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きよじ  作者: 東 清二
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第百三話 トスバッティング 【創価編】

野球部のない創価小学校において、本物の創価学会の会長の許可を得て、金属バットを手に入れました。昼休みに早速 バットを振って、やっと野球の攻撃面の練習ですが、午後の授業に間に合うわけがない…。

時代は昭和の末期から、平成の始まりぐらいに、俺 ひがし 清二きよじ 小学校五年生は、創価小学校に在籍し、創価小学校のサッカー部の寮にて、暮らしていた。創価での暮らしは、それ程 悪いものでもなく、クソ大和田おおわだの息子と松崎ハゲチャビンという2人の小6の糞野郎が、居なくなってくれれば、当面 何の問題もない。俺は、池田いけだ某ではない 本物の創価学会の会長から、皇太子殿下と呼ばれ、小6の糞野郎2人はともかく、小5のサッカー部員からも 皇太子殿下と呼ばれている。ただし、創価学会の会長からは、俺の存在を「諸刃の剣だ」とも危惧されていた。俺と同じ小5で、同じクラスで同部屋の鈴木すずき 史郎しろうは、創価学会の会長に「皇太子殿下と呼ぶように」と言われてたって、俺のことを 清二きよじと呼んでるけど。


創価学会には、金がない。そこまではいいけど、創価小学校には野球部もない。かつて野球の創始者で、元 ルー・ゲーリック 元 沢村栄治さわむらえいじの俺は、サッカーも 勿論いいが、野球もしたい。まずは学校をサボって、グローブとボールを買い、何とか創価学会の会長の許可を得て、金属バット買って来たばかりだ。俺は、 野球用品店の店長のオススメの小学校高学年から 中3ぐらいまでなら使える金属バットを買ったが、史郎しろうは 高校生から大人が使用する金属バットを選び、「こんだけ大きかったら、凄え打てるに決まってる」と調子に乗っている。


俺や史郎しろうが、創価学会の会長との約束通り、喧嘩で金属バットを使わないように、金属バットの管理は 小5のヒマ部のFWの2人の役目だ。創価小学校は まだ、午前中の授業中だが、早速 金属バットの管理をしてもらう。

「小5のヒマ部のFWの2人、金属バットを2つ買って来た。これで、野球の攻撃の練習も出来る。さて、俺の持っている 小学校高学年くらいから中3までが使用する、野球用品店の店長のオススメの金属バットと、史郎しろうの選んだ 高校生から大人用の俺たちでは、重くて まだ扱えない金属バット、どちらを管理したい?」と俺。

2人のヒマ部のFWは「皇太子殿下の選んだ方が良い」と、口を揃える。

「バカ!大人用の金属バットの方が、打てるに決まってるだろ!」と、史郎しろうが食い下がる。

「まぁ 金属バットの管理は、君たちがするのが条件だったから、どちらでもいい。1本づつ管理してくれ」と俺。

金属バットを渡し、遅れて 午前中の授業に参加する。授業が終わり昼食を食べ、早速 俺と史郎しろうに小5のヒマ部のFWの2人と、金属バットを使った野球の練習をすることにした。


まずはバットの持ち方、振り方 使い方と俺が教え、取り組んでみる。小さい方の金属バットは、全員 空気を震わすぐらいのスイングが出来たが、大きい方の金属バットでは、波を打つようなスイングしか出来なかった。

「じゃあ 素振りはいつでも出来るから、トスバッティングをしよう。ボールは、軟式のボールでね。金網をぶっ壊すぐらいの、バッティングを目指そう」と俺。

グランドの金網の前まで行き、俺は見本を見せる。俺の正面に 史郎しろうを正対させ、しゃがませる。

「この状態だと、どう打とうが 史郎しろうの方には、ボールは飛ばない。ストライクゾーンは、基本的に胸から膝までの高さで、バットが届く距離までだ。じゃあ史郎しろう、軟式のボールを放ってみてくれ」と俺。

