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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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 敵に歯が立たなかった場合の逃亡作戦。



 キーとなるのはマペットの自分の命を代償に敵を封印する操人形牢獄マニピュレーション・プリズンという自爆スキルだった。


 敵に背を向ける時、必要なのは敵を足止めする殿しんがりだ。


 そして街中を走って逃げたのではすぐに追手がかかってしまうだろうから、船の中で開発した籠をビードラに運んでもらい空から逃げる。



 俺が立てた作戦は、ざっくり言うとそんな感じのものだった。



 ホワイトさん曰く、一度死んだテイミングモンスターの復活は過去に何度か報告されており、またマペットの自爆スキルは事前に魔核を抜き取って行うものなので、魔核さえ無事なら復活も可能かもしれないとのこと。



 この作戦を立てたときマペットには話していて、物言わぬ彼はキラキラした瞳で俺を見て胸を叩いて覚悟を示してくれていた。



 不甲斐ない主人ですまない。俺はお前を必ず復活させてみせるから。



 マペットを呼び戻した俺は、敵を足止めするため、全員に敵を一か所にまとめるよう動いてもらった。



 敵3人が丁度神像の下に来た時、俺とマペットは敵に向かって動く。



 マペットと並走した俺は、彼が体の中心部に開けてくれた穴に手を入れ、魔核をつかんだ。


 人形のマペットは無表情のはずだけど、俺から見える彼の横顔からは清々しさが感じとれた。




 そして俺は、敵の目の前で「操人形牢獄マニピュレーション・プリズン、発動」のキーワードを唱え、マペットの特殊スキルを発動させたのだった。

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