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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-502

 パニックワーム事件対策本部では黒板にイトシノユリナの地図が描かれ、そこに現場写真ならぬ絵師さんが描いた絵が貼られた。台の上には現場で収集した証拠類が並べられている。


 対策本部会議場には領軍の幹部たちが集められ、どうやってモンスターが持ち込まれたのか、何の意図があってテロ行為が行われたのかということが議論された。


 それまで議論には参加せず、アッシュが見つけた木片と黒板の地図を交互に眺め考え込んでいたホワイトさんが、「これはもしや!?」という声をあげ、モンスター出現ポイントを線でつなげるような形で何かを書きこみ始めた。


 その声と奇行に驚き、全員が地図に注目。俺も地図を凝視した。


 これはまさか!! と言いたいところだけど、残念ながら俺にはミミズがのたくっているようにしか見えなかった。


 だけどホワイトさんには何か別のものが見えているようだった。


 ホワイトさんはそこからさらに、モンスターテイミングの際に描く不思議な紋様や注釈・数式のようなものを、ものすごい勢いで次々と黒板に書き込んでいった。


 まるでインド映画とかで出てくる天才数学者か何かみたい。


 そして、最後にチョークを折ってピリオドを刻んだホワイトさんが「謎はすべて解けた!!」と鬼気迫る形相で叫ぶ。


 固唾を飲んでホワイトさんの次の言葉を待つ領軍幹部一同。


「早くしろ」とぼそっと俺。

「冗談が通じないやつめ」と肩をすくめるホワイトさん。


 ホワイトさんが説明しようとした瞬間、バン! と捜査本部のドアが開き意外な人物が入ってきた。

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