「わかった」と、史郎しろう。ボールを放る。俺はスイングし、ボールは金網にめり込むぐらいの勢いで、打てた。店長のオススメの方の金属バットではね。

「ある程度以上 強い打球を飛ばせば、今はOKだ。ちなみに史郎しろうの選んだ方の大人用の金属バットだと、あんまりしたくはないけど、バットを短く持ってスイングするしかないな。それなら、打てる」と俺。高校生から大人用の金属バットでも、バットを短く持てば 打てる見本を見せた。


「そんで、この中に小さい頃は左利きで、右利きに矯正された人はいないかい?」と俺。

小5のヒマ部のFWの2人は、最初から右利きだったみたいだが、史郎しろうが「清二きよじ、オレ最初は左利きだった。母ちゃんに、右利きにされた」と言う。

「フフ笑。キャッチャーとして 俺の全力の速球を捕球することが出来て、尚且つ 元 左利きか。さすがごうちゃんの義理の息子で、それだと確実俺の側の人間の者は、違うね。史郎しろうは、野球との出会いは運命だ」と俺。

清二きよじ、確かにプロ野球選手が裸足で逃げ出すくらいの清二きよじの球は捕れるけど、オレが元 左利きだったことが、何で運命なんだ?」と史郎しろう

「うん、説明するよ。だいぶ昔、俺が黄金比の目といって、色々な物や形 数字 距離と、どれくらいが一番ちょうど良いのか、分かっていた時期があった。その時期に当時の俺が、色々なスポーツの黄金比の数字を定めた。野球も その内の一つで、人間が100メートル走るのには8秒台前半だろう。野球のボールの球速は、190キロが限界だろうと、試算して今の野球のルールがある。守備は右利きを前提とし、左利きだとファースト、ピッチャー、外野手に限られる。日本人は、右利きの人の方が多いからね。だから史郎しろうみたいな選手のことを、右投げ左打ちの選手と言うのだけど、これが一番良い。大体、ホームベースがこのくらい」と俺。地面にバットで、ホームベースの形を土を削って書く。


「そして、バッターボックスと言って、バッターはボールを打つまで、バッターボックスの中にいなければいけない。ここから一塁ベースまで走る距離が、最低でも二歩か三歩違う。数字が黄金比で出来ていたら、アウトになるのとヒットになるのに、この二歩分三歩分の差が凄く大きい。だから史郎しろうは、右投げ左打ちのキャッチャーだ。これを、運命と呼ぶ」と俺。

「はっはっはー笑。さすが、オレだ」と史郎しろう

「僕たちも、右投げ左打ちじゃ 駄目なのですか?」と、小5のヒマ部のFW。

「うん、打線は水物と言って、野球の攻撃面では、ピッチャーとバッターの一対一の勝負じゃなくて、バッター1人に対して、相手チームは キャッチャーも入れて9人だ。史郎しろうみたいに、生まれ持って左利きならともかく、急ごしらえで 右利きなのに左打ちをすることはない」と俺。

「そうか!確かに、一対九だ。無理をしてまで、左打ちをしちゃダメなのか…。」と小5のヒマ部のFW。

「うん、でも 小5のヒマ部のFWの2人は、素振りを見ても分かるとおり、運動神経が良い。今の創価小学校の小5より下は、全国から運動ができる子供が、集められてる。資金面は、わざわざ生活保護を適用させてね。だから 小5のヒマ部のFWの2人は、右投げ右打ちでいいから、しっかり考えて しっかり練習してくれ。小4のサッカー部のFWは、糞野郎がチームに居ない分、伸び伸びと練習をして なかなかのFWだしね。君たち小5のヒマ部のFWの2人は、小6に糞野郎が2人もいた分、サッカー部の攻撃面の全体練習をせず、その分 1年時間をロスしている。幸い君たち小5のヒマ部のFWの2人は、足も速いし 1番バッター2番バッターを、してくれ。俺が、3番バッター。史郎しろうが、四番バッターでね」と俺。

