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【書籍化・コミカライズ化】商社マンの異世界サバイバル ~絶対人とはつるまねえ~  作者: 餡乃雲(あんのうん)


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k-90

 翌朝、気持ちよく起きることができた。


 俺は冷たい水で顔を洗う。清清しい朝だ。


 三人も目が覚めたようで、じゃあと一緒に鍛錬を行うことにした。


 家畜の世話と朝食作りはサラサがやってくれた。


 俺たち三人は小一時間ほど鍛錬を行った。相手がいると、実戦形式で訓練ができて良い。



『個体名:奥田圭吾は力34→35、敏捷29→30となりました』



 9:00。

 朝食はハーブ鶏の卵の目玉焼き、干し肉にパン。それにルミーの実が添えてあった。朝食を食べ終わると、マルゴたちはレスタの町へと帰っていった。


 今日は植物の採集と畑仕事でもするとしよう。



 11:00

 俺は、背負子を背負って川の方に向かって歩いた。植物を鑑定しては根から掘り出し、背負子に入れていく。



 13:00

 腹が空いたので弁当を食べることにする。といっても、干し肉とパン、ルミーの実を食べ、冷ましたハーブティを水筒に入れたもので喉を湿らす。


 ふー。肉体労働後の飯はなんでも美味く感じるなあ。さて採集を続行だ。



 14:30

 もうそろそろ頃合か。ショイコが一杯になった。


 不思議なことに、モンスターに襲われなかった。冒険者ギルドに討伐依頼を出したおかげだろうか。



 15:30

 家に戻りショイコを置き、お手製テーブルセットで少し休憩をする。


 太陽の光を浴びて、沢山運動をした。本当に健康的な生活をしていると思う。


 さて……。畑仕事をしないと。俺はショイコに入った植物に目を向けた。



 18:00

 畑仕事が一段落した。、アッシュと揃って泥だらけになっているので、風呂を追い炊きして入ることにした。


 ……薪の火の温もりは心が安らぐ。


 この火で温めた風呂だと思うと、よりリラックスできるような気がしてくるから不思議だ。


 アッシュと一緒にザプンとやる。ふー。アッシュも気持ちよさそうだ。


 風呂から上がりタオルで体をふいた後、ウインドでアッシュを乾かしてあげた。


 今日の晩飯は昨日のイノシシ肉が残っているので、ステーキにでもしよう。


 俺はアッシュの分と一緒に少し多めにステーキを焼き、ミランの果実酒と一緒に食した。


 アッシュも、夢中でハグハグしている。


 今日一日の疲れを癒すために、果実酒をチビリチビリと飲んだ。こういう時は時計の時間を気にしないようにしている。


 ほろ酔いになったところで、アッシュと一緒に布団にもぐりこんだ。



 アッシュに「おやすみなさい」と言った後、俺は、ランタンから魔核を抜き取り、明かりを消したのだった。

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