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キモオタでギャルゲー、それって何の罰ゲーム!?  作者: 天満川鈴
Chapter 5 回想(レイカ視点)
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138 199?/??/?? ??? ???:天国。いや地獄かもな

「ん……」


 目覚めると、傍らに宇宙人な女の子が座っていた。

 緑色した鋭い瞳、やはり緑色の腰下まで伸ばされた髪。

 顔立ちそのものは彫りの深い、日本人離れした美人なんだけど。


 制服は出雲学園高等部。

 だけどくるぶしまでの長いスカートはれっきとした校則違反。

 こんなヤンキーいたら絶対に学園の有名人。

 高等部も中等部も関係無しでウチだって知ってるはず。

 新入生なんだろうか?

 ううん、そうだとしてもありえない。


 宇宙人は、仏頂面してタバコをふかしている。

 無表情で対岸を見やる様からは、何を考えているのかさっぱり読めない。

 こんなタイプの子を見るのは初めて。

 もう何から何まで宇宙人だ。


 そしてなぜか頭からずぶ濡れ。

 ウチと宇宙人の間には焚き火。

 いったい何があったのか。


「はっくしょん!」


 いけない!

 はしたない……って、ウチもずぶ濡れ?


「起きたか」


 宇宙人が低い声でつぶやく。


「あなたは? そしてウチはなんでこんなことに?」


「質問は一つずつにしてくれ。アタシ、頭悪いんで覚えられない」


 ウチが知らないということは高等部からの外部受験組だろう。

 出雲学園高等部に合格できるって相当偏差値高いはず。

 だけど謙遜で言ってるわけでもなさそう。

 単純そうなのは間違いない。


 申出通りに改めて問い直す。


「あなたは?」


「通りすがり」


 ……答えになってない。


「ウチはなんでこんなことに?」


「バイクで通りがかったら、橋の上から出雲川に飛び込むのが見えた。だからアタシが引っ張り上げた。二人ともずぶ濡れだから、火を焚いて乾かしてた」


 そうだったんだ。

 錯乱してたから、ほとんど覚えていない。


「ありがとうございます」


「別に。アタシの目の前で死なれたら夢見悪くなるから拾っただけだ。自殺するのはキサマの勝手だが、できれば誰もいないところで一人で死んでくれ」


 なんて突き放した言い草。

 カチンと来る。


「ウチがどんな目にあったか、あんたにわかるものか!」


「わからんよ。キサマの事情など考えようとも知ろうとも思わない」


 なに、この女。


「ふざけんな! わかりました! じゃあ一人で死なせてもらいます!」


 言われなくても!

 この先、親もなし、友達もなし、学校もお金もなしで生きていきようもない。

 しかもあんな生き恥かかされて!


 立ち上がる。

 さあ、どこで死のう。


 ――宇宙人が手首を掴んできた。


「まだ死ぬ気か?」


「あんたが『一人で死ね』って言ったんでしょうが!」


「アタシの言葉が足りなかったな。『一人で黙って死んでくれ』」


 どこまで!


「じゃあ、そうさせてもらいます」


「聞いちまった以上はそうもいかない」


 宇宙人も立ち上がった。

 うわっ、背高い!

 ウチより頭二つくらいは高い、一七五センチくらい?


 ――って!


「何すんの!」


 宇宙人が腕を掴んだまま、引っ張っていく。

 女性とは思えない力で振りほどけない。


 ようやく止まったのは橋の上。

 鮮やかな緑色に染められたバイクが停まっていた。

 宇宙人がバイクに跨がる。


「乗れ」


 低く重い声。

 静かな物言い、だけど全身から醸し出される威圧感に逆らえない。

 言われた通りに乗る。


「被れ」


 渡されたのはヘルメット。

 言われた通りに被る。


 バイクが走り出した。

 高速道路へ入っていく。


「どこへ連れていくつもり?」


「天国。いや地獄かもな」


 は? って、ちょっと!

 バイクが大きく跳ね上がり、中央分離帯を越えて対向車線へ。


「何するの!」


「死にたいんだろ? 付き合ってやんよ」


 正面からは凄まじい速度で対向車!

 クラクションが鳴り響く!


「降ろして!」


 宇宙人は返事もしない。

 スラロームしながらどんどん対向車を除けていく。


「死んじゃう!」


「死にたいんだろ?」


 平然とさらりと!

 恐怖なんて微塵も感じてるように思えない声!

 こいつ本当に宇宙人じゃないのか!


「やめて!」


 次から次に降ってくる対向車!

 もうまるでミサイル!

 だけど宇宙人はまったくスピードを落とさない!

 更にエンジンの回転音が上がった!


「わかりました! 死にたくありません! お願いします!」


※※※


 気づいたらベッドの上だった。

 なんか医務室っぽい。

 ううん? 保健室?

