寝た子が起きる時(開幕)
相変わらずの千文字クオリティです
ちなみに一人目はこの方になります
頭の中で考えた話を文章に変えようとしてはいるのですが、最終的にこのクオリティになってしまいます
つたない文章ですがどうか見てください
その夜の事だ
私-リリア-が起きたのは、彼女たちなら深夜と言う時間帯だ
私の所有しているスキルの一つ
パッシブ:早期警戒
このスキルが反応して起きたのだ
いつもの武装をして、廊下にでた
廊下で会ったのは、黒ずくめの人間達だった
「誰ですか?こんな夜中に」
精一杯の虚勢をはって、何者かに告げる
「…おかしいな。私の調べでは君が起きることなど、まずありえない事のはずだったのだがね」
黒ずくめの何者かのリーダーと思われる-声はくぐもっていたがおそらく-男は、予定外だと言わんばかりにつぶやいた
「隠密…それが貴方のスキルですね。だから、ガンツさん達にも、気づかれなかった。でも、大きな音がでたら気づかれちゃいますよね」
ちょっと?大きな音のでる爆薬を見せつけ、何者かに向かい言った
たった数分が何時間にも感じられた
「…君の負けだ」
後ろから彼らの仲間が来た
二人を連れて
とりあえず、連れて行かれることにした
リップルから信じてみようと念話がなかったら、少し抵抗していたかもしれない
目隠しをされ馬車で揺られること数時間
うち二回の乗り換えをしている
結構速度があったようだ
ニーナちゃんが、空気のクッションを作っていてくれたから良かったものの
なかったら、かなりつらい旅だっただろう
馬車の外から音が声が聞こえる
「つれて参りました。しかし、我々の姿を見せる訳にはいきませんので、目隠しをしてもらっています。…声を聞かれることは任務の内容上仕方ないことと割り切っております。…わかりました。彼女たちは、馬車の中にいます。…では、我々はこれにて失礼。…願わくば、二度と遭わぬ事を…」
音もなく気配が消えた
残ったのが依頼人なのだろう
目隠しがとられた
月明かりがちょうど彼女を背後から照らし顔が見えない。
何で女性なのか
一言わかりやすく言えば
胸囲である
悲しい
「申し訳ありません。ですが、こちらも時間がなかったのです。どうしても、エンデルクの血を引く者に一刻も早く来て頂きたかったのです。理由は…ついて来てください。目的の場所に着くまでの間に説明します」
彼女が言った事をまとめると
封印されている者がこの先にいる
その子は、自分から眠りについた
その子は、ある人物からニーナと友人になってほしいと頼まれた
それを知った大臣が、何者かと結託して、その子を騙そうとしている
ただし、それは絶対に失敗するらしい
らしいとは、彼女が正式な依頼者ではなく、代理人だからだそうだ
これらすべてが正式な依頼者から教えられたことなのだそうだ
つまり、ニーナちゃんしか答えられない問なため。私達はここに来させられたらしい
寝た子が起きたとき、世界は何色なのだろうか
せめて、優しい色であってほしい
sidechange
私の時代が来るのだ
あの文献を見た時、私はそう感じた
私の私による私の為の時代が
ゆっくりと解かれてゆく封印を見ながら私は笑いが止まらなくなっていた
魔王を私は御し、私を無能と言ったあの姫に復讐するのだ
既に優越感に浸る者にはわからなかっただろう
解かれてゆく封印の中から現れた少女の涙など、なぜ涙を流していたのかなど
sidechange
あたしはエンデルクを名乗ったのは偶然で、そしてこんな大役を任されて演じきれるか、わからなかった
しかし幕は上がった
ならば、演じよう
私は役者なのだから
舞台の様に言っておりますが
最後の人物の独白は
ニーナ・エンデルクを演じる事になった経緯と覚悟をあらわしています
続きは少しお待ちください




