閑話四
レベル上げ
(そういえば、レベル上げ最近行ってないけど良いのかな?)
(三人と合流したらレベル上げしてね)
いつものごとく突発的な念話である。
(わかりました……えーっと、それだけですか?)
(うん!じゃあね!)
というと念話が切れた。
その後三人と合流するまでの間、武術部門や魔術部門、魔法部門などでレベルは少し上がった。だが、本格的な狩りをしていたわけではないので、言うほど上がってない。というか、三人が合流してからとかいいながら、催促してくるなよな。はぁ、神様は待ったこもって気まぐれだ。
そして、週に1度ある休日、今まではサービス残業でモルモットになってたが、これからは違う。狩りを死にいかなければならない。というか、狩りのポイントを神様が指定してくるのは一体どういうことなのだろうか。
閑話休題。
今オレたちはレベルを上げに来ている。はずなのだが……。
「なんか、最近ドラゴン多くない?他にも経験値持ってるの居るでしょ?」
「確かに多いですね」
「私は不満だ!飛ばれたら槍では届かない!」
「私も剣が届きません」
「って、ふたりともそう言うけどさ、普通に奮ったら衝撃波でダメージあたえられてるじゃん」
「それとこれとは違うのだ!もっとこう、グサッと刺したいのだ!」
「私も剣で斬る感覚を忘れてしまいそうなのでできれば手頃なサイズの相手がいいのですが」
「手頃ね?……あれ?フィリアは文句無いの?」
「無い。空中足場、飛びながら、斬る」
「なるほど」
「「それだ(ですわ)」」
「何だ、簡単じゃないか空中を足場にして……ありゃ?難しい」
「確かに難しいですね?フィリア、動やってるのですか?」
「こう、グッ、パッ、って感じ」
「わかりませんわ……」
「多分だが敏捷値の問題じゃないかな?俺も同じことできるけど、素早さが無いと無理だと思う」
「ではやはり何かいい相手を」
とティアが言った瞬間、全員の頭にあの脳天気な声が響いた。
(じゃあ、違うところに案内してあげるね!……はい!ここに転移して!ドラゴンも居るけど、飛ばないやつだから安心して)
そして、たどり着いた場所は洞窟。かなり広い。そして出てくるモンスターは……。
「もう嫌だ!このゴーレム硬い!刺さらない!」
「同感ですわ!斬れませんわ!」
(おい、わざとやってるだろ?)
(あれ?バレた?)
隠すつもりもないのかケラケラと笑ってる。
(はぁ、まぁいいや、なにか彼女達の要望に答えられるような場所をもう一度教えてくれ)
(はーい)
そう言うと、別な場所が頭に浮かんだ。
「新たな場所を神様に教えてもらった。そこに転移するぞ?みんなも頭の中に座標が流れ込んできたよな?じゃあ、転移」
そして、再度悲鳴が聞こえる。
「虫は嫌いだ!」
「虫は嫌ですわ!」
(ごめん、これは流石に予想外)
(いや、予想できる範囲でしょ)
(強くてやわいってことはタフってことで、そうなってくると必然的に数が限られてくるんだよ……まさか魚相手に海中で戦うわけにも行かないでしょ?)
(いや、まぁ、ソレは確かに……というかリリアとティーファ、フィリアは大丈夫なんだな)
(うん、さっきから特に文句も無いみたい)
(まぁ、いいや。とりあえず、これだけ贅沢言ったんだからこれからしばらくはこの3箇所で狩りをするよ)
(うん。レベルがある程度まで上がったら、また別な場所に行ってもらうね)
(わかった)
(じゃあね)
こうして、レベル上げは二人の悲鳴がとどろきながら、行われたのであった。
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