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またまた学園長室にて

 足早なエレナさんの後を付いていったから学園長室はあっという間だった。


 俺はドアの前に立ち、なれた手つきでドアのぶを回した。


 ガチャ


「おはよう」

 

 椅子に座っているニーナに挨拶をする。


「うむ。おはようなのじゃ!」


 今日のニーナも元気いっぱいのようだな。


「それで、俺を呼んだ理由はなんだ?」


 まぁ、編入前だからその辺の話だろ。


「うむ。色々あるけど……制服似合っておるのじゃ」


 ニーナが笑顔で言ってくる。


「あ、ありがとう」


 そんな笑顔だと恥ずかしいんだけど。


「クックッ。まぁ、立ち話も何だから座るがよい」


 前回と同じようにニーナの対面するように椅子に座った。


「それで、お主に話したいことじゃが、3つある」


 小さな手を前に出して、指を3本たてる。


 俺は頷いて話を聞く。


「先ず1つめじゃ。お主が編入するクラスが決まったのじゃ」


「俺が入るクラス?」


 あぁ、そう言えばそんな話をまったく聞いていなかったな。


「うむ。お主が入るクラスは2ーEクラスじゃ」


 Eクラス……そんなに数があるんだ。

 まぁ、学園の大きさから言ってもそれくらいはあるだろうな。


「他のクラスより少し遅れているが、平民だけしかいないからお主も大丈夫じゃろう」


 なるほどね。

 俺のことを考えてやってくれたのね。

 しかし、平民だけのクラスか。

 他のクラスからイジメられてそうだな。

 まぁ、その時はそのときか


「それなら安心だ」


「そうじゃろう。次に2つめじゃが、Aクラスには注意するのじゃ」


 ニーナが真面目な顔で言ってくる。


「そんなにヤバい奴等の集団なのか?」


 俺の言葉にニーナが首を横にふる。


「違うのじゃ。Aクラスは位の高い貴族や王族がいるのじゃ。変なことをして目をつけられたらもうおしまいじゃからな」


「分かった。注意するよ」


 しかし、貴族に王族とはまたラノベに出てきそうな奴等だな。

 なんか後々一悶着ありそうな気がするよ。


「最後に3つめじゃが、お主に編入試験を受けてもらいたいのじゃ」


「は?」


 編入試験?

 へ?今日から編入するのに編入試験?


「まぁ、編入試験と言ってもお主の実力を見るだけのものじゃ。絶対に落ちたりせぬから気軽のやるがよい」


 気軽にやれって言われても心の準備が必要だろう。

 せめて昨日ぐらいには言っとけよ。


「はぁ、分かったよ」


「うむ。じゃあ早速行くのじゃ!」


 へ?

 今から行くのかよ。


「はぁ、行くって何処に?」


「大闘技場じゃ!」


 大闘技場?

 

「まぁ、何でもいいから早く終わらせよう」


「うむ。着いてくるのじゃ」


 こうして、俺は編入試験を受けることになった。

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