表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
193/208

193話 イロマナのその後

 



 事が起きた日から2日後、アーシユルの目が開く。


「………………あれ? 天井? あたし……なんで……ん? 声が?」


 アーシユルは混乱しながらベッドから起き上がる。ただし、りりの身体でだ。

 クリアメがそんなアーシユルを抱きしめる。


「アーシユルと言うべきかツキミヤマと言うべきか……とにかく生きてて良かった……良かった……」


 クリアメの目からは涙。心からアーシユルの生還を喜ぶ、歓迎の涙だ。そこにいつものポーカーフェイスは存在していない。


「嬉しいが、らしくないじゃないか」

「本当だね。確かに私らしくはないね……」


 それでもクリアメはアーシユルを離そうとはしない。

 アーシユルとしては照れくさく感じるのだが、久しく包まれる母の暖かな抱擁に、しばらくされるままにしていた。




「もう良いだろう? それより、なんであたしの声変わってるんだ? 髪も黒くなっているし……これじゃあまるでりりだ。あたし、いつの間にか成人したのか?」


 アーシユルが体の違和感を訴える。


「違うよ。あんたは成人してない。今のあんたの体は、ツキミヤマの物だよ」

「は? あたしがりりに? いや……え? りりは? りりはどこだ?」


 アーシユルがあたりを見渡せど、りり、もしくはアーシユルに当たる人物は居ない。

 ここに居るのはクリアメだけだ。


「りりは今ボクス……」

「ハイ! アーシユルお嬢様! 病人恒例の水ご飯っすよ!」


 空気を読まずにメナージュが扉を開けて入る。片手には言った通り、銀食器と水ご飯。


「……メナージュやかましい。ってかお嬢様?」

「そりゃあもうアーシユル様は性別が確定されましたからね。お嬢様と呼ばせていただきますよ? ご主人様が良いのであればそちらでも良いっすけど」

「お、おう……好きに呼べ?」


 他のメンバーに比べて2日遅れでこの状況に放り込まれているアーシユルは、まだ混乱の中に居る。


「邪魔が入ったね。りりは今な……」

「今?」




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 ボクスワの首都キューカ。

 新聞屋が広場で号外を配る。

 大きな出来事が起きたからだ。


「号外! 号外ですよー!」

「ほう? 何があったんだい?」

「お客さんそれは買ってもらわなけりゃお教えできませんぜ?」

「確かに。ほれ」

「あざっす!」


 男が新聞を受け取る。

 新聞の上半分は、アーシユル宅でイロマナが縄でぐるぐる巻きになって伸びている画像がデカデカと書かれており、下半分は文字がびっしりだ。


「何だこの絵は!? まるで本物じゃないか!?」

「でしょう? これは例の黒髪の魔人が神様から授かった物を応用して描かれた絵なんですよ。スマホとかいうそうです」

「ほう……これはすごい……」

「絵もそうですが、書かれている内容はもっとすごいですぜ」

「なになに?」


 男が再び新聞に目を落とす。

 そこに書いてあった文章は、この大陸に生きるもの全てを震撼させるような内容だった。


「おい!? これは……」

「嘘じゃあありません。これら全て、黒髪の魔人がもたらしたものです。機密もクソもあったものじゃないですよね」

「そんなことが……」




 そんな騒つく広場を高所から見下ろす2人の人影。

 1人は右腕を庇いながら新聞に目を落とし、まるで憑き物が落ちたかのように肩を落としている。


「なぁ……ツキミヤマ……」

「はいなんでしょう? イロマナさん」

「お前、どうやって私の金庫を開けたんだ……アレには例の鉄塊の施錠技術が使われていたんだぞ……」


 例の鉄塊。貨物車の事だ。

 それの施錠技術と言えば、単純にドアの鍵だ。

 イロマナの言う通り、此方の世界の鍵の技術よりは遥かに優れているソレは、金庫に用いてしまえば難攻不落と言っても過言ではない。


「イロマナさん。その技術、私の居た世界の技術なんですよ?」

「……そうか……他の全員をはねのけることが出来ても、唯一お前だけは解錠出来たのか……」

「まぁ念力でピッキングも出来ますし、シャドウシフトで開けずに取り出すって事も出来たんで……昔の私ならともかく、今の私ならこんなの朝飯前です」

「ハハ…………はぁ……」


 イロマナが力なくため息をつく。

 原因は、イロマナが今までにした悪事の数々。それをりりによって白日の下に晒されたせいだ。


 よくある裏金から始まり、息子の非人道的な奴隷の使い方のもみ消し、人工魔人製造、神の言うことに背いた事まで全てだ。


 裏金は私腹を肥やすためではなく国の為に。

 寄生虫を使用した魔人製造は、息子アインが使い潰した奴隷を使用して繁殖させており、忠誠心の高い者に実験的に使用していた。

 神の言うことに背いたというのは、最後の晩、りり達への襲撃を止めるように言った神の言葉。これを魅了のせいで「そう言わされている」と取ったイロマナの無駄な深読みによるものだった。


