k-151
翌朝、ユリナさんが料理をしている間、俺は家畜の世話と鍛錬を行う。
そうしているとと、ユリナさんの荷物をもって、マルゴとサラサがやってきた。
ユリナさんが働いていた店のママが、マルゴとサラサに預けてくれていたらしい。
俺とマルゴは、重い木製のクローゼットを、寝室兼居間に運びこんだ。
さて、今日はマルゴとサラサへの御礼も兼ねて、料理に手をふるうか。
◇◇◇
それから俺は、川に釣りに行くことにした。
この間の、チーズ明太卵焼きの味が忘れられなかったらしい。
マルゴとサラサから、作るようにせがまれた。しかし、材料の魚卵がないから、採ってこないといけないというわけだ。
俺は装備を整え、釣り道具をもって川へ行くことにした。
留守番をマルゴ、ユリナさん、サラサに任せることにした。
モヒカン野郎のような輩の襲撃がないとは限らないので、女性だけを残しておくわけにはいかない。
アッシュもユリナさんに抱っこされ、お留守番だ。
10:30
俺はユリナさんと行ってきますのキスをした後、雪原を川の方に向かって馬車をゆっくりと走らせたのだった。




