第百四十三話 戦さ場で、信玄公を看取る 【創価編】
時代は、昭和の終わりから 平成の始まりぐらい、創価小学校に在籍していた 俺 東 清二は、期末テストの勉強の為、戦国時代での俺に 付いて、語ります。最期のかっぱぎで、上洛を果たそうとする 武田信玄を、当時の俺 織田二郎三郎信長が、戦さ場で 看取ろうとします。果たして?今の俺の名前、近況、状態、俺が 死んだ後、所属する組織の名前も、描かれています。では!
時代は、昭和の終わりから 平成の始まりぐらい、全ての事柄のキーパーソンで、最後の最後の人生を送る 俺 東 清二 小学校五年生は、転落と流転の末、東京都の西部 多摩地区にある 創価小学校に在籍していた。住んでいるところが、創価小学校の高学年のサッカー部員の暮らす 寮で、俺が 数十人分のトイレ掃除を担当している以外は、悪くない暮らしだ。もともと 創価の寮には、小5の鈴木 史郎に、渋川剛気のカミさんの史郎の母親と、俺の側の人間が2人も居て、すぐに俺は 環境に適応出来た。そして、俺の全ての人生 通しての宝物 ピノコ・ナディア・哀姫という名の、年齢が6歳のままの少女が住み着き、哀姫の番犬 ペス公こと 日本で1番偉い人 渡辺恒雄が、顔を出すようになり、俺の唯一無二の子分で 裏稼業のトップ 菅原文太も、顔を出すようになっていた。俺の天使に成る前の、最後の最後の人生が好転していたが、送り込まれるシリーズの最後の選択肢 福岡の極道編で、俺の人生は 破綻する。まさか ジャイアンとジャイ子が結婚していて、糞詐欺師 クソ高倉健の後継ぎになるとは…。
創価小学校では、きちんと期末テストがあり、それに向けて 社会の歴史の戦国時代での俺 織田二郎三郎信長の時の話を、語ってきた。信長 包囲網が作られたが、別に戦えて 【円】という念能力、伸ばした【円】の中での事が、手に取るように解るという念能力を、俺も 織田家の主要な者たちも、使えるようになった。そんな中、戦国時代 最強の騎馬隊を誇る 武田信玄が、上洛を目指し 進軍して、織田家と同盟を結んでいる 松平元康が、命からがら 敗走したところまで話した。
「羽柴秀吉と蜂須賀小六は、鉄砲隊を連れて 崖の上で、待機しててくれ。何処か?は、【円】を使って、各々 判断しておけ。オダギリジョーは、俺が 上杉謙信だった頃から、武田家の状況や 状態を知っているので、俺に 帯同して付いて来てくれ。多分、武田信玄を、俺が 看取ることになるし、正直 、信玄公が、心血注いで 作り上げた 騎馬隊を、鉄砲隊の餌食にしたくない。武田信玄が死に、代が変われば 織田家 自慢の鉄砲隊と長槍の出番だ。出陣!」と俺。
織田軍の職業軍人達を連れ、武田信玄の騎馬隊が通るなら、ココしかないという所に、竹と紐で 柵を作らせる。その場所を見下ろせる 崖の上には、羽柴秀吉 率いる鉄砲隊と、蜂須賀小六 率いる鉄砲隊が、いつでも 撃てる状態のまま 待機している。
そして、武田家の足軽たちが、姿を見せた。
「織田家 当主、織田二郎三郎信長だ。足軽じゃ、話しにならねえ。武田 家の重臣を、連れてこい!」と俺。
柵があり 織田軍の職業軍人達が、長槍を構えており、動揺がはしる 武田家の足軽たち。
「時間が、ないんだぞ!」と、足軽たちを叱りに来た、怒った様子の武田 家の重臣が、姿を見せた。
「お前の名は、どうでもいい。俺の名は、先程 名乗った。俺の解る 範囲だと、武田信玄公は、もうすぐ 寿命を迎えるだろう。俺としては、好敵手として 最期ぐらい、看取ってやりたい。か?このまま 武田家が、進軍しようとすれば、全滅させてやるよ。俺を 信玄公のもとに案内するか?全滅か?好きな方を選べ」と俺。
「武田信玄公の、死期が近いことを察している…。貴方様のお名前は?」と、武田家の重臣。
「そこの雑兵に、訊け!時間がない」と俺。
「織田 信長 本人らしいです」と、武田家の足軽。
「織田 信長公、自らが 最前線で指揮を執る。織田家が、領土を拡大していける訳が分かりました。私が責任を持って、信玄公のところまで、案内します。なので、崖の上に控えている 鉄砲隊から、見逃してください」と、武田家の重臣。
「ああ。羽柴秀吉!小六!俺が、生きてここに 戻って来なかったら、撃て。オダギリジョーは、途中まで 付いて来てくれ。織田家の職業軍人たちは、ここに残れ。とっとと、案内しろ。武田信玄が、いつ 心疾患で 死んでも、おかしくない状態だぞ」と俺。
「嘘をついたり、影武者だったり、信長公に 少しでも 危害があったら、お前ら 全滅させるからな」と、オダギリジョー。
「分かりました。信玄公の乗る輿まで、案内します!」と、武田家の重臣。
武田家の重臣の案内で、武田信玄の乗る輿まで、来た。場所は 戦さ場で、オダギリジョーは ピリピリしているが、【円】を使える俺は、呑気なもので、好敵手の最期に 何とか看取ることができそうなので、襟だけ立たす。