 さっきの宇宙人が誰かと話している。


「――で、ずぶ濡れのまま高速逆走してきたと。えらく他人の世話焼いたものじゃないか」


「実のところ全く他人とも言い切れないヤツなんでな。川から助けたのは偶然だが、その後も見捨てるわけにいかなかった」


 無関係じゃない?


「龍舞と? そんな風に見える子じゃないけど」


 龍舞!?

 じゃあもしかして、この宇宙人……。


「正確に言うと、関係あるのはアタシじゃなくてオヤジ。学生証見たら『麗花』なんて滅多ない珍しい苗字だし」


 間違いない。

 龍舞建設会長の御令嬢、そして芽生の幼馴染だ。


「へえ。そりゃまた面妖な話だな」


「何があったのかは知らないけどワケアリなのは間違いない。話聞いてやってくんね?」


「私がか?」


「他の腐った先公達はともかく、若杉センセーなら何とかしてくれるんじゃないかってさ」


 先公? そしてセンセー!?

 ということは、ここは……出雲学園。

 話してる相手は春から新しく来た保健医か。


「これは随分と見込まれたものだ」


「伊達に『出雲学園の良心』と呼ばれてるわけじゃねーだろ。アタシはシャワー借りてから芽生呼んでくるわ」


 芽生?


「田蒔?」


「こいつの親友らしい」


 あっそうか、四月から出雲学園だったものな。

 合格したのは聞いてたけど、体育倉庫のショックで連絡とるの忘れてた。


「そうか。シャワーは構わない。ただ田蒔を呼ぶのは部活終わってからにしてくれ」


「どうして?」


「仕事が立て込んでる。もうじき日が暮れるし、そんな長い間でもあるまい」


「わかった」


「ついでにドアの札も【患者以外の訪問お断り】に引っ繰り返しておいてくれ」


「わかった」


 ――ドアの閉まる音がする。


「起きてるんだろ? 龍舞はもう行ったぞ」


 えっ!?

 びっくりして跳ね起きる。


「どうしてわかったんですか?」


「息遣い変わったから。これでも医者の端くれなんでな」


 そういうものなの?


 まじまじと保健医を見やる。

 若杉先生って呼ばれてたっけ、綺麗な人だなあ。

 およそ保健医とは思えない金髪に派手な作りの顔。

 だけど大人の落ち着きあって存在感のある人だ。


 カップが差し出された。


「ホットミルクに砂糖を入れてある。冷えた躰が温まるぞ」


「ありがとうございます。いただきます」


 頭を下げて一口啜る。


「評判通り礼節弁えた好感持てる物腰だな、麗花美子」


 ぶっ! ミルクを吹き出しそうになった。


「どうしてウチのフルネームを!」


 宇宙人、いや龍舞さんは話してなかったのに!


「フルネームどころか、君の高校で今日何があったかも知っている。龍舞が『急患』と叫んで運び込んできた女子高生が、まさか昼の職員会議賑わせた主だとはな」


 そりゃそうか。

 ビデオを出雲学園に送ると言っていたのだから。

 若杉先生が知っていて当然だ。


「じゃあ、どうして龍舞さんの前では知らない振りを?」


「出雲学園では写真も貼られていないし、ビデオもばらまかれていない。だったら無闇に生徒達の耳へ入れる必要もあるまい。龍舞がどこまで知っているのか、私は知らないのだし」


 なるほど。


「御配慮いただき、ありがとうございます」


「構わんよ。どうせ学園としてもは表に出したくない話。徹底的な箝口令と、もし噂が流れてしまった場合は対抗する情報工作まで行う。これが職員会議の結論だ」


「すみません」


「謝ることはない。出雲学園の事なかれと隠蔽体質は知っているだろう?」


「はは、そうですね」


「まあ学園の動機はともかく気を休めることはできるはず。そう思って話させてもらった」


「ありがとうございます」


 この人、言葉だけじゃない。

 本当に正直で思慮深い人だ。

 実情を受け容れられるよう、話す順番も考えてくれてる。

 会ったばかりのウチでも信用できそうなのがわかる。

 まさか、こんな先生が出雲学園に来るなんてな。


 若杉先生がタバコに火を点ける。


「あいにく私に精神療法の心得はない。何とかしてくれと言われても、医者としては何もできない」


「はい」


「ただ話を聞いてやるくらいはできる。それでいいなら事情を話してみないか?」


「ですが、事情は先生も知ってると今し方おっしゃいましたよね」


 煙を大きく吐き出した。


「タイムラグ」


「はい?」


「龍舞が麗花を見つけた時は錯乱していたという。しかし高校を出るまで、表面上は平静を装っていたと聞く。だったらその後に大きなショックを受ける事件が他にあったと考えるのは自然だろう」


 ぜんぜん自然じゃない!

