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民明書房刊 役に立たないネコのコトワザ図鑑   作者: ロータスシード


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竹輪の友

竹輪の友

挿絵(By みてみん)


民明書房刊『江戸・裏社会の掟―非情なる互助会の真実―』より抜粋

竹輪之友ちくわのとも

現代、ビジネスにおける「一時的な戦略的提携アライアンス」を揶揄する言葉として使われる「竹輪の友」。その凄惨な起源は、室町時代末期、瀬戸内海の海賊集団**「散火猫さんかびょう」**が交わした、血塗られた誓約の儀式に遡る。


起源は「一穴のいっけつのり

当時の無法者たちは、互いを一切信用していなかった。そこで考え出されたのが、一本の巨大な竹輪の両端から二人で同時に食らいつき、最後の一口まで協力して平らげるという**「共同摂食の契り」**である。


竹輪という共通の獲物リソースを共有している間だけは、背後から斬られる心配がない。しかし、中心部で互いの唇が触れるか触れないかの刹那、ちくわが消滅した瞬間に友好関係は決裂する。これが、利益のみで繋がる危うい関係を示す**「竹輪の友」**の語源である。


武道における「刹那協力せつなきょうりょく」の理

共有財産ちくわという絶対神: 二匹の猫(企業や組織)が並んで座っているのは、友情ゆえではない。ただ、その中心に「ちくわ」という名の利潤が存在するからに過ぎない。武術界ではこれを**「目的共有のターゲット・トラップ」**と呼ぶ。


終焉の予感: ちくわを食い尽くした瞬間、そこにはもう「友」はいない。残るのは「最後の一口」を奪い合う敵か、あるいは互いの存在を忘れたかのような無関心。現代のJVジョイント・ベンチャーが事業終了と共に霧散する様は、まさにこの**「残飯霧消ざんぱんむしょう」**の理に基づいている。


現代の兵法としての解釈

「竹輪の友」を得た者は、決してその相手に背中を見せてはならぬ。ちくわが減る速度を常に計算し、最後の一口が消える瞬間に、いかにして素早く**「脱兎の如き退却アグレッシブ・イグジット」**を果たすかが、現代の電脳戦場を生き抜く鍵となる。


ちなみに、江戸時代の浮世絵には、一本の竹輪を巡って三日三晩睨み合いを続けた二匹の猫が描かれているが、これは**「膠着状態デッドロック」**の語源となった伝説の戦いとして、IT業界の古参エンジニアの間で密かに語り継がれている。


豆知識:竹輪の穴の正体 なぜ竹輪には穴が開いているのか。それは、かつての「竹輪の友」たちが、穴を通して相手の殺気を読み、裏切りの気配がないかを監視し合うための**「監視孔モニタリング・ホール」**であったからだ。


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