48話 お金儲けと思ひ出
シュウさん(以下、し)「パソコンが壊れました」
山田さん(以下、山)「えっ? シュウさん、死ぬの? お疲れ様でした」
し「おつー」
山「はい、解散」
し「勝手に殺すな」
山「だって命よりも大切なパソコンが壊れたらもうダメじゃん?」
し「まぁそうだけど、モニターが破損しただけだからまだ大丈夫。今はテレビに画面を出力して何とかなってるから。メインカメラがやられたけどアムロだって頑張ってたでしょ」
山「物は例えようだな」
し「せやな」
山「せやろ」
し「それは置いといて、先日某サイトさんからメールが来ました」
山「某サイト?」
し「公表していいのかわからんからとりあえず伏せとく。で、内容としては『ウチのサイトで小説を載せませんか?』との内容でした」
山「ふむふむ」
し「まぁ有料、無料の判断はこっちでしていいし、有料の場合はまた手続きがあるんでしょうよ」
山「ほうほう。で、受けるの?」
し「受けないよね」
山「その心は?」
し「小説は趣味で書いてて、他人からお金を取れるようなものは書いてるつもりないし、そのサイトに載せたところで結局無料で登録するだろうから、見たい人はここで見たらいいじゃんよって思いました」
山「ふーん。小遣い稼ぎ程度のもんなんだろうけど、せっかくならやってみたら良かったじゃん。あんだけ本出してみたいって言ってたのに」
し「んー。本を出すのと、お金儲けっていうのはまたちょっと違う話になると思わない?」
山「どっちも同じじゃん?」
し「僕の中では、『小説を書いて本を出してお金を貰う』っていうのは、一種の職業形態であって、趣味の範疇じゃないんだよね」
山「でも本を出したいんでしょ?」
し「『本を出す』っていう行為をしたいんじゃなくて、『自分の小説が本になった!』っていう思い出がほしいんだよね」
山「あーわかった。一人で数十冊買っちゃう作者になりたいんだ」
し「多分買うだろうね。超買うだろうね。だって自分の書いた小説が書店に並ぶんだよ? そりゃあ買うでしょ。在庫無くす程度には買うでしょ」
山「そんなに発刊されんだろうに」
し「それはまた別のお話ですよ、山田さん。本になってないし」
山「本になるってなると、それはそれは大変な改訂をしなきゃならないから、今のゲーム大好きシュウさんだと厳しいかもね」
し「でも本になるならシュウさん頑張っちゃうよ」
山「どうだか」
し「それでも本になるならやるよねー」
山「自分が書いた小説が本になるっていうのはどんな気持ちかはわからないけど、やっぱり嬉しいんだろうね」
し「嬉しいけど、改訂・改変は大変というお話をよく耳にします」
山「よく聞くよね。同人誌とかやってみればいいじゃん。オリジナルのジャンルで」
し「僕にそんな連休を取れるとお思いで?」
山「思ってません」
し「よろしい。だからただでさえ昼夜逆転生活してるのに、そういうイベントの時に休みを取るなんてとんでもない。土日と連休時期が繁忙期なのに、世間の連休に合わせて休みを取れるような仕事じゃないからね」
山「それはそれは」
し「本当なら固定された休みがあるならサバゲーとかFPSとかのクランにも入ってみたいけど、全然時間合わないから、ゲームは野良が基本。フレンドの人たちとプレイ時間が被ったためしがない」
山「結局ゲームでもぼっちか」
し「言ってやるな」
山「だからこそ一人で遊べるゲームに逃げてるってわけか」
し「結論としてはそうだよね」
山「オタクはぼっちなんじゃなくて、ぼっちがオタクになるんだな」
し「論文でも書いていいよ」
山「3行で終わるけどいい?」
し「三段論法かな?」
山「ぼっちはオタクである。オタクは友達が少ない。友達が少ないのはぼっちである。証明完了」
し「オタクで友達が多い人はどうなんですかねぇ」
山「そいつは敵だ。殺せ」
し「ひでぇことしやがる……」
山「リア充は友達が多い。友達が多い人は用事が山程ある。用事が山程ある人はプライベートが忙しい。つまりオタク趣味に時間を割いてられないということだな。簡単な推理だよ」
し「僕はワトソン君ではない」
山「彼女は瑠璃ではない」
し「そういえば瑠璃が喋った時に、リアルで『シャベッタァアアアアア!!』って叫んじゃったさ」
山「ピクシブのイラストで『名前が出たのが21話。初登場したのが75話、そして今は101話!』っていうやつあったよね」
し「AV内で一番不幸なのは、新規カードが出てこないけど姿だけは登場してるユートじゃなくて瑠璃なんじゃないかって最近思ってるよ」
山「未だに性格とかすらわかってないからね」
し「OPであんなにかっこいいポーズとってるのに……ユート一家が報われなさ過ぎて逆に気になる遊戯王ARC-V! 面白いから見たほうが良いよ! もうあんなの子ども向け番組じゃないから!」
山「で、映画は見たの?」
し「……今住んでる地域では上映されてないねん」
山「……あっ(察し」
おしまい




