作中設定一覧(28章開始時点)
作中で使用する設定の一覧です。時間や単位など、特に説明もなく使用するものはこちらを参照してください。
○単位
△長さ
・1オリック=1キロメートル
・1レテム =1メートル
・1イテック=1センチメートル
・1イリム =1ミリメートル
△重さ
・1エノット=1トン
・1ゴリク =1キログラム
・1マーグ =1グラム
・1ギリム =1ミリグラム
△時間
・1年 =13月 =364日
・1月 = 4週間= 28日
・1週間= 7日
・1日 =24時間
・1時間=60分
・1分 =60秒
○時刻を知らせる鐘
・3時間ずつ鐘が鳴らされる。
・都市や町の教会、神殿、庁舎のいずれかが担当する。
・3時が一の刻、6時が二の刻、9時が三の刻、12時(正午)が四の刻、
15時が五の刻、18時が六の刻、21時が七の刻、24時が八の刻
○日照時間(参考)
・フランス日の出日の入り時間
https://sunrise.maplogs.com/ja/france.30.html
○経済活動
△通貨
・金貨、銀貨、銅貨が各地域で使用されている。
・銅貨1枚未満の取り引きでは以下の通り。
→互いに持ち寄った品物を物々交換する。
→発行元の都市でのみ通用する鉄貨を使用する。
※一部、複数の町で流通している鉄貨もあり。
■各通貨の目安
・トレジャー金貨 1枚( 7.5マーグ)=200000円
・トレジャー銀貨 1枚(10.5マーグ)= 20000円
・トレジャー銅貨 1枚(13.0マーグ)= 1000円
・アドヴェント鉄貨1枚( 5.0マーグ)※補助通貨
・トレジャー金貨1枚=トレジャー銀貨 10枚
・トレジャー銀貨1枚=トレジャー銅貨 20枚
・トレジャー銅貨1枚=アドヴェント鉄貨100枚
・単に金貨、銀貨、銅貨と記述されている場合は上記の通貨を使用
△物々交換
・貨幣経済が充分に浸透していない村落の場合は物々交換が主流である。
・都市や町の外部に住む貧民は物々交換も珍しくはない。
○集落の規模
・村 :2千人未満
・町 :2千人以上、1万人未満
・都市(市):1万人以上、10万人未満
・大都市 :10万人以上
○町と街
・町は行政区画の単位で一般的に城壁に囲まれた都市部を指す。
・街は人が集まる場所概念的な呼称である。
→都市部の場合は周辺に広がる貧民街や違法地区も含む。
単に街と呼ぶときは貧民街や違法地区を指す場合あり。
○街道
・都市と都市、町や村を繋げる主要道路
・街道の整備は管理している領主が担当している。
・一般的には隊商や旅人に使われ、軍の移動経路としても利用される。
○ギルド
・利権を守るための同業者組合である。
→排他的な集団でよそ者を排除して利権を維持する。
・金や仕事になるものにはほぼギルドが存在する。
・都市や村落の内部の他、魔物が存在しない森や川や山にも権利は存在する。
△商人ギルド
・商人、商売人、行商人の権利を保護する集団
・商人は国境を越えて繋がっている。
→情報の交換、貨幣の両替、取り扱い物資の保護など実利的な繋がり。
・行商人から商売人、そして商人に成り上がろうとする者がいる。
・商売人も行商人も他業種からの参入時は商人ギルド所属者の推薦が必要である。
■商人と商売人と行商人
●商人
・町、都市、大都市の内部に店を構える者で商人ギルドを運営している。
・最も利益の高い商売を独占しており、外敵や新参者を警戒している。
●商売人
・村の内部に店を構える者、荷馬車を所有する者を指す。
・商人ギルドの運営には直接関与していない。
・商人が上で商売人が下という身分がある。
・貧民街に店舗を構える者たちも商売人と名乗っているが、
一般的な通称であり商人ギルドには加盟していない。
●行商人
・徒歩で村々を歩き回って商売をする者を指す。
・商売人が上で行商人が下という身分がある。
△魔術師ギルド
・魔術師や魔術使いの権利を保護し、魔法の研究や調査も行う集団
・メンバーは町に拠点を構えているが国境を越えて緩やかに繋がっている。
・参入時は魔術師ギルド所属者の推薦が必要である。
・理論を用いる者の方が上、研究開発する者は更に上という風潮がある。
■魔術師と魔術使いと魔法使い
