表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/120

39魔王(魔法少女ッ!)センサー?




 『それと先程の質問の従魔契約云々についてはよく分からぬ。


 我と同等以上の魔力保持者が生まれたことが確認されるまで、課された仕事は放棄できぬという制約があったようでな・・・』



 思いがけない『制約』という言葉に驚く3人。



「え。


 誰がそんな制約かけてたの?」



 びっくりして腕の中のチャッピーをマジマジと見るソフィア。



『それは我には分からぬ。


 この世界そのものかもしれんし、我を創り出した者かもしれぬな。


 (あるじ)を見た時に、従魔になる事が可という選択肢が頭に浮かんだのだ。


 そもそも我はそういう役目を負っていたのかもしれんな』 


「役目?」


『小さき者達の中で我を凌ぐ魔力を持つ者を見つける役目だ。


 自然とテイムされても良いと口をついて言葉が出たのは主の従魔になる予定だったという事かもしれぬが・・・ 


 何にせよ最初がどうだったのかが記憶の彼方でな。


 申し訳無いが覚えておらぬのだよ』



 チャッピーの話を聞いて口をあんぐり開けるソフィアとアジェス。


 そして片眉を上げるだけのシルファ。



 ――なんか思ったより話が壮大になってきた・・・




 ×××




 「じゃあ、土中に埋まっている魔石結晶を地上に引き上げるのがお前の本来の仕事なのか?」



 アジェスが廃棄ダンジョンの中で見たことを思い浮かべる。


 確かベヒモスが足踏みをすると土の中から小さな魔石達が顔を出していた。



『簡単に言えばそうだが少しそれでは足りぬな。


 集めて地上にばら撒き眠りにつくまでが本来の仕事だな』


「「「・・・」」」


『土中の魔石は元々砂粒のように小さいのだ。


 ソレを集めて更に大きくしてから我の体内に貯めていくのだが、ソレが魔石結晶と呼ばれるものの一つだ。


 魔獣の体から取れる普通の魔石は魔素が動物に取り込まれて塊になったもので土中に存在するモノとは若干質が違っていて魔素の純度が低く脆いのだ』


「あ、じゃあ純度の高い魔石結晶は死んだ魔獣の化石っていう説は間違い?」


『単純に間違いとも言い切れぬが化石化するのには何百年もかかるのだ。


 地上近くで採掘される事は無いだろうな。


 何億何百年前の地層なら見つかるだろう』



 ――考古学の分野である・・・



「え、じゃあチャッピーはその何百年かけて作るものを自分の体で作ってるってこと?」


有り体(ありてい)に言えばそうなるな。


 土中の魔石は砂粒程度のサイズではあるが純度は最高だが、そのままだと塊にはならないので使い勝手が悪いのだよ。


 小さき者たちの目には映らぬほどのサイズだろう。


 ソレを大きくして目立つようにするのが我の役目だった』


「「「だった?」」」


『我に主が出来たので定年退職だな』



 長いフサフサの睫毛をパチパチと瞬きで動かすチャッピー。



「「「はぁあぁー?」」」




 『定年退職』という言葉を魔物が知ってる事に驚く3人・・・



『それか、転職か?』



 チャッピー、意外におちゃめな伝説の魔物だった。





偉そうな口調のサ◯ちゃん⊂((・▽・))⊃

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