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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-501

 駆けつけてきた伝令兵は、今度は東門にほど近くの兵舎前でパニックワームが出現したと伝えてきた。


 兵舎前とはいえ普通に町の人々は生活しているし民家や露店も立ち並んでいる。被害が出ていないか心配だ。


 そして兵舎は今事件の調査で人が出払っており手薄なはずだ。


 俺は急いでロシナンテ(馬)に飛び乗り、筋力アップとスピードアップの補助魔法をかけると東門前兵舎に急行。アッシュも俺について駆ける。


 兵舎に到着するとパニックワームが5体暴れていた。パニックブレスの煙が辺り一面に立ち込めており、パニックブレスを吸ってしまった人々が錯乱し発狂している。

 とはいえ兵舎からそれなりの数の領兵がパニックワームを相手取っていた。そのため、住民が丸呑みされるまでは至っていなかった。


 そして領兵の方も流石にパニックワームのマスクを装備していない者はおらず、冷静に対処できているようだった。


 昨日と同じくマペットを召喚、錯乱して喚き散らしている人々をとりあえずツタで身動きできないように拘束。ツッチーとビードラは領兵に加勢。


 俺も絶剣デルムンドを使って浮遊剣を浮かばせて身を守りつつ、拘束した発狂住民たちの手当。パルナ解毒ポーションを飲ませ、これ以上ブレスを吸わないようパニックワームのマスクをつけていく。


 見た目は可愛いが実は強いアッシュはもちろん、その辺の兵士よりもよほど強い俺のテイムモンスターたち、後から追いついたジュノやホワイトさんの加勢で、パニックワーム討伐は完了した。


 町では厳戒態勢が敷かれたが、その日はそれ以上の襲撃はなく夕暮れを迎えることとなった。


 ヴォルフスザーン領軍はパニックワーム事件捜査本部を城に設け事件の捜査を行うことになった。

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