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声楽家のサモナーさんが異世界で謳歌します  作者: euch nicht
第三章 ゲルギルグ王国
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第五話

 二人に装備を渡し、装着してもらう。


「おお!なかなか良いではないか!この槍も気に入ったぞ!」


「私も、なんかとてもすごい力を得た気分です」


「まぁ、実際その装備はかなり強力だからね。魔術の発動媒体としてなら指輪でも問題ないけど、違和感あるだろうから、一応杖も用意した。まぁ、更に強化されるし」


 実際、この数日で二人はかなり強くなった。装備込みの最終的なステータスはこうなった。


「ステータス」


名前:リリア・シュッツ・スグワルド

性別:女性

年齢:12

種族:人間

職業:魔姫

種族レベル:623

職業レベル:100


  HP:172,150

  MP:267,760

 攻撃力: 82,960

  魔力:328,610

物理防御:165,660

魔術防御:261,950

 器用値:104,350

 敏捷力: 80,645

 幸運値:129,540



名前:キリエ・シュッツ・フラガ

性別:女性

年齢:13

種族:人間

職業:戦姫

種族レベル:701

職業レベル:100


  HP:265,200

  MP:111,830

 攻撃力:281,420

  魔力: 85,520

物理防御:177,280

魔術防御:141,230

 器用値: 73,525

 敏捷力:150,900

 幸運値:119,520


 リリアの戦いだが、敏捷力が少々心配なくらいで、防御もかなり上がったし、レベルも上がった。奥の手というのがどういうものかわからないが、物理に特化しているだろう。


「そういえば、全員アルビノの姉妹だったのかな?」


「珍しいですよね」


「そういえば、父上からなにか聞いたような・・・そうだ!獣人には特殊な力がある。その正体は不明だが、アルビノの特殊能力は強力だと言う話をここに来る前に聞いた!お前でも勝てないから、絶対に喧嘩を売るなと言われたのだった!」


 そういう重要な情報は早めに言おうね。


「まぁ、正体不明ならどうしようもない。とにかく、できるだけのことはしたんだ。頑張ってくれリリア」


「はい!……様と添い遂げるために何が何でも勝ってきます!」


 なんか変なベクトルの話になってきたが、まぁやる気が出てきたならそれでいいか。


「それじゃ、闘技場へ行こうか。ルールを聞いておかないと」


「あっ、それなら登録したときにお聞きしました」


「どんなルールなの?」


「最初は50人ステージに上り、二人の強者を選びます。その後トーナメントで勝ち上がっていく方式です。優勝賞金は1000万ミラです!賞金のためにもがんばりましょう!」