 事も無げに言うけど、普通そんなところにまで頭回らないから!

 しかもたったあれだけのやりとりで!


 この先生、怖い……。


「じゃあ、芽生を連れてくるのを遅らせろと言ったのも?」


 若杉先生が微笑を浮かべた。


「人払い。今の時点では私も職員会議で話された以上の事情は知らない。しかしそれも含めて、あの二人に全てを話すというわけにもいくまい。その対処法くらいなら相談に乗ってやれるぞ」


 すごいな、本当に「大人」だ。

 物言いが恩着せがましくないし、弁えてる。

 だけど……。


「ウチの直面した『事情』はあまりに重すぎます」


「構わない。年齢を経れば受け容れられるキャパシティも大きくなる。それだけが私みたいなオバサンに与えられた異能なのだから」


「異能って」


 吹きだしてしまった。

 それ以前にオバサンじゃないけど。

 年齢はもっと若いはず。

 でも、二葉ちゃんのお母さんを思い出させる落ち着きと分別。

 中身の年齢が見かけ以上なのは間違いない。

 もちろん、いい意味で。


 決めた。

 どうせもう失うものはない。

 ここは若杉先生を信じてみよう。


「では御言葉に甘えさせていただきます」


 ――話し終えた。


 若杉先生がぽつりと漏らす。


「あいつら、人間じゃないな」


「信じてくれるんですか?」


「本来なら私も一方の言い分を鵜呑みにはしない。だけどパチンコ店に起こったことは田蒔や龍舞からもどうせ同じ話を聞く。体育倉庫以降については、あの二人ならやる。間違いなく断じきれる」


「あの二人ならって」


「保健室には色々な情報が入ってくる。総合的に判断して違和感をおぼえないから。だけど二人について、私は何もしてやれない。できるのは第二、第三の麗花を生み出さない様、注意を払うことだけだ」


「いいえ、その御言葉だけでも嬉しいです」


 ふっと、微笑が浮かんだ。


「特に渡会妹、いや兄もだな」


「一樹? 二葉ちゃんはわかりますが」


 若杉先生が首を振る。


「今あの二人と渡会兄、同じクラスなんだ」


「あちゃあ」


 思わず天を仰いでしまった。


「渡会妹が引き金になってるし、その過程では母君まで関わっている。あの異常な二人がいったい何をしでかすか。兄妹は私の目が届く様、できるだけ保健室へ引きつけるよ」


「ありがとうございます。芽生と龍舞さんにはどこまで話したものでしょう」


 若杉先生の言う通り。

 全てを包み隠さず話すのが望ましいとは思えない。

 若杉先生は大人だから平然と聞いてくれたけど。

 ウチですら錯乱した現実を、同じ高校生に背負わせるのはヘヴィすぎる。

 そうでなくても二人には家業の件で迷惑を掛けているのに。


「『鈴木と佐藤に悪い噂を流されて、新しい高校でイジメにあった』。両親については『二人の巧妙な言い訳で親まで騙されてしまった』でいい」


「それだけで?」


「高校が別になってまで執拗に危害加えてくるだけで、十分大した話だぞ。イジメでの自殺も話題になる昨今、二人は十分想像を膨らますよ。『自殺しようとするだけの何かがあったのだろう』って。『そこまで追い詰める鈴木と佐藤は悪魔だ』って」


「なるほど」


「どんなに考えたところで絶対に真実へは追いつかない。だったら説明は田蒔と龍舞自身の脳内妄想に委ねればいい。麗花が遭わされたのは、そういうレベルの危害なのだから」


「はい」


「体育倉庫の件は絶対話せない。彼氏の件は体育倉庫と繋がるから話せない。英子の件は子供が受け容れるには重すぎる。母君と佐藤についてはもってのほか。その場限りの錯乱で済んでよかったよ」


