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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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 さあ、調合を始めよう。



 まず俺は、キシュウ先生とホワイトさんの補助を受け、不死鳥の霊薬の素材であるイリューネ草の花の蜜、神獣シルベストさんの毛、イレーヌ薬草、ムレーヌ解毒草を調合台に並べていった。



 それから、ポーション調合用の鍋で湯を沸かした。



 最初は弱火に調節して。



 イレーヌ薬草とムレーヌ薬草を8:5の割合で鍋に投入する。魔力を込めてかき混ぜつつ煮込む。



 発色が変化し上手く混ぜ合わさった頃合いで、神獣の毛を投入しさらに魔力を込めてかき混ぜる。鍋の火は中火に強める。



 そしてさらにしばらくかき混ぜると、液体がシルベストさんの毛と同じ銀色に変化した。



 最後にビンに入った【イリューネ草の花の蜜】を適量投入し、魔力を込めてかき混ぜる。鍋の火は中火からさらに強火へ。



 これで液体の色が虹色に変化して完成するはずなんだけど……。期待と不安が入り混じり額にじんわりと汗が浮かんでくる。


 しばらくして液体の色が目まぐるしく変化、虹色に。俺はすぐに鑑定を発動。


【不死鳥の霊薬:死者に使用することで、極小の確率で蘇生することが可能。蘇生対象の保存状態が成功率に影響する。一度失敗した場合、再度の使用不可】


「できた……」


 額の汗をぬぐい、そうつぶやく俺だった。鑑定結果を紙に書いてみせると二人は何度も大きく頷き、俺たちは固い握手を交わした。

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