表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
choice0S-1  作者: 陽芹 孝介
藤崎美夢
10/13

翌日私は葵にチケットを渡すため、葵の自宅へ向かった。


昨日帰宅後、チケットを確認したら、キャンセルの場合は本日中に、専用のwebに返信しなければならなかった。


少し焦った私は、今朝、葵にメールしし、葵の自宅へ向かっている。葵が起きているかどうかは…少し不安だったが、時間が無いので、とにかく葵の自宅へ向かった。


葵の自宅へ到着し、葵に旅の説明をすると、意外にも葵は行くと、言った。


兄の読みは正しかったのだ。葵もどこかで気分転換のタイミングを求めていたのだろう…。


葵が旅に付き合ってくれる事になり、私のモヤモヤはいっきに晴れた。夏休みの予定が埋まったのも嬉かったが、葵と旅に行けるが何よりも嬉しかった。


葵に恋愛感情があるのかと、問われても…正直わからない。幼い頃から一緒にいるので、そういった感覚が麻痺しているのかも…。


葵は天才だとか、変人だとか言われているが…私にしてみれば、放っておけない幼馴染み…。


だが、葵と旅に行ける事に喜んでいる、この気持ちが私の答えなのかも知れない。


おそらくこれからも、葵と生きて行くことになるだろう。


友人達は恋人だの、何だの言うが、私は今のままで満足だ。


この気持ちを忘れなければ、現状維持でも楽しいし、安心できる。


葵もそう思っていてくれれば、私はそれで良かった。





次回は小林順平を掲載予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