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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-62

 15:00

 ようやくサーペントによる恐慌状態を脱した俺は、ロシナンテ(馬)に走ってもらい、冒険者ギルドにやってきた。


 ダンの目の前に金貨を20枚を積み上げ、「川、サーペント!」とホワイトボード&ジェスチャーで討伐の依頼をした。


 恐らくだが、サーペントって、マーマンと同じく川が生息域のモンスターなのではないだろうか。


 ダンは任せろという感じで、サラサラと討伐依頼書を書き上げ、掲示板に貼り付けた。冒険者がわらわらと寄って来て、腕を組んで何かを話し合っている様子だ。


 頼むぞ。俺は、念のためアンクルスネアを追加購入。


 馬車に乗っけてきたマーマン数体の討伐報告を終えたところ、ギルドポイントが53になった。



 17:00

 俺は家から川の方面に向けて、アンクルスネアを増設し、グリーネ麻酔薬を塗っていった。もし奴が襲ってきたらちゃんと効きますように……。



 18:00

 そうだ! 名案を思いついた。俺はおもむろにドヌール毒とパルナ解毒薬を取り出した。鍛冶小屋にあぐらをかいて座ると、アッシュが「クーン」と心配そうに鳴いた。


 量は前回の1.5倍。大丈夫、俺はまだやれる。


 ペロ……、ごふっ。


 俺の頭に雷が落ちた。ぐわんぐわんする。意識が朦朧とする中、俺は、かろうじて右手につかんだパルナ解毒薬を飲み、ぶっ倒れたのだった。



 20:00

 アッシュに顔をペロペロされて目が覚めた。まだキーンと耳鳴りがして頭が痛い。パルナ解毒薬の残りを飲み、なんとか復活する。



『個体名:奥田圭吾は、毒耐性Lv5を取得しました』



 よし。これでサーペント対策もバッチリだ。


 しかし、毒で眩暈がするせいか、食欲がない。とにかく、燻製肉とパンを無理やりイレーヌ薬草のお茶で流し込み、今日は休むことにした。

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