k-297
この日はひたすら雑魚モンスターを狩り続けた。
グラスゴブリン以外にもグラスオークを狩った。
もちろんグラススライムもいたけど、アッシュとビードラがベトベトになりそうなのでやめておいた。
その結果それぞれ5レベルほど上げることができた。低レベルなので成長が早い。
レベルアップ後のステータスはこんな感じ。
【ターニャ(Lv6、種族人間):保有スキル、グラシエスノヴァLv1、グラシエスシールドLv2、竜気法Lv1、飛竜剣Lv1。加護:神竜グラシエスの加護。体力411、魔力428、気力431、力424、知能411、器用さ438、素早さ451。契約従魔:アッシュ】
【アッシュ(Lv7、魂魄Lv3、種族フェンリル):保有スキル、神獣爪斬Lv2、神獣牙突Lv2、神獣咆哮Lv2、悪意感知Lv2、テイムホテルLv2。体力305、魔力323、気力315、力301、知能312、器用さ322、素早さ319。契約者:ターニャ】
【ビードラ(Lv6、魂魄Lv3、種族ベヒーモス):保有スキル、テイムホテルLv2、魔獣竜の息吹Lv1、魔獣竜の魔眼Lv1、魔獣竜のオーラLv1。体力102、魔力110、気力113、力114、知能111、器用さ101、素早さ104。契約者:奥田圭吾】
ターニャの竜気法と飛竜剣は宝剣デルムンドの固有スキル “飛ぶ斬撃” が出来ないかを試していたら獲得したものだ。
竜気法はオーラで体全体を覆いステータスを3%ほど底上げするパッシブスキル。(スキルレベル上昇で数字が上がるものと思われる)
飛竜剣は剣でオーラを纏った斬撃を遠くに飛ばすもの。俺の武器でも使えたので、他の武器に持ち替えることも可能だ。
グラシエスシールドは半透明な蒼い六角形の膜のようなものを目の前に展開し、敵の攻撃を防ぐスキルだった。
捕らえたグラスゴブリンにわざとシールドに攻撃させ、スキルレベルを2に上げておいた。
(こういうのが地味に大事だったりするんだな、これが)
アッシュとビードラは魔竜晶をホワイトさんに言われた通り食べさせてたら魂魄レベルが上がった。
それに伴いテイムホテルがレベル2となり収納容量が増えた。(犬小屋くらいだったのが、四畳一間くらいのスペースになっていた)
なぜか魂魄レベルがアップしたことを知ったホワイトさんが、「そんな馬鹿な……」みたいな表情で頭を抱えていた。
アッシュの攻撃三種のレベルは狩で自然と上がった。咆哮は暖色系のハイ〇ガ粒子砲みたいなビーム攻撃だった。(グラスオークが蒸発していた)
危険すぎるので、俺の許可なく攻撃してはいけませんと躾けておいた。(もちろん契約者のターニャにも口を酸っぱくして言い聞かせておいた)
ビードラもLv5になった段階で成体が保有していた息吹、魔眼、オーラを取得した。
効果は成体のベヒーモスには及ばないけど危険なことには変わりはない。
ビードラにも、きっちり俺の命令なしに攻撃しないよう躾けた。
この分なら、明日はもうちょっと強いモンスターの出る狩場に変えても良いかもしれない。