 だが、りりの意向で、そこはあえて伏せつつ新聞屋にリークした。つまり情報操作だ。

 当然ながら良い事も行なっていたイロマナだが、その全てがこういう負の遺産の上に成り立っていたので、そこだけ伏せて伝えられてしまえば、イロマナは反逆者として出来上がる。


 これは、イロマナの手足をもぐ行為だ。

 アーシユルの事もあるので、殺さないにしても、これ以上動けないようにするために行われた。


「今まで私は……国のために……それを…………これではいくら私でも処刑されてしまう……ハハ……アンクが将来ソーボ家を滅ぼす……予言はこういうことだったのか……あの預言者は本物だったのだな……」


 アンク……もといアーシユルがイロマナの家を滅ぼす予言。これによってアーシユルは殺されかけた。

 アーシユル自身にはソーボ家を滅ぼすつもりなんて更々なかったのにもかかわらず、実際にソーボ家は滅んだ。

 全て "アンクの身体を持つりり" によるものだ。


 記事にはアインとツァイという黒騎士、の凄惨な死も書かれていた。2人はイロマナの実子だ。

 イロマナは貴族である以上に、自身が実力者だったが故、多くの子は作らなかった。

 つまり、アーシユルを除いて、実子はアインとツァイだけだったのだ。

 しかし、その2人はりりの逆鱗に触れ、史上最大級のカースにより、生きながらに溶かされてしまった。


 残るソーボの名を持つのはアーシユルとイロマナとクリアメだが、クリアメは魔人という事が露呈しソーボ家から勝手に抜け、イロマナは社会的に抹殺され、アーシユルはりりという存在に転生している。


「最後に……ある意味イロマナさんの血縁になってしまった私ですけど、私は元の世界に帰るつもりです。ですので、貴女は文字通り天涯孤独の身になるわけですね」

「……そうだな」

「こういうのを自業自得っていうんですよ」

「そうか………………ツキミヤマは、私をどうする気なのだ?」


 イロマナが力なく新聞を手放すと、新聞は風に乗って何処ともなく飛んでいった。


「どうしましょうかね……正直生きててほしくないですけど、アーシユルに黙ってどうこうするっていうのは気が引けます。だから、とりあえずアーシユルの家に来ませんか? もうソーボ家は無いに等しいんですから、アーシユルを殺す意味もないでしょう?」

