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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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モノローグ・バイエルン2

 ああ……我が愛しのメルティちゃん(馬)……。


 くそ!あの忌々しきコカトリスめ!


 あの役立たずの冒険者どもの前では我慢した。


 しかし、館に到着して部屋で一人きりになると、急に悲しさが込み上げてきて、我輩は三日三晩枕を涙で濡らした。


 メルティちゃん(馬)の石像は配下の者に慎重に運ばせて、金庫で保管している。


 どこかの町には石化の呪いを解くことができる治癒師がいると聞く。


 我輩は金貨をいくら積んでも必ずメルティちゃん(馬)を元に戻してみせよう!


 待っててね! 愛しのメルティちゃん(馬)!



 ……それにしても役立たずの冒険者どもめ。腹が立つ。


 たかがコカトリスごときに浮き足立ちおって。


 またしてもダンジョンにたどり着けなかったではないか!


 我輩の名誉のために努力するのが配下の勤めというもの。


 それを疎かにするような輩には、更なる罰を与えねばならぬなあ?



 まあそれは今さら気にしても仕方があるまい。既に刑罰は手配済みなので、少しは気分も晴れたからよしとしよう。



 ……それにしても、あの町外れに住む者は使える男だった。我輩の石化の症状を治療してみせたしな?


 他の使えない冒険者どもとは違って、あいつは使える。



 今度こそ、我が配下に引きいれてダンジョン攻略を果たし、我輩の名誉をこの地に轟かせるのだ!



 フアーハッハッハッハ!

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― 新着の感想 ―
[一言] うん…このクズは助けない方が良かった気がしました。 馬は可哀想に。
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