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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-102

 翌朝、すっかり体調は元に戻っていた。


 少し朝霧がかかっているが、清清しい朝だ。冷たい水で顔を洗ってシャッキリする。


 せめてレスタの町に医者がいるのかくらいは調べておかないとな。


 あとで三人のうちの誰かに聞いてみよう。


 鍛錬をかなりサボってしまった。しかし、今日はまだ病み上がりなのでやめておく。


 俺は、ハーブ鶏とロシナンテ(馬)、アッシュにエサをやり、自分も朝食を食べることにする。


 朝食は目玉焼き、シカの干し肉、パン、野菜スープだ。


 イレーヌ薬草のお茶を飲んでほっとする。


 10:00。

 俺は畑の世話をし、薬草を採ってくる。


 あまり無理はできないので、今日はポーションづくりをして一日を過ごそうと思う。



 12:30

 昼飯を食べていると、ジュノがやってきた。格好を見ると、モンスターの討伐に行くようだ。


 俺はジュノにジェスチャーと地面に絵を書き、病気になったこと、今はもう回復したことを伝え、レスタの町に医者はいないのか聞いてみた。


 ジュノによると一応医者はいるらしい。


 今度、手土産でももって挨拶に行こう。世話になることもあるだろう。


 ジュノは俺も一緒にモンスター討伐、採集に誘いにきたようだが、病み上がりなので断った。ジュノもわかったと言って、森の方へ向かって行った。



 14:00

 俺はデュアルポーションとパルナ解毒薬を作成をすることにした。


 これくらいであれば、病み上がりで行動しても問題ないだろう。


 ついでなので、燻製卵とスモークチーズも作ることにした。


 チビチビやりたいところだがぐっと我慢する。病み上がりだからな。



 18:00

 作ったポーションをビンに詰め、燻製とパンで夕食をとることにした。


 すると丁度、ジュノが森から戻ってきた。


 ジュノの荷馬車には、倒したモンスターと採集した植物類が積んであった。


 俺はジュノにもう遅いから飯を食って泊まっていけとジェスチャーした。


 ジュノは「オーケー」の返事を返してきた。


 俺とジュノは燻製を肴に焚き火を囲んで一杯始めた。もちろん俺は、飲み過ぎないように注意しながらだが。


 俺はジュノが採集してきたデルーンの実、薬草類をもらい、お礼にさきほど作ったポーションを相場よりも少し多めに渡した。


 俺が採集していたのを見て覚えてくれたらしい。病み上がりに採集作業は厳しいので、正直助かる。


 アッシュが干し肉を食べない。でもよだれが口からダラダラとたれている。


 お皿をくわえて俺の近くに引きずってきた。もう何を考えているかわかりすぎて可愛い。


 俺はアッシュを後ろ向きに抱き上げると、アッシュに顔をくっつけモフモフした。


 俺はアッシュにお座りとお手をさせてから、干し肉や燻製を食べさせてあげた。



 21:00

 夜風が少し冷えてきたので、俺たちは眠ることにした。鍛冶小屋の炉には小さく火を入れておいた。


 俺は自分の体とアッシュを水で濡らしたタオルでふき、歯をみがいてから布団に入る。


 今日はよく眠れそうだ。



 俺は話し相手になってくれた隣の部屋で眠っている友人に感謝しつつ、目を閉じたのだった。

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