「確かにな……ふ……今となっては殺そうとしてた対象が私の血族か……ふふ……笑えんな……」

「こっちもですよ」


 イロマナは天を仰ぎ見、大きくため息を付く。

 そしてりりに向き直る。


「神に誓おう。私はもう何もしない。アーシユルにもツキミヤマにもだ。どうとでもなれというやつだ……それにもう何もする気が起きない……どうにでもしてくれ」


 自分よりも、家族よりも、何よりも国のため。

 その尽くを失ったイロマナは、生きる意味を失ったのだ。


「いいですよ。じゃあとりあえず奴隷用の首輪を買いましょうか」

「そうだな。私ならそうするだろう」

「笑えませんね」


 なんだかんだで冷酷な大人であるイロマナだが、割り切りの速さはアーシユルに似ていると感じ、複雑な気持ちになるりりだった。




 フラベルタは、真偽はともかく、もうりりには協力しないと言っていた。その為、ゲートが自在に使えない。

 なので、夜になり次第シャドウシフトを使用し、アーシユル家まで戻る。


「ただいまー」


 帰るとプロヴァンが出迎えた。


「おかえりなさいませ、りり様。そちらの方はいかが致しましょうか?」

「この新聞見てもらえればだいたい分かると思うので、皆でこれ読んでから話をしましょう」

「畏まりました。では皆をダイニングに集めてまいります」

「皆って事は? アーシユル起きたんですか!?」


 目を輝かせて尋ねると、プロヴァンは微笑んだ。りりもそれを見てホッとする。

 一応無事だというのは把握していたが、それでもアーシユルはりりが居る内は目を覚まさなかった。




 顔を出した色白の少女にイロマナを任せて、急いで部屋に居るアーシユルに会いに行く。

 アーシユルの部屋の扉を開くと、アーシユルはレザーアーマーを装着しようとしているところだった。

 ガトとシーカーも一緒に居る。


「アーシユル!」


 叫んで駆け寄る。しかしアーシユルの見た目はりりそのものだ。そして逆もそうだ。


「よう、あたし。っていうか、あたしがあたしを見るのっていうのは何か不思議だな」


 身体が入れ替わっている以上、お互いを見る時は、りりはりりを、アーシユルはアーシユルを見ることになる。


「ふふ。良かった。そんな軽口叩けるなら大丈夫そうだね」

「アーシユル様はもうすっかり元気なようです。それに……」

「おっとシーカー。その先はまだ秘密だぜ」

「あ、はい」


 アーシユルがシーカーの話しているのを止める。アーシユルがりりに隠し事をするのは珍しい。

 何かあるのだろうが、そこはあえて聞かず、後のお楽しみとする。


「これでも混乱してたんだぜ? 死んで生き返った訳だからな。それでも起きてから時間も経ったし、粗方だが話も聞いたから落ち着いてるだけだ……っていうか、あたしが喋ってるのにりりの声が聞こえるの本当何か……こう……モヤモヤっと……」


 アーシユルはレザーアーマーを着るのを諦めた。

 同時に手をワキワキさせて、未知の感覚の答えを模索している。


「モヤモヤ?」

「んー……言語化できん……それにしてもりりの身体、しんどいな。レザーアーマーも着れないし不安だ」


 アーシユルはりりより少し小さい。その上、りりは大きいとは言えないまでも胸がある。とてもではないが、アーシユルの普段着ている物はサイズが合わない。

 一方りりは普段ワンピースを着ている。

 アーシユルの肉体には少し大きめだが、着て着れない事はない。


「そんなことより、何処か身体おかしな所はない? 大丈夫だとは思うけど……」

「大丈夫だ。けど、大丈夫と思うって何だよ……それよりイロマナはどうした?」


 本題に入った。アーシユルとしても気になる所だ。


「それはこれから。一応連れて来てる。とりあえず集まって話するから」

「なる程。じゃあ、あたしも下りるぜ」


 アーシユルはレザーアーマーをベッドにポイと放り投げる。


「行くか……」

「うん……」


 アーシユルにとってイロマナは、二度も殺害してきた実母だ。

 その人物との再会に、アーシユルの顔が引き締まる。


 4人でダイニングルームへと向かう。




 アーシユル、クリアメ、プロヴァン、メナージュ、ガト、シーカー、そして色白で白髪のワンピースのエルフの少女が集まり新聞に目を通す。

 ガトとシーカーは使っている言語が若干違うので、マルチグラスで翻訳しながら読んでいる。


「なるほど……イロマナもこれで終わりだな」

「そうだね。これは、失脚しているね。イロマナ。どうするんだいこれから?」


 クリアメからの問いかけに、イロマナは、りりにしたのと同じような返事をする。


「どうもこうもない。もうツキミヤマに完全敗北したんだ……殺したはずのアンクが生きてたから念の為に殺したら、魔人になって生き返ったんだ……仮にまだチャンスがあるとしても、国に見放されたのだ。それをする意味もない……息子達も死んだのだろう? もういい。私はもういいさ」


 諦めたかのように小さくため息を吐いて、イロマナは虚空を見て沈黙した。


「これは、りり様かアーシユルお嬢様が処遇をお決めになるのが良いと思います。方やイロマナ様の主人。方やこの家の主人でございます故」

「っていうか、プロヴァンさん達の雇い主は今どっちなんですか?」

「勿論アーシユルお嬢様でございますよ」


 プロヴァンは変わらぬ笑顔でアーシユルの方に手をやる。


「そうですか……」

「しかしアーシユル様の見た目で敬語を使われるのも、りりお嬢様の見た目で堂々とした言葉で話されるのも違和感はありますな」

「ですよねー」


 意図して少し空気をほぐすプロヴァン。流石という他なかった。


「さて。アーシユル。私は正直どっちでもいいんだ。一応もう十分に仕返しは出来たと思ってるし……あとはアーシユル次第って感じ……だけど、アーシユルの決定には従おうと思ってる」