●魔術師
・魔法理論の研究開発をしている。
・町、都市、大都市に拠点を構える者で魔術師ギルドを運営している。
●魔術使い
・確立した魔法理論を用いて魔法を使うが研究開発はしない。
・魔術師ギルドの運営には直接関与していない。
・魔術師が上で魔術使いが下という身分がある。
●魔法使い
・魔法理論は使わず、感覚だけで魔法を使う。
・魔術師ギルドには加盟していない。
・魔術師ギルドに未加盟の魔術師や魔術使いを侮蔑するときに使われる。
△冒険者ギルド
・主に地方都市に拠点を構える魔物の生存圏で活動する者たちの集団
・町外の貧民にとっては数少ない身元保証をしてもらえる組織
・実績や技能や伝手がない者たちが所属して経験を積み、各ギルドへと移っていく。
→町中のギルドからは貧民の受け皿であると認められつつも見下されている。
・拠点によって教育制度に差があるため、新人の死亡率に大きな開きがある。
・町の中のギルドホールに本部があり、外に城外支所があることが多い。
■構成
●部署
▲本部と城外支所が別
・本部 :冒険者ギルド全体の運営を担当
→上層部は町や都市の貴族や官僚
→一般職員は町民や都市民、一部は城外支所で勤めた者
・城外支所:冒険者ギルドの実務を担当
→上層部は多数が町民や都市民で少数は貧民上がりの幹部
→一般職員は読み書きできる貧民か引退した冒険者
▲本部のみ
・上層部 :町や村の有力者
・一般職員:町民や村民
●構成員
▲職員
・城外職員:城外支所で働く者
・代行役人:貧民街の治安維持と租税徴収を行う者
・解体業者:解体場で働く者
→倉庫管理者や買取担当者も同様に呼ばれることがある。
→場所によっては廃棄業者と呼ばれることもある。
・換金業者:換金所で働く者
→魔石を選別する者は魔石選別業者と呼ばれる。
→魔法の道具を鑑定する者は鑑定業者と呼ばれる。
・警備員 :都市外の重要拠点の出入口を警備する者
▲請負業者
・冒険者 :冒険者ギルドに登録されている者
→外部からの依頼を受注できる。
・所属者 :冒険者ギルドに登録されている者
→冒険者ギルドからの非戦闘系作業を受注できる。
・付属者 :冒険者ギルドに登録されていない者
→冒険者ギルドから直接仕事を受注できない。
○転生者と転移者
・転生者と転移者は少数ながら存在する。
・現地人はその存在を知っている場合があり、大抵が変人であると認識している。
△異界諸言語
・転生者と転移者が使用する言語の総称
・複数の言語が存在し、大半は断片的にしか伝わっていない。
○宗教
△パオメラ教
・古代文明時代から続く多神教で人類の生存圏の辺境で信仰されている。
・近年は辺境でも徐々に衰退してきており、町の外への布教に力を入れている。
・宗教内の階位は以下の通り(右ほど高位)
→信者、殿者、助祭官、祭官、助神官、神官、大神官
・祭官 :行事を執り行う役職だったのが、各宗派の実務を取り仕切るようになる。
・助祭官:助祭官は祭官を補佐する役職であり、通常は実務を担当することが多い。
・殿者 :祭官や助祭官に仕える奉仕者のこと。『でんじゃ』と呼ぶ。
・信者 :神殿に勤めている在家信者のこと。勤めていない者は平信者と呼ぶ。
△モノラ教
・古代文明崩壊後に発生した一神教で人類の生存圏の中心で信仰されている。
・近年は辺境にも浸透してきており、その勢力を強めている。
・宗教内の階位は以下の通り(右ほど高位)
→信徒、侍者、助祭、司祭、司教、大司教、枢機卿、教皇
・侍者 :司祭や助祭に仕える奉仕者のこと。
・信徒 :教会に勤めている在家信徒のこと。勤めていない者は平信徒と呼ぶ。
○地図
・物語の舞台となる町とその周辺の地図です。
△モーテリア大陸
※ファイルデータが約2.6MBあります。また、ファイルアップロード時の容量制限のため画像が粗く、文字が非常に読みづらいです。大体こんなものとしてご覧ください。
△新アドヴェントの町
※エクセルで作った地図なんで角張ってるのは勘弁してください。最近は地図を作れる便利ジェネレーターがいくつも発表されているのは知っているんですが、いくつか触ってどれも思うように作れなかったのでエクセルに回帰してしまいました。




