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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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 新しい事業と言えば、俺がこちらに来た当初いつも飲んでいたミランの果実酒やエールなどの町に出回っていたお酒。



 これらは全て農家さんたちの自家製手作りで作られていたものだそう。


 市場に流通している干し肉や漬物も同じ。



 農家さんが個人レベルでバラバラに研究、生産をするとなると、めちゃくちゃ効率が悪い。



 そこで新しい町ができるこのタイミングで移住者第三陣を募集する段階で農家さんに声をかけ、金貨6000枚ほどかけて食品加工兼酒造会社を作ることにした。



 つまり株式会社の導入である。



 スタートアップ費用も、金貨6000枚のうち俺が金貨3600枚、サラサ、アイリス、アランさん、バイエルン様、ゲルニカ陛下、アルペンドレ男爵がそれぞれ金貨400枚として、俺が株式51%以上を保有するみたいな感じで出資を募った。



 まあ、新規事業と言いつつ俺のちょっとした趣味みたいなもんだけどな。



 俺はワイン、日本酒、リキュール、ブランデー、ウイスキー、焼酎、ウォッカ、クラフトビール、燻製、ウインナーソーセージ、炭火焼肉、しゃぶしゃぶ、すきやき、ラーメンなどなど、自分が知っているお酒や食に関する知識を全部出して、彼らに食の研究をしてもらうつもりだ。



 食品加工兼酒造会社は農家さんの中でも顔役ポジションにいたアーノルドさんを社長に任命。


 経理担当には商業ギルドからボルガさんのコネで一名。



 彼らにお金のやりくりから経営の一切合切を任せ、俺は大株主・投資家というポジションで楽をするつもりだ。(一応最初のうちは口出しをするつもりだけど)



 自分で食を研究するよりも楽に美味しいものが出来ればと思って会社を作ったのに、忙しくて食事どころじゃなくなったら意味がないからな。



 こちらも利益が出れば、株の配当金として入ってくる予定となっている。

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