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第65話 ゲーム合宿②

 俺はスナイパーのスコープを覗き込む。


「頭だせー」


 木の影に隠れてうろちょろしているプレイヤー。

確実にヘッドショットで倒したい所である。


 下手に外したらこちらの場所を悟らせることになってしまう。


 俺は狙いを定めて銃弾を発射する。


「よし、抜いた。確キル」

「ナイスー!」

「確キルってことは相方はやられてたのかな」


 気絶しないでそのまま確キルになったので、相方は既に倒されていたのだろう。


「じゃあ、エリア向かいますか」


 あと30秒でエリアの収縮が開始される。

ここはエリアにぎりぎり入っている位置である。


「おっと、車ですね」


 俺たちの目の前を車が通過していく。


「どうする? やる?」

「いや、今は下手に撃ち合わない方がいいかもな。エリア優先ってことで」


 車のスキンは課金しないと手に入ら無いものだったので、それなりにやりこんでいるプレイヤーなのだろう。


 そして、画面の右上には残り48人と表示されている。


「だいぶ減ってきたね」

「だな。そろそろぶつかるかもね」


 エリアも縮小され、敵に当たる確率は高くなっている。


「莉央、足音」

「この家の中かな?」


 隣の家から足音がするのを感じ取った。


「向こうにもバレてるかもね」


 こっちが気づいたということは向こうにもバレている可能性があるだろう。


「詰める?」

「詰めるか。俺、手榴弾投げるわ」

「りょーかい」


 俺は手榴弾を隣の家の二階に放り込む。

爆発音が響いたのとほぼ同時に莉央の銃声が聞こえてくる。


「手榴弾で1人やった」


 俺の画面にはキルログが表示されていた。


「こっちも1人やった確キル!」

「ナイスー!」


 これで2人倒したことになる。


「何かいい武器持ってる?」

「うーん、あんま無いかなぁ」


 莉央が漁りながら言う。


「じゃあ、弾だけもらっておくわ」


 俺は死体から弾を回収する。

そして、次のエリア収縮が開始された。


 残りの人数は10人を切っている。

どんどん人数は減っていく。


 きっと、どこかでやり合っているのだろう。


「移動するよー」

「おっけ」


 俺たちは移動しながら、エリア内を目指す。


「岩影に隠れて索敵をする」

「諒、330方面」

「お、さすが」


 莉央が示す方向に敵の姿があった。

他のプレイヤーを狙っている様子でこちらには気づいていない。


 いかに相手に気づかせない立ち回りをするかも重要なポイントである。


「諒、あれ抜ける?」

「この距離なら行ける」


 俺はスナイパーを構える。

スコープを覗き込むのと同時に準弾を発射させる。


「よし、抜いた」

「ナイスー! あの人誰か狙ってたよね」

「多分、260方面だと思うんだよな」


 狙っていた方向から敵の位置を把握する。


「いた」


 莉央がそう言うと同時に撃っている。

中距離は圧倒的に莉央の方は上手だ。


《champion》


 莉央のキルと同時に2人の画面には表示されていた。

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