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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-375

 自宅(天岩戸アマノイワト)にザックとクレオパトラ風美女を連れ帰った俺は、先触れを出し来てもらったアイリスの前に座らせた。



 はじめ驚いた顔をしていたアイリスだが、急速に無表情になっていく。人って真剣マジで怒ると無表情になるんだよなと改めて思う。


 心配そうな表情のユリナさんとメイド兼秘書のメアリーさん。


 子供に見せるもんじゃないのでターニャとアッシュは外に出した。俺の家にこっそり招いたのも人様に見せられるものじゃないという理由。



 さあ修羅場の始まり始まり。


 俺の頭の中でファイっ! の合図とともに戦いのゴングが鳴り響いたのだった。



 ◆



 ただこのままでは一方的にザックがボコられた後離婚してジ・エンドになるだけなので、第三者の俺から助け舟を出すことにした。


 例の闇魔法チャームがうんたらってやつだ。


 本人から説明してしまうといかにも言い訳くさくなって逆効果な気もするので、俺から説明した方がいいだろう。


 俺は鑑定結果とザックが魅了されていた状況、浄化スキルで解呪した状況を書いた紙をアイリスに手渡したのだった。


 それに目を通し一瞬ホッとした表情になったが、すぐに目の前のクレオパトラ風美女を見て目が釣り上がるアイリス。


 さあザック、俺の手助けはここまでだ。



 すると俺を殴れ! 的なことを言いながら土下座するザック。なんか既視感デジャヴだ。


 これから起こるであろう痴情のもつれを見るのが忍びなくなった俺は、捕らえた美女、ユリナさん、メアリーさんを連れ部屋を後にすることにした。


 ドアを閉めると、ドアの向こう側からアイリスの激しい声と猫パンチが炸裂する音が聞こえたのだった。



「じゃあ、釣りでもしてよっか?」



 俺たちは夫婦喧嘩の決着が着くまで、外に流れる小川で釣りをして時間を潰すことにしたのだった。

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