思い切り両足で蹴り抜いて磔にすると、透明化が解けた。


 苦渋の顔つきになる彼女に、89式小銃の銃口を突き付ける。



 だが引き金を絞ろうとした瞬間、重力の感覚が変わった。


 たちまち上方に吸い上げられ、二人で重なり合うように『天井』に叩きつけられる。



 ────こんな時に……!!



 ついに重力が完全に復帰したのだ。


 今や『天井』は本来の床となり、『床』は元の天井へと変わった。頭では分かっても感覚の理解が追い付かない。



 最悪な事に、ルコは俺の身体に圧し掛かるように倒れた。89式小銃が下敷きになってしまい、撃てない。


 有利な姿勢に変わったとすぐに気付いたルコは、腰から素早くナイフを引き抜いて、俺の喉に振り下ろした。



「死ね!!」



 俺は両腕を使って攻撃を受け流し、空振りしたナイフが床を叩きルコが姿勢を崩した隙に、腰を思い切り浮かせてルコの片足を引っかけながら横に転がり、脚を捻って彼女を転倒させ、拘束を脱出する。


 今度こそ89式小銃を構えて引き金を絞るが、ルコが身を翻すと共に猛烈な風切り音が鳴り、鞭のようなものが衝突して銃に吹っ飛ばされた。


 それは、彼女の長い尾だった。


 続けざまに俺の身体に向かって打たれたそれを、両腕でどうにか防ぐが、鋭い激痛が走った。服の袖が裂け、皮膚がいくらか削られたようだ。


 俺が怯む隙を見逃さないルコは床を転がって、落ちていたMR73リボルバーを素早く拾い上げた。



 ────上等だ!



 俺はあえて距離を一気に詰め、俺の顔面に向けられたその銃のシリンダーを左手で強く掴んだ。


 勝利を確信したルコが邪悪な笑みを浮かべ、引き金に添えた人差し指に力を込める。



「……あぁ?」



 だが、その引き金は微動だにしない。

 

 引き金とシリンダーと撃鉄の動きが全て連動しているダブルアクション式のリボルバーは、撃鉄を起こしていない状態でシリンダーが強く押さえつけられると、一連の動作が阻害されて撃鉄も引き金も動かなくなってしまうのだ。


 ルコは安全装置でも掛かったのかと勘違いして、蒼白な表情で銃を見やる。


 俺は、MR73のグリップを掴む彼女の親指を右手で掴んで捻り上げ、痛みで力を緩めた隙に銃を奪い取った。


 

「終わりだ」



 俺は銃口をルコの額に突きつけた。



「……おっ、おい、待って……降参だ、降参だよ……!」



 ルコはその場にへたり込んで、尻餅をついた。



「じょ、情報をやるから、な……? いや、何でもする……! 同じ使い捨ての下っ端同士、仲良くしようぜ……? ええ?」



 俺は無言で引き金を絞り、落としたナイフを拾おうとしたルコの腕を撃ち抜く。


 飛び上がって悶絶する彼女に、俺は告げる。



「……仲良く、だと? お前らは、俺たちの街をこれだけ好き勝手に破壊し、罪のない市民を山ほど虐殺した。俺たちは、お前らを決して許さない。侵略の手を止めない限り、俺たちは絶対に容赦しない」



 ルコは痛みに呻きながら俺を見つめ、ついに敗北を悟ったようにゆっくりと目を閉じた。 



 そこで、ルコの部下から武器を奪還した俺の仲間たちが続々と集まってくる。



 宮潟、半田、古淵、米海。



 今やたったこれしか生き残っていないのかと、俺は表情に出さずとも深い絶望に落ちていく。


 地下鉄駅で仲間と合流した時には、それでもまだ多くの隊員と武器があり、東京奪還の希望は少なからずあった。


 だが東京駅へと移動するほんの短い距離の間に、その大多数が命を落とし武器もほとんど失われ、ここには満身創痍の五人が居るだけだ。


 俺にもっと優れた指揮能力があれば、犠牲を減らすことができたかもしれない。



「……ねえ、余計なコト、考えてない?」



 俺の隣に立った宮潟が、ふいにそう切り出す。



「もっと上手くやれば他の仲間を失わずに済んだかも、とか。そんな意味のない仮想で罪悪感に駆られるのはやめて。貴方がいなければ、これっぽっちどころか、全滅してたわよ。……私たちが憎むべきは、この戦争を仕掛けたクソ野郎共よ」