 珍しく「ふんす」と鼻息荒く力んだリリア。だけど、俺のストレージには・・・。


「賞金はこだわらなくていいよ。なにせ、使い切れないほどのお金を俺は持ってるから」


「へ?そうなんですか?」


「ああ、異世界のゲームのお金がね。全部金貨だったから。金貨が数千億単位であるよ。金貨一億枚ここに出してみようか?」


 すると二人共ぽかんとしている。


「そういえば俺、言うの忘れてたな・・・」


「そういう重要なことは先に言ってください!」


「うむ。旅をしててどこからともなく金貨を出して居るからついつい甘えてしまったのだ」


「悪い悪い。まぁ、なんか言い忘れたことがまだあるかもしれないけど、その都度言うから心配しないで居ていいよ」


「はぁ、わかりました。ところで今日も狩りに行きますか?」


「いや、今日はゆっくりしようぜ。結局この間はデートどころの話じゃなかったし、今度こそデートをしに街に行こう」


 こうして、三人で街にでることにした。


「おお!……殿!この槍なかなかのものですぞ!」


「おお!お嬢様、お目が高い!かの高名なベルゲンの作品でございます。彼のスキルレベル8のときに作成されたやりでございます」


 俺はため息をつく。


「嘘だな。良いものであるのは確かだが、別な人物が作ったものだ。スキルレベルは6。その人物の名前まで言おうか?オヤジさん?」


 真実の眼というのは本当に厄介なものかもしれない。


「ちっ、商売の邪魔をするならとっとと出てけ!」


 と言われ追い出された。


「なぁ、どうしてデートで武器屋なんだ?」


「良いではないか!……殿の槍を眼にすれば他のものは霞んでしまうが、武器に貴賎なし!防具に貴賎なし!楽しいではないか!」


「リリアは楽しいか?」


「えーっと・・・楽しいですよ?」


 眼をそらしながら言う。しかも、真実の眼が嘘だと教えてくれる。


「はぁ、まぁいいや。リリアはどこか行きたいところはあるか?」


「そうですね・・・この街の工芸品を見てみたいです」


「む~、工芸品より武具を見ていたほうが楽しいではないか!」


「キリエのために武具を今見たんだから次はリリアの番ね」


「む~・・・わかったのだ」


「うん、よしよし、おりこうおりこう」


 そう言いながらキリエの頭を撫でる。するとリリアの顔が膨れる。


「はいはい。リリアもおいで」


「~♪」


 リリアとキリエの頭を撫でつつ、街を歩く。そして、再度我々は災難に見舞われる。要するにテンプレがそこに訪れたのだ。


「おい、そこの兄ちゃん!ずいぶんとモテモテじゃないか?なぁ俺らにもその子達を分けてくれよ」


 【チンピラ】 に 【絡まれた】


「はぁ、手加減するのが面倒だな・・・あっ、そうだ。こういうときのための者があるじゃないか」


 俺はおもむろにそいつに近づいた。


「おい、なんだやるのか?ピギャッ」


 スタンガンって便利だよね。周りに居た取り巻きたちもこれには驚いた。何をされたのかわからないためうかつに近づけない。


「お、おい!てめぇ、一体何をしやがった!」


 取り巻きの一人が言う。


「電気を流したって言っても通じ台だろうな。しばらくすれば目をさますはずだ。俺らにこれ以上関わるなら、同じ目にあってもらうからそのつもりでかかってこい」


 そういうと、徐々に後ずさりしながらチンピラ共は逃げていった。


「本当に出かける先々で災難に会うな」


 そう思いながら二人を見ると、二人共顔を赤らめうつむいている。


「どうした?」


「その、助けていただいてありがとうございます。その、すごくかっこよかったです」


「う、うむ。その、ありがとうな・・・なんかこっ恥ずかしいな」


「いいや、これくらいどうってこと無いさ。それより今気づいたんだが、二人共手加減できる?一般人とかに。ちなみに俺は無理だと思う。俺自身無理だからな」


「それは、確かにステータスを見ると・・・手加減できそうな気がしないです」


「私はもともと手加減できん!」


「よし!じゃあ、今日はとあるスキルを身に着けてもらう!結局デートは変な形で中断になってしまったが、致し方がない。また今度デートしよう!」


 二人の頭にはクエスチョンマークがいくつも浮かんでいる。


「とりあえず、俺の手を握って・・・転移」



 俺はいつも魔法を使う場所へとやってきた。


「君たちにはとある武器の使い方をマスターしてもらう」


「武器ですか?」


「おお!武器か!良いではないか!」


「俺の世界にあった武器だ」


「異世界の武器ですか!」


「なんと!それは楽しみだ!」


「実を言うと、そんなにその武器は強くない。基本的に武器というのは素のステータスにプラスされるが、武器には耐久力があり、摩耗したりする。それでだ。俺の世界の武器はある一定の威力しか出すことの出来ない武器がある。試してみたことがあるが、それは装備してもステータスに反映されないみたいなんだ。だから、それを一通り使いこなしてもらう。メンテナンスは俺がストレージに入れればいいから問題なし。ああ、クリーニングの道具をストレージに入れておけば自動で掃除してくれるんだ。そういう機能がストレージには就いている。銃弾も俺の現金から消費されるからそっちも問題なし。で、ステータスがあるから反動も問題なし。とにかく銃という武器を君たちに渡す。うまく扱えるようにしてくれ」


 俺はCZ-P10を二人に渡す。その他にキリエにDE.50AEとM500を、リリアにSPG-1を渡した。


「キリエには近接戦闘を考慮して、この2つ。そして、リリアは遠くからかなりの精度で狙い撃ちできるこれを渡す。かなり遠くまで狙えるから試してみると良い。もし、敵が出てきて、それが取るに足らない奴ら、さっきの奴らみたいなのだな。そういうのが居たら足にでも討てばいい」


 そう言って、使い方を二人に説明する。ちなみにCZ-P10は俺のお気に入りだ。緊急時ように二人に渡しておく。これらの銃の特徴を教え、使い方を教える。そして、リリアは実際に小さい魔物に撃ってみて、感触を試してもらった。キリエも、オーガ相手に四方八方から銃を撃ちまくり、倒したりしていた。二人共銃の使い方をマスターして、射撃スキルがついているのを二人共確認した。


「これで、何か会ったときには足を討てばいい。下手すると、打たれた箇所より下は切断しないと行けないかもしれないけど、この世界には魔術があり、回復させることも可能だろうから問題ないだろ」


 こうして、デートは実弾銃の訓練で終わったのだった。

お読みいただきありがとうございます。

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