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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-231

 クリスマスパーティ当日がやってきた。


 今日という日にはローストチキンが欠かせなかったので、うちで生産しているハーブ鶏を使うことにした。


 ハーブ鶏はイレーヌ薬草をエサに混ぜたらなんと体力回復効果が付与、ハーブの爽やかな香りと高級な肉質の一級地鶏に変化したものだ。


 それをレスタに移住したきっかけで鶏舎を大きくして増産。今は新しく雇った料理人のボクゼンさんに鶏舎を管理してもらっている。



 クリスマス用のローストチキンは俺とボクゼンさんで料理することにした。


 材料の醤油と生姜はハインリッヒから追われたときに行き着いた、温泉町ホワイヨから定期購入している。


 材料はハーブ鶏の骨付きモモ肉、酒(ホワイヨの紹興酒っぽい酒を使用)、はちみつ、醤油、おろし生姜、おろしにんにく。


 作り方は、まず皮目にフォークで数カ所穴をあける。


 次に鶏肉を衛生的な袋に入れて上の調味料一式を加えて揉み込み、5分置く。


 それから予熱した魔動式オーブンで15分加熱。


 最期に鶏肉に2の漬け汁を塗り、魔動式オーブンを200℃に下げて10分加熱すれば完成だ。


 味見にハーブローストチキンを一切れ頬張ってみると、芳醇でジューシーな肉汁が口いっぱいに広がった。



「うん、いいね」



 これならみんな喜んでくれるだろう。ボクゼンさんも納得顔だ。



「クーン……」



 と思っていると、足元で可愛いギャングが鼻をならして「お肉チョーダイ!」と言っていたので、肉を一切れ分けてあげたよ。





 ローストチキン以外にも料理や飲み物、飾り付けの準備があったけど大人子供関係なく全員でやった。


 特にクリスマスではノンアルコールシャンパンみたいな炭酸ジュースを出したいなと思っていたので、それっぽく何種類かの果実ジュースを配合して用意した。




 会場の飾りつけも、みんなで頑張った。


 工房のチャトラたちにも協力してもらって金属を薄く加工したお星さまをいくつも作った。


 クリスマスツリーも手ごろな木を探してきて、星やふわふわのワタで装飾。


 星を作った当初、アッシュや子供たちが新しいオモチャを見つけた反応をして、それはもう大変な騒ぎになったよ。



 こうして、ようやく会場の準備ができた。



 さあ、クリスマスパーティのはじまりだ。

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