表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
choice0S-1  作者: 陽芹 孝介
小林順平
13/13

俺は聞きたくない事を聞いてしまった。


葵や片岡有紀(かたおかゆき)が話していた、内容だ。


『この島から脱出する』…。


最初は何を言っているのか、よくわからなかったが…。


俺は自分なりに整理をしてみた。


俺たちはどうやら、この島に軟禁されている事…。

今のところは危害を加えられる心配はない事…。

そして、葵たちはこの島からの脱出を画策している事…。


どうしてこの島から脱出する必要があるんだ?


この島で、皆で仲良く暮らしていけば良いじゃないか。


何が気に入らないんだ?


そんな事を考えながら、夕食後俺は部屋に戻った。


部屋に戻ると、扉に何かが挟まっている。


俺はそれを手に取った。

「何だ?メモ?……」


手にしたメモには何かが書かれている。

アルファベットで『amtuka』と…。


「何だよ、これ?」


裏にも何かが書かれている。


俺はそれを読み上げた。

「『君に力を与える…選択しろ、神になるかを…』」


俺はすぐには理解できなかった。


しかし、やがてすぐに理解した。

「まさか…」


俺は部屋に入り、すぐさまPCを開いた。

そして、あるアプリケーションを開いた。


俺は恐る恐るそのアプリケーションのパスワードを入力する。


amatukaと…。


そのアプリケーション、『AMS』はすぐに開いた。


俺はその内容に驚愕した。


そして、俺は笑った。

「は、ははははは……確かにこれがあれば…神になれるっ!」


「脱出なんかさせるもんかよっ!」


興奮が冷めぬところに、PCに反応があった。


「メッセージ?…」


PCにメッセージが届いていた。

タイトルは『神の掲示』とあった。


俺は迷うことなくそれを開いた。


俺はまた笑った。

「ははははは……そうか、神は俺じゃ無いな、俺は神を味方にした、この世界の王だっ!」


「邪魔な奴は消してやる…」


「俺に優しくない奴はいらない…」


「取り敢えず愛美を始末し、後は反応を見て…必要ない奴は消してやる…」


絶対的な力を手にした俺は、自信に満ちた。


「ここが、俺のいるべき場所だっ!」


俺は立ち上がり部屋を出た。


「さぁ…王様ゲームの始まりだ…」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