「はい!」と、小5のヒマ部のFWの2人。


清二きよじ、オレ 4番目か?」と史郎しろう

「馬鹿 史郎しろう君、攻撃面 打撃陣で 四番バッターは、チームの顔だ。サッカーに例えると、背番号10番だ。一二番が塁に出て、3番4番で得点を取るのだよ」と俺。

「なんだ、チームの顔か。それなら、オレ 四番バッターでいい」と史郎しろう

「じゃあ、小5のヒマ部のFWの2人は、キャッチボールは すぐ捕ってすぐ投げる練習を。トスバッティングは、今のところ 自由に練習してくれ。もうすぐ創価小学校の、午後の分の授業も終わる時間だし」と俺。

「気付いたら、そんな時間!知らなかった…。」と、俺を除く 3人。

「じゃあ放課後は、野球とサッカーに別れると思うけど、張り切っていきましょう!」と俺。

「はははっ笑、清二きよじのおかげで、午後の授業をサボれた」と史郎しろう

小5のヒマ部のFWの2人は、慌てて 教室へと向かって行った。


《野球か…。俺の1番好きなスポーツで、俺は日本の国技は 野球でいいと思っている。それが、この2回目のひがし 清二きよじとして、最後の最後の人生 その分、最低最悪の人生を2017/10/08今現在まで送っている俺は、中学生以降 マトモに野球をしていない。どこで間違えたかは、分かっている。創価の後、クソ大和田おおわだと その軍師 クソ木村公一きむらこういちの最後の一手、最後の何処かへ送られる選択肢の福岡の極道編で、ここ一千年かけて積み上げたものが、バラバラと崩壊した。まず、ジャイアンとジャイ子が、あり得ないことに結婚していた。そして、俺が思っている事と反対のことを言うと、信じ込み 言い張り 勝手に其れを公式記録とした、そんでもって 俺や俺の側の人間たちの存在や情報を、クソ大和田おおわだにもたらし続けた糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんが、その結果 俺の側の人間に成れたと信じ込み、ノコノコとやって来た。この糞詐欺師は、追い返すのも一苦労で、遺言は「こんちきしょう」だ。もう1人 勘違いをしていたのが、クソ大和田おおわだに唆され 当時の俺の反対を押し切り、未来を予知出来る 念能力を手に入れた、クソ渡辺真理わたなべまりの存在だ。この念能力は、未来を予知出来る反面、予知する度に俺の最後の最後の人生に、被害が出るというものだ。この糞女がよりによって、まずは俺の女だと思い込み、極道の東京進出の邪魔をしまくる。俺の念能力絡みなら、7日間ルール。俺が念能力を7日間保持しないと、正式な念能力者ではないというルールを、クソ大和田おおわだに また唆され、作りやがった。この7日間ルールで、俺は念能力を失い この2回目のひがし 清二きよじとしての最後の最後の人生では、4日間と2日間以外では、念能力者ではない。復讐は、ちゃんとしないとね。俺の優しさが、敵から見ると甘さだった。クソ澤野さわの ジャイアンジャイ子夫妻も、糞詐欺師 クソ高倉健たかくらけんと、一緒に美人局をするクソ田中裕子たなかゆうこ大和田おおわだの御用聞き占い師 クソ渡辺真理わたなべまりは、全員 クソ大和田おおわだの側の人間と認定し、クソ大和田おおわだ 諸共、全員 ぶっ消す。だから 俺の念能力よ、とっとと復活しろ!》


こうして 金属バットを手に入れ、トスバッティングだけだけど、野球の攻撃面の練習も出来た。小5のヒマ部のFWの2人は、初めて 午後の授業をサボることになってしまったけど。右投げ左打ちと、キャッチャーとしてもバッターとしても、天賦の才能を持つ 俺の側の人間、鈴木すずき 史郎しろうが、将来 いつの日か プロのキャッチャーとしての生きる道を見つけたりもした。創価小学校に在籍していた頃には、俺にも史郎しろうにも プロ野球選手への道が、確かにあったんだけどね。次回の話は、野球の進度を深めていく事とサッカー部の春季公式戦の話の予定です。さて、どうなることやら。以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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