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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-431

 少人数の旅路だ。支度にはそう時間は掛からなかった。


 今回のお祭り騒ぎで、城の倉庫にはたんまりと物資があったので買い出しに出かける必要もなかった。


 それに食料であれば海路なんだから最悪魚介類を現地調達すればいい。


 それよりも問題は今回の作戦が奇襲であることだ。どこに敵の間者スパイがいるかわからないので、バレないように町を出なければ。



 出立間際、ユリナさんがターニャとアッシュにハグをして別れを惜しんでいた。


 物凄く心配そうな顔をしているユリナさんだけど、流石に今回は身重の彼女を連れていくことはできない。


 というか魔王を襲撃するつもりなので、流石に今回は連れて行きたくないというのが俺の本心だったりする。丁度いい口実があって良かった。


 俺たちは静かに目立たぬようフードで顔を隠し、イトシノユリナを出立したのだった。



 ……



 さて、まず目指すのはザックに統治を任せている港町サンチェスだ。


 こちらにも敵の間者はいると見た方がいいだろう。


 何せ、まさにその町中でザック本人が敵の間者に魅了チャームの魔法をかけられ、あわやという事態になったのは記憶に新しいからだ。


 フードを外せるのは海に出てからになりそうだ。



 馬車3台を走らせた俺たちは、道中遭遇したモンスターをあしらいつつ、港町サンチェスに到着した。



 門衛の兵士にザックがフードを脱いで顔を見せ、中に入る。


 さて、まず会わないといけないのは海猫亭とやらで待機しているラフィット氏の部下だ。



 俺たちはザックの先導する馬車に続き、海猫亭に向かったのだった。

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