 


 指示せずともルコの拘束を始めている半田も、俺を見て言葉を繋げる。



「……僕がこれだけ痛みつけられたのに生きる気力を保てたのは、宰河さんの日頃の訓練のおかげです。並みの小隊長だったら、僕の命はありませんでした」



 俺は後方を振り返って、メヴェルによって介抱を受ける古淵を見やった。


 頭に包帯を巻かれながら古淵は、どこからか拾ったタバコを美味そうに吸いながら、その手を上げた。



「右目と、右手は無事だぜ……小隊長どの」



 それだけ言って、タバコの煙を再びふかした。



「……勘違いすんなよ。私の活躍もあったから、生き残ったんだ」



 前触れなくそう言ったのは米海だった。



「二人で蜘蛛のクソ野郎を死ぬほど倒した。私の事も忘れんなよ」



 彼女が敵を何人倒したかは記憶していないが、俺はゆっくりと頷いた。


 それから、再び宮潟が言う。



「安心して。しこたま殴られたけど、別に処女は失ってないわ」



「……それは別に聞くつもりはなかった」



「なに、嬉しくないの?」



 ひとまず俺は宮潟の返事は無視して、オゼロベルヤの方に視線を向けた。



 ……これで終わりじゃない。



 ルコの部下を全員鎮圧したオゼロベルヤは、気味の悪い笑みを時折こちらに向けながら、後で食うのかは知らないが死体の解体を始めている。



「おい、オゼロベルヤ……叡を返せ!」



 MR73を握りしめ、銃口こそ向けないが、いつでも彼女の額を撃ち抜けるよう覚悟を決める。


 天地が逆転し、今や彼女を封じ込めた水晶は天井にあり、手も届かない。



「ふむ。……確かに、あのままじゃ、いかんだろうな」



 オゼロベルヤが水晶に向けて右手をかざすと、みるみるうちに水晶が融解し、彼女の身体が解き放たれる。


 ハッとした俺は走り、床に向けて落下する叡をしっかりと抱き止める。



「叡! 叡……!」



 彼女の目は閉ざされたままだ。


 微かに呼吸をしているが、深い眠りに落ちているように、目を覚ますことがない。


 異世界の赤いドレスを羽織った少女、叡。


 オゼロベルヤいわく、彼女は異世界の皇女であり、本当の名前はエイリス。

 信じられない。それに、現在の状況と結びつけることが出来ず、俺の理解も追いつかない。



「宰河。私の言ったことを、忘れたわけではあるまいな? ……私に協力しろと」



「なに……?」



「私が興味があるのは、戦争に勝利することだ。宰河と君の仲間は、その為に生かされたのだ」



 オゼロベルヤは、叡を抱える俺と対峙して自信に満ちた声を上げる。



「今は、少女の【身体】は君にやろう。だが……その【魂】は、私の手中にあるのだ」



 俺は初め意味が分からず視線をしばし逡巡させてから、ついに思い当たる。



「……まさか」



「そう、君の身体にも打ち込んだことがある、毒だ。エイリスには、さらに強力な特別製のカクテルを差し上げた。


 並みの解毒剤は効かない。私だけが出来る解毒魔法をかけない限り、決して目を覚ますことはない。

 もし私が死ねば、文字通り、彼女は永遠の眠りについたままだ。


 ……もしかすると、男である君にとっては、その方が都合がいいかもしれないがな?」



 オゼロベルヤは嘲るように笑う。


 俺は沸々と怒りを沸かせながら、彼女を睨む。



「具体的に言え。俺に何をさせる気だ」



 その質問を待っていたというように、オゼロベルヤは興奮気味に言う。



「よく聞け。間もなくここに大量の敵兵が集まってくるだろう。だが、それをいくら倒そうが無駄だ。所詮、そのルコと同じように使い捨ての兵士どもだからな。敵に大打撃を与えるなら、司令部を奪うことだ」



