モノローグ・アッシュ5
僕はアッシュ。ご主人さまの相棒さ!
サラサおねえちゃんがヒラヒラのお洋服を着ていたんだ。ご主人さまにダメって言われたから、飛びつきたいのを一生懸命我慢したよ!
ご主人さまがお歌を歌っているとき、サラサおねえちゃんが泣いていたけど、なんで?
でも泣いているのにうれしそうだったんだ。
……
ご主人様にサラサおねえちゃんと一緒にお留守番してるんだよって言われたよ。
やだよ! さびしいよ!
でもサラサおねえちゃんに抱っこされたらさびしくなくなったよ。
あれ? おねえちゃん痛いよ! 腕に力が入っているよ! 締まってる!
ご主人さまがいなくなった後、サラサおねえちゃんはうつむいて、何かブツブツ言っていたよ。
その後、エルザおねえちゃんのところに行ったんだ。ミルクだわーい。
エルザおねえちゃんもうつむいて、何かブツブツ言っていたよ。
ご主人様のお迎えだって。わーい。
僕はご主人さまに飛びついたよ。良い匂いがする!
あれれ?
サラサおねえちゃんとエルザおねえちゃんにご主人様たちが怒られているよ。
食べたらダメなご馳走でも食べたのかな!
ケンカはダメなの!
あ! マルゴおじちゃんのお洋服から何かぶらぶらしているよ!
気になるよ!
そうだ、良いことを思いついたよ!
僕がマルゴおじちゃんのぶらぶらを引っ張ってケンカを止めるんだ!
僕は、マルゴおじちゃんのポッケから出ているぶらぶらを引っ張ってサラサおねえちゃんにもっていったよ。
そしたらサラサおねえちゃんに、いっぱいほめられちゃった。
えへへ。これで、みんな仲良しだよね!
僕はアッシュ。ご主人さまの相棒さ!




