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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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 指輪でゲットした新しいスキル(魔法)を鑑定したところ、【豊穣の祈り】は作物や木々の成長促進効果のある魔法、【フォレストヒーリング】は魔力・気力の回復効果のある魔法、【樹木操作】はその名の通り植物の潜在能力を引き出し操るスキルと書いてあった。


 エリューン様は「精霊樹の枝を持っておいき」と言って、枝というには巨大な精霊樹を俺の目の前に置いた。


 どうやら樹木操作スキルで船を作ったりとか色々できるらしい。


 俺はそれを、ビードラのテイムホテルになんとか収納したのだった。



 さて、スキルの実験は追々やることにして、俺は指輪のお礼に【竜神くんα】を渡してあげることにした。



 ドリアードの力とは別のアプローチの浄化作用を加えた方が、森の再生も早まるだろうからな。


 超レアな指輪の価値は計り知れないので、正直ここはありったけのお返しをする場面だ。


 なので俺は一番広い収納スペースがあるビードラのテイムホテルの中からありったけの【竜神くんα】を取り出すと、エリューン様に渡し、追加分は行商人に運ばせることを約束したのだった。




「今宵はお前たちの話をもっと聞かせてくれ。しばらくはこの宮殿で長旅の疲れを癒してくれ」



 エリューンが目配せで合図をすると、控えていた森人フォリアの近衛兵が俺たちが泊まる精霊樹の宮殿の一室まで案内してくれた。


 精霊樹のホテルというある意味、超レアなツリーハウス宿泊体験にワクワクが止まらない。



 案内された一室に入ると、爽やかな木材と緑の香りがした。檜の香りに近く、ものすごくリラックスした気分にさせてくれる。


 部屋の中も広く、若干和な雰囲気も醸し出す、清楚で品のあるデザインだった。



「いいね」



 俺はユリナさんと頷きあったのだった。



 ちなみに夫婦一部屋、独身者は一人用の部屋をあてがわれている。俺たちの部屋は中でも一番上等ラグジュアリーな一室を選んでくれたそうだ。



 俺は荷物を部屋に隅っこに置くと、ゆったりとした木製のソファーベッドでくつろぐ。えも言われない香りと感触。


 旅の疲れもあったので、これはのび○くんばりに寝落ちしそうな気がするぞ。



 まあ、だけどやっぱり汗は流したいよね。



 ということで、俺は精霊樹の部屋に備え付けられたファミリー用の露天風呂に入ることにしたのだった。

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