「…………」


 アーシユルはりりの顔で眉間にシワを寄せながら、イロマナの方へとスタスタと歩いてゆき、目の前で止まった。


「……2日前以来だな。イロマナ……」

「見た目は違うが、剣に貫かれてなお生きている感想を聞きたいものだ」

「いや、死んだぜ。あたしは生き返ったんだ。前にりりが言ってた "奇跡" ってやつなんだろうなこれは」


 魔法をベースにした奇跡。りりがやったのはそれだ。

 魔法だけでは蘇生など大それたことは出来はしない。


 奇跡。それは他の何者でもない、まさに神の力だ。

 そういう意味で、アーシユルの表現は非常に的確だった。


「イロマナ……私は肉体的にもうお前の子ではないし、正直、親も居るとしたらクリアメとハンターギルドの皆だ。だから、関係が無いと言えば関係が無い」

「そうだな」

「だが、気持ちはそうはいかん。庭へ出ろ」


 アーシユルは静かに、しかし迫力が籠もった声でそう言い放つ。


「……いいだろう」


 アーシユルの誘いに、イロマナは力なく答える。

 ピリピリとした空気の中、アーシユルとイロマナに続いて、全員で庭へと出た。




「イロマナ。お前は自由に抵抗していい。これは実戦だ。あたしは今からお前をボッコボコにしてやる」

「正気か? いくらお前がハンターとは言え、実力差がどれだけ有るのか判ってるのか? 私は雷光のイロマナだぞ? ジンギが無くとも子供に負けるほどではないのだぞ」

「正気だぜ? 何故ならあたしは……」


 アーシユルが若干邪悪っぽい笑顔を見せる。

 邪悪と言うよりは気分が高揚しているが故の、闘争心の混じった笑み。

 りりにはこの笑みに覚えがある。何故ならば、りり自身がやってきたからだ。


「え、まさかアーシユル……」

「あぁりり! そのまさかだぜ! フィジカルハイ!」


 アーシユルの背後に光輪が……射さない。


「……アーシユル……実戦と言ったな? つまり私が攻撃しても良いわけだな?」

「当然だぜ! いくぜ!」

「え!? ちょっとまって! 魔法発動してな……」


 りりが止めるよりも先にアーシユルは動いた。




 1分後、程々にボコボコにされたアーシユルが庭に転がった。


「こ、こんなはずでは……」

「……お前、これでよかったのか?」


 流石のイロマナもまさか片腕で勝てるとは思っていなかったのか、拍子抜けしている。

 アーシユルに跨って殴っていたのを止め、立ち上がったイロマナは、少しスッキリした顔をしていた。

 中身は違うとはいえ、りりをボコボコに出来たのが良かったかに見える。


「痛々しい……」


 りりとしては、元とはいえ自分の体がボコボコになっているのを見ているのだから、たまったものではない。


「何でだ……あたしも魔法使えてただろ……プロヴァン達も見れてたよな?」

「はい確かに。アーシユルお嬢様が光輪を背負われていたのを確認しております」


 どうやらりりが留守の間に魔法の練習をしていたようだ。

 部屋にガトとシーカーが居た理由にも納得がいく。

 アーシユルはりりの身体を得た事で、魔法が使えるようになった。それをガトとシーカーに確認してもらっていたのだ。


 だが、その使えていたはずの魔法は不発に終わった。


「なんで……」


 本気で判っていないアーシユル。

 そこに近づいて、軽く頬をつつく。


「痛っ……りり。地味に痛い。口の中切れてるんだ」

「いや、ね? アーシユル。フィジカルハイって、ナイトポテンシャルの対っていうことで私が編み出したやつだよ?」

「そうだ……あ……うわ、そうか……」

「うん」


 今は夜。フィジカルハイは使えない。

 アーシユルは自分で勝手にテンションを高めて、フィジカルハイになったつもりでイロマナに殴りかかりに行ったのだ。

 だが、勿論フィジカルハイは発動していないので、ボコボコにされただけというわけだ。


 フィジカルハイの光輪は、発動者本人には見えない。

 故にフィジカルハイを発動しているかどうかは自分では確認が出来ないのだ。


 それでもアーシユルがアーシユルのままだったのであれば問題なかったかもしれないが、今のアーシユルの肉体はりりの物だ。

 りりの肉体はアーシユルの肉体には全然追いついていない……負けは必然だった。


「それで私は勝ったワケだが、どうすれば良いのだ?」

「……一発だけで良いので殴らせて下さい」

「お、おう……」


 いきなり敬語でみっともなくお願いするアーシユルに虚を突かれたのか、OKの返事をしてしまい、しまったという表情を見せるイロマナ。




 結局、赤子の蹴り程の威力の拳がイロマナの顔面に入り、イロマナはガト達よりも下っ端、本当の意味で奴隷という形でこの家の住人になった。

 他の誰でもないアーシユルがそう決めたので、皆それに従った。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