 彼女が喋っている途中、そう遠くない場所で銃声が聞こえた。


 徐々にその数は増えていき、爆発音や悲鳴が混じる。



「ハハァ……さては早速、グーリンルド共和国の援軍と、グザエシル帝国の救援部隊が衝突したようだな。ご愁傷様としか言いようがない」



「おい、時間がない! 本題を言え……! その司令部とは、何処の事だ!?」



 するとオゼロベルヤは笑みを消して、俺を見据えながら言った。



「────『国会議事堂』。君らもよく知っている場所だ。


 軍勢は、その建物を占拠して要塞化し、司令部を構築している。


 そこを陥落させれば、活動する各部隊の連絡網は破壊され混乱に陥り、大きな痛手を負うだろう」



 俺は顔をしかめ、すぐに首を横に振る。



「無謀だ。俺は超人じゃない……この人数で何ができる。それに、司令部を奪ったところで、敵兵が消えるわけじゃない」



「消すことが出来るんだよ、それが。司令部から、偽の情報を全隊に流すことでな。


 連合が崩壊し、友軍同士で殺し合いが始まったと告げればいいのだ。


 これは七つの国の合同作戦だが、どの国も最後は取り分を巡って戦争になると予期している節がある。だから、偽の情報でも真実味があるんだ。今もこうして救援部隊同士が殺し合っているくらいだからな。


 偽の情報によって、全隊が恐慌状態に陥って、各地で激しい同士討ちを始めるだろう。そして作戦遂行が困難となり、立て直しのための撤退を余儀なくされる。最高の展開だ」



 俺は憮然とした顔つきで、オゼロベルヤを睨み続ける。


 憎たらしいが、彼女の言う作戦は有効かもしれない。


 もはや戦力が僅かとなった俺たちが異世界の大部隊に勝つには、情報を利用して敵の自滅を狙う以外にない。



「国会議事堂は、どうやって攻撃する? お前が穴をそこまで掘ってくれれば楽なんだが」



「そうしてやりたいが、地下の方が警備は厳重だ。おそらくバリアーに阻まれるだろう。当然、地上から正面衝突しても望みは薄い。ならば、潜入作戦が理想だ」



 オゼロベルヤは、捕虜として拘束している数人の異世界の兵士たちを見やった。


 グザエシル帝国の兵士たち、ケヘラー王国の兵士たち、そしてグーリンルド共和国の兵士であるルコ。


 ここに、異世界三ヶ国の兵士がいることになる。



「彼らを利用すれば良い作戦が実行できそうだろう? 最悪、何も思いつかなくても、体内に爆弾を埋め込んで送り込むだけでも敵に大打撃を与えられる。まあ、アプローチは宰河に任せようじゃないか」



「肝心なところで人任せか? ゲス野郎」



 再び、爆発音が聞こえた。破片が、パラパラと剥落して落ちてくる。



「もう時間がないようだ。私が、『皇居』まで通じる道を掘ってやろう。そこにいる人間の部隊と合流すれば、戦力を拡張できるはずだ」



「やっぱり、皇居に生存者が……!?」



「そうだ。竜を撃ち落としまくってる骨太な連中だ。ただの弾避け以上に役立つに違いないだろうな。そして、全員で国会議事堂を奪還しろ」



 そう言って、オゼロベルヤは後退していく。



「しばし、お別れだ。私も暇じゃないのでな」



「おい……! 逃げる気か!?」



「一塊に集まった敵と、二手に分かれた敵、どっちが全滅しやすいかは分かるだろう。ただ雲隠れするつもりじゃない。私は私なりに準備を進める必要がある。最も強いのは私だが、敵も相応に強力だ」



