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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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モノローグ・ドニー4

 タイラントで情報収集と旅の準備を調えた俺は、ケイゴの後を追うことにした。


 小僧の情報によるとどうやら川沿いに旅をしている可能性が高い。確信があるわけじゃないが、川沿いに探すのが良いだろう。


 ということでタイラントを後にした。




 それから俺は、馬車を北へ東へと進めた。


 このまま道なりにいけばベイリーズという町があり、それまでにもいくつか集落が点在していたはずだ。


 夜には野宿、昼には進むを繰り返していると川岸の高台に野宿の形跡と川岸にジャイアントアーチンの外殻が捨てられてあった。


 小僧はケイゴがジャイアントアーチンを食べたいと言っていた。もしかすると当たりを引いたのかもしれない。




 それからさらにその近くにあった集落の一つによって、聞き込みをしてみることにした。



 すると川辺でイチャイチャする幌馬車に乗ったカップルがいたとの証言を得た。


 黒髪の地味な男と銀髪の美しい女性のカップルだったそうだ。これはもうかなり信憑性が高まったんじゃないか?


 どこへ行ったのかと聞いてみたが、何日か野宿したあとどこかへいなくなってしまったらしい。


 とりあえず道なりに沿って追跡してみよう。




 それから街道沿いの集落をまわってもみたのだが、中々有益な情報が得られなかった。



「外したかな……」



 手応えがなくそう思いはじめた頃のこと、突然有益な情報が飛び込んできた。


 なんとケイゴたちらしき人物が立ち寄ったという集落を発見したのだ。


 その集落にいるビンスさんという人が取引をしたらしい。鍛冶場を使ったり、食糧を買い込んでいたそうだ。


 その話を聞けたのも、ジュノがくれた水晶のような魔道具のおかげだ。なんとも便利な代物だ。



 俺はビンスさんにお礼を言って、ケイゴたちの後を追うことにした。。

 

 集落には行商人が来ていて、食糧などの取引をしていた。俺もここに辿り着くまでそれなりに消費していた食糧を、その行商人から買うことにした。


 こんな寒い時期にご苦労なことだ。



 集落を出た俺は、さらに川沿いの道を川下へと馬車を進めたのだった。

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