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我と影使いの出会い

「我は王都ロードラにあるパラケルスス学園の学長をしているニーナ・エレメントじゃ!」


 後々歴史的出会いになる瞬間はこうじゃった。



 ◆



  2日前


 我が学長室で寛いでいると国からの使いがきよった。

 使いからある依頼の話を聞いた。

 話によれば5日前からある村で3人の魔族が暴れているというものじゃった。


 話を聞くかぎりでは反逆魔族達の一員だろうと思ったのじゃ。

 反逆魔族とは人間や他の種族とも和解・・をした魔族達の中にもその和解に納得がいっていないものが100年前くらいに作ったものじゃ。


 丁度暇じゃったので受けることにしたんじゃ。


 王都から村までの距離は、馬で4日といったところじゃ。

 じゃが我は魔法で空を飛んでいくからその半分以下で行けるのじゃ。



 ◆



 空を飛んでから2日が経った。


「もうすぐ例の村じゃな」


 結構遠くに村が見えてきた。


「ほほぉ、もうやってるみたいじゃな」


 村の方から砂煙が見える。


「どーれ! 強いものはおるかのぉ」


 我は目をつむり周りの気を探ってみる。


「ほほぉワイバーンか。それに……魔族と戦っているのはホントに人間かのぅ」


 とても人間とは思えぬ気を持つ奴を見つけた。


 ふふ、これは面白そうじゃのう。


「じゃがその前に『爆発エクスプロージョン』!」


 ワイバーンを消滅させてしまおう。


 ワイバーンは跡形もなく消し飛んだ。


 ワイバーンの近くにいた男がこっちを見ているようじゃな。


 我は地上に降り、男に近づいた。


「王都から助けに来てやったのじゃ!」


「あ、ありがとう」


 男は少しビックリした顔をしておった。


「ふふ、あっちも終わったようじゃな」


 魔族と戦っていた奴もどうやら勝ったようじゃな。

 興味が湧いてきたぞ。

 一度会ってみたいぞ。


「すまぬが待たせて貰ってもよいかのう」


「あぁ、好きにしてくれ」


 うむ、お言葉に甘えるのじゃ。



 ◆



 少ししてから森から1人の少年? まぁ、自分の学園にいる生徒と同じくらいの歳の男が魔族を背負ってて出来た。

 我はビックリしたのじゃ。

 どんな大男が出てくるかと思いきや、黒髪の少年が出てくるとは思わなかったぞ。 

 しかし、その肉体にはまだ使いこなせていないが凄い力が宿っているのが分かったのじゃ。


 つくづく面白いと思ったのじゃ。

 こやつがもっと強くなったところを見てみたい。そう思ったんじゃ。


 我がワイバーンを倒したと言えばめちゃくちゃ驚くし、か、かわいいなどと言われてしまうし……。


 ごほん! ホントに面白い少年じゃ。

 しかし、このままじゃあこの可能性を蔑ろにしてしまうかもしれん。

 よーし!


「我の学園に来ぬか少年」

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