「よかったよ、って」


「もし錯乱しなかったら、私なら間違いなく二人をその場で刺し殺している」


「ですよねえ――はっ!」


 慌てて口を抑えた。

 だけど若杉先生がくすりと笑う。


「構わないよ。今は私しかいないのだから肩肘張る必要も無い」


 優しげな、落ち着いた口調。

 胸の奥から衝動が突き立ててくる。

 あ、だめ。

 抑えきれない。


「うわあああああん!」


「よしよし。辛かったろ」


 胸に飛び込んだウチの背を、若杉先生が優しく撫でてくれる。

 こんな、こんな頼れる先生が中等部時代にいてくれたら。

 ウチはこんな溜め込まずに済んだのに。

 きっと何でも話せたのに。

 今は、今だけは、先生の胸で甘えさせてください……。


 ――ひたすら泣き終えて、若杉先生から離れた。


 すると、若杉先生は机に向かい何やら筆を走らせる。

 そして引き出しを開け、メモと分厚い封筒を渡してきた。


「これは?」


「今の状況じゃ自宅には帰れまい。かと言って、あの二人のどちらかに世話になる麗花じゃないだろう。当座の金を貸してやるから、これでアパートを借りろ」


 一〇〇万円はある。

 当座どころか何ヶ月分かの生活費になるんですけど。

 封筒には【四月分給与】と書いてある。

 若杉先生って、こんなにお給料もらってるんだ。


 こんなのいきなり差し出されて、本来なら断るしかない。

 だけどウチには誰も頼れる人がいない。

 しかも先の先まで読み切っての申出だ。

 ならば……。


「ありがとうございます。きっといつかお返しします」


「はは、あてにせず待ってるよ。保証人が必要なら、私に連絡しろ。外出してない限り、二四時間保健室にいるから」


「二四時間保健室!?」


「通うの面倒なんでな。ここで寝泊まりしている」


 若杉先生が部屋の隅を指さす。

 その先にはありとあらゆる家庭用ゲーム。

 相当の変わり者なのは間違いないっぽいけど……深くは問うまい。


 若杉先生が続ける。


「直通番号はメモに書いてある。万一のために実名は名乗りづらいだろうから偽名を使え。『野々山』でどうだ?」


「構いませんが、珍しい苗字ですね」


「麗花に言われたくはない。私の父方の苗字だ」


 はっ!


「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!」


「あはは……あと、二人には話さなくとも、もし機が来たら渡会兄妹の母君には事情を話しておいた方がいい」


「おばさまにですか?」


「話を聞く限り、とても聡明と見受けられる。麗花の味方になってくれるだろう」


「いえ……でも……」


「勘違いするな。これは彼女のためでもある」


「おばさまのため?」


「危害が母君にまで及ばないとは言い切れまい」


 確かにそうだ。

 うちの母をああまで完壁に洗脳してしまったのだから。


「わかりました。でもそれはどんな機でしょう?」


「私にもわからない。ただそういう機は、きっと天が教えてくれるものだよ」


 ここまでとても論理的だったのに、どうしていきなりオカルト!?

 でも、いっか。

 本当にそういうものだと、ウチも何となく思うし。


「はい。では天啓を待ちます」


「素直でよろしい……おっと、駆け足の音が近づいてくる。田蒔が来た様だな」


 若杉先生が片目を瞑る。

 「じゃあ打ち合わせ通りに」という合図。

 うちもウィンクで返す。

 なるほど、鈴木の言う通りだ。

 ウチと大場君の間に「LOVE」はなかったのだろう。

 だって今、ウチは若杉先生の心が手に取るようにわかるから。


 ――ガラガラと扉が勢いよく開いた。


「レイカ! 大丈夫!?」


 そして、血相変えて飛び込んできたコイツも。

 普段はすましてるくせに、なんてわかりやすいヤツ。


※※※


 若杉先生の読み通り、二人は『しばらく家に来い』と言ってくれた。

 だけど「通帳持ち出してきたから」と嘘を吐いて辞退した。

 アパートは約束通り若杉先生が保証人になってくれた。


 高校の処分がどうなったかは知らないけど、どのみち二度と行けるわけがない。

 自立するため、年齢を偽ってホステスを始めた。

 するとたちまちナンバー入り。

 結構天職っぽいと思ったりするから皮肉なものだ。


 そして……しばらく経ったある日、埠頭の集会にて。


「レイカ、その髪にそのメイクはどうしたの!」


「はは、アキラさんのチーム入れてもらっちゃった」


「はは、じゃない! それに『アキラさん』ってどういうこと!」


「ま、色々と」


 芽生がアキラさんに怒鳴りつける。


「アキラ、今すぐ止めさせなさい!」


 アキラさんが頭をかきながら、だるそうに答える。


「めんどくさい。アタシがどうのこうの言うもんじゃねーだろ」


「アキラ!」


 なんて騒がしい二人。

 だけど口先だけじゃない。

 二人ともウチのために体を張ってくれた人達。


 鈴木と佐藤というパンドラの箱を開け、ウチは全てを失った。

 だけど最後には希望が残されていた。

 芽生とアキラさん、二人の大事な友達が。


 大丈夫。

 二人がいる限り。

 ウチはまだ他人を信じることを止めずにいられる。


 そして神様、祈ります。

 どうかウチに「機」を悟らせないでください。

 おばさまに話して、二人を巻き込まずに済むとは思えない。

 穢れなき二人を、穢れきった二人の供物に捧ぐ。

 そんな日が決して参りませんように。


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― 新着の感想 ―
[一言] 鈴木と佐藤は今まで観たり読んだりした数多の作品で出てきた敵役の中でもトップクラスの悪です。 正直ここまで腐った奴らは一般的な作品ではそうそう登場させられないでしょう…見る人のヘイトを解消しき…
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