閑話二
二人とデート
「ヴィル!ヴィル!あっちに武器屋があるぞ!」
俺らはデートに来ていたはずだ。なのになぜ武器屋なんだ
「リリア、前みたいに木彫りドラゴンのミニチュアを買いに行こうか?」
「そうですね!アレはいいものです!もっとほしいです!ソレにキリエさんも欲しがるでしょうし」
「まぁ、その前に武器屋なんだろうがな……」
武器屋に入る。鑑定するがイマイチパッとしない。
「ヴィル!これなんかはどうだ?」
「こういうの買うなら俺が作るから別の場所に行かないか?」
「別の場所?」
「場所が違うから売ってないかもしれないけど、木彫りの小さな竜を以前リリアにプレゼントしたんだ。そういう物がないかどうか探しに行かないか?」
「おお!ソレはいいな!行こう!」
因みに、武器屋の親父は終始睨んでいたとさ。
「ここいら辺かな?」
「みたいですね……ですが売ってませんね」
「確かにあれ程の物を作るとなれば、相当の技術が必要だしね」
「むー、残念。売ってないのか」
「だったら、俺が作ろうか?なんか生産スキル上がってるからもしかしたら作れるかも」
「「本当ですか(か)」」
「あまり期待はしないでね」
俺は近くの木材の余ってる物のをお店でタダ同然でもらってきた。そして、必要な道具を揃え、作成を開始する。やはり生産スキルがちゃんと作用しているのだろう。不器用だったはずの俺がかなり簡単に作れる。
そして、数分後、リリアに買ってあげたものより数段出来のいいものを作りあげた。
「おお!これは素晴らしい!」
「ヴィル様!ずるいです!私の分も作ってください!」
と言われ再度木材のあまりを頂戴し、作成する。
「わ~これはウルティマさんですね!とってもリアルで可愛いです!」
「むーそっちの方が良かったぞ」
「まぁ、また今度な。結構繊細な作品だから、壊れないようというか欠けないように気をつけてね」
その後も色々とお店を見て回ったり、食事をしたりした。そして、テンプレがやってきた。
「おい、お嬢ちゃん達かわいいね~、俺らと一緒に遊ばない?そんな冴えてない男なんかほっといてさ」
だが、神様の恩恵を受けた俺だ。
「いや、冴えないってか、容姿を考えてから突っ込んでこいよ。何が冴えないだ。そこイラの人に聞いてみるか?どっちが冴えないか」
何も言わずに無表情のまま去っていった。何がしたかったんだろうか?
そして、しばらく歩いていると、稚拙ではあるが、つけられているのがわかった。護衛としてアダムとエヴァを召喚する。
そして、奴らはことを起こした。いや、厳密には起こそうとした。理由は簡単。護衛が優秀過ぎた。全て受け流し、遅い書かてきた奴らはそのまま転ぶ。
「さっきのやつの仲間か?」
「そうかもしれませんね」
「む、警備兵を呼ぼう」
「エヴァ、ついていって」
「了解」
警備兵が来る間逃げようとしたためその都度転がして、逃げられないようにしていた。
そして、警備兵が来て捕まったのだった。そして、これで終わったと安心した時、再度変な輩に襲われた。もちろんステータスの差がありすぎるため、全然相手に鳴らないのだが。アダムがリリアを守り、リリアは即時魔術を行使して対応する。
もちろんそこに居た警備兵たちがちゃんとそいつらも捕まえてくれた。そして、諸悪の根源であるナンパ野郎が近くで見ていたので、俺は捕まえにかかった。
「何しやがる!俺は何もしていないぞ!」
指輪の能力で真実がわかる。
「そういう嘘はいいから。あっ、警備兵の皆さん。こいつが多分雇い主です。さっきナンパしてきて振られる以前の問題で逃げたんですけど、その後襲撃があったためこの人怪しいと思います。多分雇われた人たちは口を悪と思うので、こいつも一緒に連行してください」
今度こそその男は捕まった。
「にしてもとんだデートだな……リリアの時もそうだったけど、キリエのときにも大抵何か起きるな」
「ですね」
「むうー、私が悪いわけじゃないぞ」
「とはいえ、私のデートはあの後は特に何事もなかったじゃないですか」
「確かに。初回限定なのかもしれないな」
「むー、まぁよい、次にまたデートできるのを楽しみにしているぞ」
こうして波乱のデートはこの後少し続き、終わりを迎えたのであった。
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