輿の小窓が開き、俺が 上杉謙信だった頃からの好敵手は、年老いて なお強い意志を感じる眼をしていた。
「元 上杉謙信、今は 織田二郎三郎信長だ。武田信玄公を、看取りに来た。武田信玄、群雄割拠の戦国時代では、もう 寿命だろう。よく頑張りました」と俺。
「戦国時代の風雲児 織田信長自らが、看取りに来てくれた。元 上杉謙信だったとは…。それは、敵う訳がない。分かりました。私の人生は、ここまでとします。最期ぐらい、到底 敵わなかった相手と、腹を割って 2人だけで、話しをしたい。よろしいですか?」と、武田信玄。
「ああ、いいよ。その為に、来た。ただし 俺に何かあれば、君の自慢の騎馬隊が全滅だからな。じゃあ オダギリジョー、席を外してくれ」と俺。
「かしこまりました。ただし、いつでも 戦える準備は、しておきます」とオダギリジョー。
俺が、輿へ入り 武田信玄と、2人だけになった。
「最期に、1つだけ質問があります。戦国時代 最強と言われる 武田家の騎馬隊を、全滅させられる方法とは?」と、武田信玄。
「ああ、戦術としては 鉄砲三段といってな、鉄砲隊を三列並べて、火薬や弾込めをしている間に、最前列の者が鉄砲を撃つ仕組みだ。既に 練習を終え、今日 実戦配備した。鉄砲隊の前には、柵を作り とどめは長槍だ。織田家 特製の鉄砲と大砲と技術は、少なくても 日本一だ。試しに戦って、死んでみるかい?」と俺。
「試しません!そんな方法が、あったとは…。手塩にかけた 武田家の騎馬隊を、飛び道具の鉄砲の餌食には、させたくありません。私が 寿命で死に、武田 軍が引けば、織田 軍も、引いてもらえますか?」と、武田信玄。
「ああ、引くよ。君も 参加していた 信長 包囲網とやらの、復讐も しなくちゃいけないしな。それに、俺が 上杉謙信だった頃から 知ってる、武田信玄公の騎馬隊を、鉄砲なんかで 倒したくないからな。君が 死んで、武田家の代が変わり、織田 領内に攻め込む 意志あれば、鉄砲隊の出番だ。それと、君は生まれ変わったら、芸能界が待っているので、名字は 名門 武田のまま、名前を鉄矢としなさい。川中島での模擬演習も兼ねた 合戦で、鉄の矢じりを使って、上杉謙信だった俺を、ぶち切れさせたからね。トラウマとか、自戒の意味も もってね」と俺。
「はい!そうします。将来名、武田鉄矢。良い名前 です。動悸が激しくなってきたので、夢のような対談を終わりとします」と、武田信玄。
「ああ。天国は 、確かに存在するし、達者でな。じゃあな」と告げ、俺は 輿から出た。
武田信玄公は、総員 退却の命令を出した後に、寿命を終えた。たられば だけど、海が見たければ、武田家は 今川家と、同盟を結んだのが失敗だった。勿論、戦国時代 最強と謳われた、武田家の騎馬隊を作り上げた 功績は、称賛に値するけど。
俺は、武田家の者に、「信玄公を、手厚く葬ってやれ。次は、撃つからな」と伝え、武田信玄公を喪った 武田軍は、全員 退却して行った。
それを確認して、オダギリジョーがしんがりを務め、織田軍も 領内へ帰った。 続
《2018/07/07今現在、2回目の東 清二という名と、2回目なので 身体の耐久年数が切れてもいる、俺は やっと最後の最後の人生の晩年を送っている。福岡の片田舎で、最後の最後の人生の為に、一千年かけて 積み上げてきたモノ 全てを失った。それからの十数年間、不幸の王様 クソ大和田の世で、内閣総理大臣も 警視総監も、元 全宇宙の支配者となった クソ大和田が、指名して任命した。ただし 十数年間、敵の手の内で 生き地獄をのたうち回った俺は、2018/07/07今現在、1人で孤独だけど、敵の手の内からは抜け出せた。今日は 七夕で、俺の全ての人生通しての宝物 ピノコ・ナディア・哀姫の誕生日だ。でも、今 哀姫が、どこで何をしているか?知らないし 分からないから、祝いようがない。俺の七夕の願い事は、俺に 俺の念能力を返せ!だ。この生き地獄、長ければ あと13年間と2カ月。なるべく 早く、哀姫に巡り逢いたいなぁ。そうすりゃ、生き地獄じゃなくなる》
こうして、創価小学校の期末テストの為の話をし、俺の過去 織田二郎三郎信長公の時の、武田信玄を戦さ場にて、看取った時の話をした。武田という名字は、良い名字で、武装戦線・顧問になる 武田 好誠という、浜崎あゆみが恋人だった 俺の過去を、武装戦線・相談役になる 江頭2:50が名付けていたりする。次回の話は、信長 包囲網に参加した敵、武田家に 朝倉家 浅井家と、敵味方に分かれた以上、駆逐していきます。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!