 オゼロベルヤは、右手から黒色の丸い物体を出現させて、俺の前に放った。


 それは、八本の脚が生えた、もはや嫌というほどお馴染みの物体、蜘蛛だった。



<寂しいか? その蜘蛛を、私だと思って話しかけてくれたまえ>



 オゼロベルヤと黒蜘蛛から、同時に声が発された。


 俺は彼女の顔を穴が開くほど睨みつけながら、声を絞り出す。



「……今は停戦中だが……お前を許したわけじゃないからな。忘れるな」



「心配しなくても、また会える。その時を楽しみにしているよ」



 オゼロベルヤはニッコリと笑って、ふっと姿を消した。



 同時に、床を突き破ってあの忌々しい巨大蚯蚓(ミミズ)が俺たちの前に現れた。


 反射的に全員が銃を向けるが、巨大蚯蚓はそんなこと気にもしていないという風に顔を逸らし、別の壁を激しく掘削し始めた。


 オゼロベルヤの言葉が真実ならば、あれを追えば皇居の真下に辿り着き、そこに駐留している国防陸軍の皇宮護衛特別隊と合流できるはずだ。


 

「よし、全員行くぞ……! 宮潟、叡を頼めるか?」



「わかったわ……」



 表情は気が進まなそうだが宮潟は逆らわず、叡の身体を抱きかかえた。


 俺は代わりに、89式小銃を手に取り敵をいつでも撃てる状態にする。


 そして、床でちょこちょこと這っているオゼロベルヤの黒蜘蛛を捕まえて、米海に投げつける。



「うわっ! ふざけんな!!」



「米海! それ持ってろ! 潰すなよ」



「何で私なんだよ!?」



 そして俺は、次の行動をどうすべきか迷っているメヴェルにも声を掛ける。



「捕虜たちは連れていくが、メヴェルは来なくてもいい。君は、救援部隊に合流すれば助かるはずだ」



「ま、待ってよ!」



 メヴェルは身を震わせながら、俺を見つめて声を張り上げる。



「嫌だよ! 私が戻ったら……きっと、また違う戦場に駆り出されて……今度こそ、本当に殺される……! 私も、宰河について行くよ……! だって……こんな戦争、止められるかもしれないんでしょ……?」



 彼女の意志に少し驚かされた俺は、頷きを返した。



「……ああ、こんな戦争、俺が終わらせてやる。力を貸してくれるなら、来てくれ」



「もちろん……! でもどの道、私の共有翻訳魔法がないと、そいつらと喋れないでしょ?」



 急に強気になったメヴェルに、俺は「確かに」とだけ返す。


 そこで古淵が吸い終わったタバコを投げ捨て、HK416を握り直して言う。



「さあ、小隊長どの。行こうぜ……!」



 そのタバコの吸い殻を、半田がすかさず拾う。



「古淵、こんな時でもポイ捨てをするんじゃない」



「ああ? 銃撃戦を繰り広げた後に言う言葉か? おい」



 いつもの調子を取り戻したSAT第四小隊に、俺の戦意は再び奮い立っていく。




「行くぞ。皇居で友軍と合流し、国会議事堂を奪還する」




 俺を先頭に、叡を抱えた宮潟、半田、メヴェル、捕虜たちと続き、最後尾に古淵と米海がついて、皇居地下へ通じるであろうオゼロベルヤのトンネルを走り始めた。



 しかしながら俺は、内心では多くの引っかかりを残していた。



 アヤカは、何処に行ったのだろうか。


 同時に、怪物と化した柚岐谷もまだ何処かで生きているはずだ。


 もう二度と会わない方が厄介事は避けられるかもしれないが、大きな気掛かりだ。



 そして、サバイバル能力に長けていた麻戸井や、俺を先輩として慕っていた凛瀬沢の安否も心配だ。


 あの二人が死んだとはどうも思えないが、捜索する猶予は残されていない。無理に東京駅に留まり続ければ、他の仲間まで大きな危険に晒してしまう。


 今は、二人が持ち前の機転を活かして、どうにか生き残っていることを祈るしかない。



 俺は89式小銃を握り、前に進み続けた。

 

  



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【相山たつや作:併行連載小説】
異世界サバイバーズ・ゲーム <生き残り、脱出せよ。異世界の死の遊戯から> 

異世界×バトロワ×脱出ゲーム×ミリタリー! 神経ギリギリ極限銃撃戦系サバイバル・デスゲーム開幕!

8i6w5h2qj5ysfpw01okvecfm73lz_2ri_go_b4_345s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