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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-476

 丘の開けた場所に着陸した俺は、ビードラと乗り籠をテイムホテルに収納。


 【牙の大岩】周辺を調査することにしたのだった。




 空から俯瞰ふかんで見た【牙の大岩】は狼が口を開けて獲物に飛びかかろうとしているように見えていた。


 そして、牙に囲まれた口内にあたる部分に行ってみると、ごつごつと不格好な狼に見えなくもない石像が祠の中に鎮座していた。



 「なんだこれ?」と思いつつも、つい両手をパンパンと鳴らして拝むジャパニーズな慣習が抜けきらない俺。


 病気にならずに長生きできますように、じゃなかったな。



 ターニャも俺を真似して両手をパンパン、おじぎ。ついでにアッシュもアオーンと鳴いた。


 たぶん意味はわかってないと思う。



 ただ不思議なことに、アッシュの可愛いアオーンという遠吠えが牙の大岩に反響して、何度も何度も木霊こだまし始めた。




 しばらくその木霊を聞いていると、なぜかどこからともなく別の野太い遠吠えがこちらに届いてきた。


 それは、明らかにアッシュのものではない。返答のようにも聞こえた。



 今回俺たちは空を飛んで来たので、いつもついてきてくれるブルーウルフたちはいないはず。



 そうなら、この声は何なのだろうか?

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