チーム特訓
どうもセイヤです。
美少女3人+1と放課後特訓の約束をしたセイヤです。
羨ましいでしょー!!(笑)
ということで放課後です。
サリカが闘技場を借りてくれているらしいからみんなで向かっている。
闘技場へ行く途中でロイが呟く。
「しっかしよく闘技場を借りれたっすねぇ」
ん?
普通はあまり貸してくれないのか?
まぁ闘技場だもんな。
……じゃあ何で今回は貸してくれたんだ?
みんなが思っている疑問をサリカが答えた。
「ライラ先生に言ったら貸してくれたわ」
ライラ先生?
……あぁ担任か。
あの人何だか張りきってたから貸してくれそうだな。
みんながなるほどと納得する。
そんなことを話していると闘技場へ着いた。
前に授業で模擬戦をしたときと同じくらいの大きさだな。
これなら十分戦えるだろう。
そして俺は気になっていたことをサリカに聞く。
「この闘技場でどんな特訓をするんだ?」
サリカは笑顔で答えてくれる。
「チームワークの特訓をしようと思うんだけど……」
サリカが困ったような表情をうかべる。
急にどうしたんだ?
「みんなの実力が分からないとチームワークの特訓も出来ないと」
レイが言ってきた。
なるほどな。
確かに仲間の実力を知らないと適切な指示を出せないもんな。
「……うん」
サリカが元気のない声で返事をした。
やっぱりみんな自分の力を見せたくないのかな?
いずれ見せることになるんだったら今見せても同じ様なものだと思うんだけど。
「ならば全員模擬戦をしようじゃないか」
「模擬戦を?」
レイの提案にサリカが聞き返した。
「あぁ、模擬戦をすれば実力も分かるだろう」
まぁ確かに実戦に近い戦いの方が本当の力も出しやすいとは思うけど……。
なんか突拍子もない提案だよな。
「うん! 確かにそれいいかも!」
えぇぇぇぇ!!
それでいいのかよ!?
もうちょいましなアイディア無かったのかよ!
「あ、でも……どういう組み合わせでするの?」
「ジャンケンでもくじ引きでもいいんだが……私は一番実力が分からないセイヤが全員相手にするのがいいと思うぞ」
えぇぇぇぇぇええ!!!!
お前は何で突拍子のない提案ばっかりするんだよ!
実はお前バカだろッ!
「それはさすがに可哀想だよ」
……委員長はやっぱり優しいんだな。
「全員じゃなくて1人1人相手にしてもらおう」
さっきの俺の感動を返せッ!
お前もバカだろッ!
みんなも「それがいいね」みたいな顔してんじゃねーよ!
これはもう数の暴力だろう!
まぁ結果的に言えばそれを断れるはずもなく、全員の相手をさせられる事になった。
美少女3人+1と模擬戦できるぞ!
羨ましいだろッ!(涙)
こうして4人を相手に模擬戦をすることが決定したのだった。
評価よろしくお願いします!




