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模擬戦の終了

 俺は先生に勝った。

 少し人間とは思えない動きをしてしまったが問題ないだろう。……多分。


 そんなことを考えていると先生がムクリと起き上がった。

 そして、ステージへと近付いてくる。


「はは、やられてしまったか」


 先生は悔しそうに、でも嬉しそうに笑っていた。


「いえ、剣だけじゃあ勝てませんでしたよ」


 先生のガードを越えて攻撃をすることは出来なかった。

 それにまだ余裕そうでもあった。

 やっぱり経験の差か。


「ふ……謙遜するな。お前ならあっという間に俺を超えるだろう」


「……先生」


 実際に俺はどんどん成長しているのを感じる。

 さっきやった剣を足場にして飛ぶなんてこの世界に来たばかりならできるはずもないだろう。


「ふむ、しかしお前よく剣を足場にするなんて考えたな。普通はあそこで諦めるんだが」


「え、えぇ。あの時はやけくそで何も考えずにやっちゃいました」


 ホントはラノベとかで見たことがあって、咄嗟に出たなんて言えない。


「ふむ、お前の良さは、常識を超える考えとそこから繰り出される変幻自在の攻撃だ。今後もそこを伸ばしていけよ」


 先生はそう言って生徒達の方へと歩いていった。


 変幻自在……。

 俺の能力も変幻自在だよなぁ。


「じゃあこれで模擬戦は終了だ。お前ら借りた武器を返したら解散だ」


 その声に生徒達が続々と武器を返しに行った。


 俺も突き刺した剣を回収して戻しに行った。


 そして、全員集合だ。


「各自今日の模擬戦で反省できる点を考えて次に繋げること。じゃあこれでこの授業を終了とする。解散!」


『ありがとうございました!』


 みんな帰っていく。


 俺も帰る。


 こうして模擬戦は終了したのだった。

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