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私(わたくし)のお母様(136話)

☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆


~第136話~


(この話は、ジュリーの視点です)


アンジュ様に出会う五年前のわたくしは、何も知らない子供でした。


「おかあちゃまーー!(お母様ーー!)

じゅりーとあそんでくだちゃいぃーー!(ジュリーと遊んでくださいーー!)」


ジュリーは、お母様を見かけると嬉しそうにお母様に抱き着いてニコニコ笑顔でお母様を見上げました。


「きゃっ!?


もうジュリーちゃんたらいきなり抱き着いたら危ないでしょう。

でもごめんなさいね、ジュリーちゃん。

これから聖女としての仕事があるのですよ。

それが終わったら遊んであげますね」


お母様は、優しく私を抱き締めて頭を優しく撫でてくれました。

聖女の仕事が終わったら私と遊んでくれる事を約束しました。


「もう、おかあちゃま、このまえもおなじことをいったじゃないれすか!?(もう、お母様、この前も同じ事を言ったじゃないですか!?)

もういいでしゅ!(もう良いです!)

ひとりであそびましゅ!(1人で遊びます!)」


私は、お母様にまた遊びのを断られたのに腹を立てて頬っぺたを膨らませてお母様を睨みました。

そしてお母様に遊んでくれない文句を伝えました。

走ってお母様から離れて行きました。


「あっ、ジュリーちゃん、待ってください!


ごめんなさいね、ジュリーちゃん……」


お母様が私が呼び止めても去っていくのを見て寂しそうに私を見つめました。


「ナタリー、すまない、お前には、何時も迷惑をかけるな。

本当は、ジュリーの側にいたいだろうに……」


お父様は、お母様に何時も迷惑をかけている事を謝りました。


「いえ、謝らないでください、パトリック様。

これは、ジュリーちゃんの為でもあります。

ジュリーちゃんは、私よりも強力な魔力をもっています。

きっと私よりも凄い聖女様になると思います。


でもそのせいで魔族達に狙われる事になると思います……

ジュリーちゃんを護りたいって思う私のわがままでもあります。

ですからこれは、私の為でもあります。

から気にしないでください」


お母様は、軽く首を横に振り私の為だから気にしないでほしい事をお願いしました。

私は、お母様と別れて秘密の抜け道を使って街の外に向かいました。



「おかあちゃまのばかぁ……(お母様の馬鹿……)

ふん、いいれちゅ、ひとりであそべまちゅ。(ふん、良いです、1人で遊べます)


わっ!?(わっ!?)

わんちゃんがけがをしていましゅ!?(ワンちゃんが怪我をしています!?)

わんちゃん、だいじょうぶれすか……?(ワンちゃん、大丈夫ですか……?)」


私は、街の外に出ると仔犬が怪我をしているのに気がつきました。

慌てて仔犬に近づいて仔犬の体調を心配しました。


「うぅ……このままれは、わんちゃんがしんでしましゅよぉ……(うぅ……このままでは、ワンちゃんが死んでしますよ……)

そうらす!(そうです、)

おかあちゃまだったらわんちゃんのけがをなおしてくれまちゅよね!(お母様だったらワンちゃんの怪我を治してくれますよね!)


おかあちゃまのところにいきまちょう!(お母様の所に行きましょう!)」


私は、仔犬を抱き抱えると街の中に入りお母様の所に向かいました。


「おかあちゃま!(お母様!)

わんちゃんがけがをしていまちゅよぉ!(ワンちゃんが怪我をしていますよ!)

わんちゃんのけがをなおしてくらちゃいぃ!(ワンちゃんの怪我を治してください!)」


私は、仔犬を抱えてお母様の所に向かいました。


「ジュリーちゃん……?

駄目です!

その仔犬を早く離しなさい!」


お母様は、仔犬を見て慌てて仔犬から離れる事を命令しました。


いきなり仔犬が大きくなり頭が3つあるサーベラスになって私を足の裏で押さえつけました。

そしてわたくしが動けなくなりました。


「うははは、馬鹿な子供のおかげですんなり結界の中に入れたぞ!

動けばどうなるのか解っているよな!」


サーベラスは、邪悪に笑ってお母様が動いた私を殺す事を伝えました。


「っ!?

卑怯です!!

ジュリーちゃんを離してください!」


お母様は、サーベラスを睨んで私を離してほしい事をお願いしました。


「そうは、行くかよ!

まずは、聖女、お前からだ!!」


サーベラスは、手の爪でお母様の体を吹っ飛ばした。


「きゃーーー!?」


お母様は、体を吹っ飛ばされて血だらけで倒れました。


「おかあちゃま!?(お母様!?)

いやーーしなないでくらちゃい!?(いやーー死なないでください!?)」


私は、サーベラスに離されて慌ててお母様に近づきました。


「うははは、お前も後を追わせてやるよ!」


サーベラスは、口の中に魔力を溜め初めて口の中が光始めた。


「うぅ……ジュリーちゃん、だけでも護ってみせます……


『ホーリー・ライフ・シール(聖なる命を使った封印)』……」


お母様は、ゆっくりと立ち上がりふらふらして体が黄金色に光輝きました。


「うわーーー!?」


サーベラスは、黄金の光に包まれると黒色の小さな玉に変わりました。

お母様は、力尽きたように倒れました。


「いやーー!?(いやーー!?)

おかあちゃま、しなないでくらちゃい!?(お母様、死なないでください!?)」


私は、倒れたお母様に体を触り揺すりました。

でもお母様は、死んでいました。


「ぐはははっ!?

聖女が死んだか!

すんなりと街の中に入れたぞ!!」


お母様の聖女結界が消えて魔物達が飛んで街の中に入ってきました。


「いやーーー!?(いやーーー!?)

おかあちゃまーーー!?(お母様ーーー!?)」


私の体が黄金色に輝き始めて街の中を黄金色の光に包まれました。

魔物達が黄金色の光に飲み込まれて消滅していきました。


これがわたくしが始めて聖女としての力に目覚めた瞬間でした。



ーTo Be Continuedー

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