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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-433

 ザックとアイリスの家は商館を兼ねており、別館に仕事用の会議室があった。何という豪邸か。



 俺たちはそこで実際にゼラリオン聖教国に潜伏していた間者のシーナさんから話を聞き、これから具体的にどのように行動するかの計画プランを練ることにした。



 どのような海路を辿るのか、足はどうするか、何日分の食料が必要なのか、気温は、モンスターの危険は、【常闇の日】に今から出発して間に合うのか、潜伏するとしたらその潜伏先はどうするのか、などなど。


 諸々の行動計画アクションプランをシーナさんからの情報を元に組み立てていった。



 出航は明日の夕暮れ時、暗闇に紛れて港を出る。


 海路は超大型モンスター、クラーケン、海竜シーサーペントの巣を迂回したラインを地図に描く。


 足は精霊樹の船を使う。


 迂回路には凪の場所があるため、トータル帆船(凪海はオールで漕いで進む)よりも精霊樹の力で動くスクリューの方が速いだろうということになった。


 というか帆船にしたければイメージするだけで帆船に形状変化することもできるし、修復もイメージ一つでできてしまうので、精霊樹の船一択だろう。



 そして船はあらかじめ湾内にある俺が出資した船会社の造船所ドックの水場に浮かべておき、隠しておく。


 旅に必要な物資は、旅程の推定期間から逆算し少し余裕バッファーを持たせる。


 城の倉庫から持ってきたものだけでは足りないので、アイリス商会からも物資を融通してもらう。


 物資は俺、ターニャ、ホワイトさんで分散してテイムホテルの空きスペースに収納する。



 これからやるべきことを一つ一つ黒板にチョークで書き出した俺は、全員にメモをとらせ共有したのだった。



 ……



 さて、気がつけばもう深夜。ターニャに至っては半分眠っているような状況だ。


 これ以上何かやっても効率が悪いと思った俺は、諸々の作業を一旦打ち切ることにした。


 作業は明日の日中にすることとし、俺たちは用意された客間で休息を取ることにしたのだった。

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