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休日の豚狩り!(3)

 どうも作者に1時間の苦労を全てカットされたセイヤです。


 あの後頑張って1時間探してオークを見つける事に成功しました。

 今丁度草むらに隠れて観察中です。


 え~と観察結果です。

 オークの数は3匹。

 全員が俺(170)より身長が高い。

 豚。

 太ってる。

 豚。

 全員がデカイこん棒を持っている。

 豚。


 つまりどういうことかというと、デカイ豚が3匹いると言うことです。

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

 特にやることがなくなりました。

 と言うことで早速殺っちゃいたいと思います。


 俺は静かに腰からダークブリンガー引き抜く。

 そしてさらに、


「『影剣』」


 左手に影の剣を用意する。


 これで突撃準備は整った。

 後は突撃するだけだ。


 タイミングを見図る。

 全てのオークが俺に背を向けた。

  

「今だ!」


 俺は素早く草むらから抜け出し、一番近くにいるオークへと突っ込んでいった。


「フゴ!」


 途中でオークに気付かれたがもう遅い。

 既に俺の剣がオークの首へと降り下ろされる最中だったから。


 グチュリ!


 オークの首を切り飛ばした。


 太っているせいかいつもよりイヤな手応えを感じた。

 だがそれを押し殺し、後の2匹へと意識を向ける。


「「…フゴ」」


 2匹とも急な展開に頭が回っていないようだ。


 まぁ、アイツらに回る脳があるのかは謎だがな。


 唖然としている今がチャンスだ。

 しかし、2匹とも直ぐ側にいるから1匹ずつ対処出来ない。

 こういうときは、


「『霊影剣ゴースト・シャドウ』」


 影剣が俺の手元から離れ、宙を舞う。

 

 こんなら2匹同時でも戦える。


 再び地を蹴り、オークへと突っ込んでいく。


「「フゴォォォォオ!!」」


 さすがのオークも状況を理解したのか怒ってこん棒を振り回してくる。

 しかし、その全てが単調すぎて避けられてしまう。


 俺はオークが大振りをしたのを利用してオークの体へと接近する。

 もう1匹のオークは霊影剣ゴースト・シャドウが足止めをしている。


「フゴッ!」


 オークを切る。

 再びあのイヤな感触が手に伝わる。


 俺はそれを気にしないようにする。


「後1匹!」


「フゴォォォ!」


 オークは霊影剣ゴースト・シャドウに苛立っているようだ。


 セイヤはこれをチャンスとばかりにオークの真横へと近付いく。

 そしてそのまま、


「フゴッ!」


 ダークブリンガーで頭を貫いた。


 今度はあんまりイヤな感触がしなかったな。

 突きだったからか?

 まぁ、いいや。


「とりあえずこれでオークの討伐は成功だな」


 セイヤは少し疲れたように呟いた。


 今回はちょっと精神的にしんどかったな。

 あの感触がなければこうもならなかったんだがな。



 こうしてオーク討伐は終わりを迎えるのだった。

評価よろしくお願いします!

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