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右側のマグマ溜まりが急に盛り上がったかと思うと、中から10メートルくらいのマグマできたゴーレムみたいなモンスターが現れた。
【ラーヴァマン:マグマ溜まりに魔力が集まり生まれたモンスター。超高温となった体自体が強力な武器。物理攻撃に強く、特に冷却系魔法や石化系のスキルが弱点。スキル:マグマ投げ、火炎耐性、熱耐性。体力543、魔力521、気力498、力932、知能391、器用さ412、素早さ365】
一応物理攻撃は効きそうだが、こんなのに近づくのは危険だ。
「ビードラ、やつを魔眼で攻撃!」
俺はテイムホテルで長らく暇をしていたベヒーモスのビードラを呼び出す。
ビードラはすでにラーヴァマンと同じくらいの体格に成長しているので、巨体には巨体をぶつけるというわけだ。
それにビードラは熱には強いはずだからな。
ビードラに向け、敵はマグマを投げてきたが、ビードラは防御スキルを発動してこれを防いだ。
お返しとばかりにビードラは魔眼を発動。
お、効いてる効いてる。
ラーヴァマンは先端から石化していった。
「全員、遠距離攻撃!!」
敵の動きが鈍ったところで、俺は指示を飛ばす。だがその瞬間、左斜め後ろからも二体目のラーヴァマンが出現。
マグマを投げてきたので、今度は土精重騎士のツッチーを出現させ防御スキルでガード。
ターニャの氷系魔法ブリザードで対処させることにした。
前方の石化したラーヴァに自分はグラシエスノヴァ、ユリナさんはスリングショットの連射、アッシュは神獣咆哮を叩き込んだ。
粉々に砕け散る石化したラーヴァマン。まずは一体。




