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人と神様の国取り合戦  作者: きりきりきりたんぽ
称号『復讐者』
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心身統合の効果

前話のアントンのセリフを少し修正しました。

「あー、トワ達に修行をつけてあげてたんだ。

剣とか魔法について教えてほしいって言ってたから。」


「そうか。確かにそれなら、見てあげるべきだな。

でもお前たちにはちゃんと話しておかないといけないから、続きはヒカリに任せてもいいか?」


「私はいいですよ。見たところ剣の振り方を今やってるんですよね?」


「そうだね。まだできてないところも多いから一人ずつちゃんと見てあげて。

終わったら、今度は魔力把握とか魔力制御を教えてあげて。」


「分かりました。


じゃあ、いいですか?まず何回か振ってみてください。」


 ヒカリが4人に話しかけ始めた。

あー、いいなぁ。剣振ってたいな。

とか思ってたけど、アントンからは逃げられない。


「4人ともなかなかできてんじゃないか?

まあいい、レオとシズクはこっちにこい。」


「「はーい。」」


 少し離れたところでアントンからお説教を受けることになった。


 心身統合の注意点について。

なんでも、心身統合はすごいコントロールが難しいから使う時はちゃんと冷静な状態から、少しだけ感情を引き出すようにしなきゃいけない。

 特に、怒りや憎しみなどの負の感情が強い時には絶対に使っちゃいけない。

その時に使ったら、心身統合が解けなくなって自我を失ってしまう。

反対に喜びや楽しさなどの正の感情が強い時は使っても大丈夫。

というか、是非そういう時に使って慣れていきなさい。


次に心身統合の効果について。

 文字通り感情をステータスの数値に反映させることができる。

その時の強化率は感情の強さによって変わってくる。

ただし、感情を完全に凪の状態で使うことができた時はその比ではない。


最後に副作用について。

 心身統合を使った時間分、ステータスが上がった分だけ減少する。

ただし、感情を完全に凪の状態で使うことができた場合はその限りではない。


「……ってことを、村長に説明された。

 いいか、お前たちはどうしようもな状態だったからしょうがないとはいえ、村長が一番やっちゃいけないって言ってたことをやらかしたんだ。

そのことをちゃんと覚えておけよ。

いいな?」


「はーい。」


「わかったよ。」


「で、これからは俺が聞いておきたいことなんだが……。

実際使ってみた感じどうだった?本当にやばそうだったか?」


何だよ、アントンも興味あるんじゃないか。


「実はあんまり覚えてないんだよね、僕は。

 途中から感情が強くなりすぎて、それの抑制に必死になっちゃってぜんぜん話とか聞く余裕がなかったんだよね。」


「あー、だからちょっと空気読めない感じだったんだ。

私はまあ、そこまで感情が強くなってなかったから大丈夫だったけど。

でも、途中から心身統合を解けないってなったときは結構怖かったよ。」


「……そうか、じゃあそれは本当に最期の切り札になりそうだな。

使う時は死を覚悟したときってことになりそうか。

ステータス的にはどうなってた?」


「そうだね、どれくらいだったかっていうと、私の場合は最後の最後までゆっくりだったとはいえ上がってたから上限はわからないけど……。

多分、ヒカリに回復魔法をかけてもらう直前にはだいたい3倍くらいになってた。

攻撃力とか魔法力だけじゃなくて、HPとかMPも増えてたね。」


「僕もそこらへんは同じかな。

付け加えるとしたら、感情を抑制してる時としてないときじゃ、ステータスが上がる速度が全然違ったってとこかな。」


「はー、なるほど。

使いこなせたら一番いいけど、どこまでだったら使えそうだった?」


「やっぱり、上限は2倍とかになるんじゃないかな。

僕はそこから先はほんとにやばいと思ったよ。」


「私もそうだったかも。

2倍超えたあたりから全然感情の制御ができなくなったんだよね。」


「……なるほど。

……そういえばシズクは自分を鑑定したらステータスが見えるのか?」


あっ!そういえばそうだった。確かまだ見えないって言ってたな。

ちらっとシズクを見ると、ポカンとしていた。


「あれ?

そういえばそうだね。どうして見えたんだろ?」


 ……え?

シズクもわかってないの?

じゃあ、推測するしかないか?


「なんかわかることあるか、レオ?」


「えーと、わからない、かなぁ。」


 なにも心当たりがない、とまでは言わないけど確信が持てないな。

剣を振ったとき普段に比べて()()()()()()()ような気がするんだけど。

 単純に考えれば、両手剣のスキルレベルが上がったと思うんだけど、さっき振った感じ戻ってたから、スキルレベルにまで関係してると思ったんだよね。

 シズクはどうなのかな?


「ねえ、シズクは使ってる間魔法が使いやすいとかあったりした?」


「え?……あー、あったかもしれない。

今、魔力糸をあんなにうまく扱えないような気がする。

……あれ?ってことは、もしかして…。」


「そうなんじゃないかな?

また使ってみないと確信持てないけど。」


「おいおい、ちょっとまて。

ついていけないぞ。つまりどういうことだ?」


「簡単に言えば、スキルレベルも上がってるんじゃないかな、ってことだね。」

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