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いつから。
男が離婚を決意し、妻もまたすんなりと同意したのは、お互いに歩み寄ることへの疲れからだった。
ふたりは離婚届を貰いに市役所へ行った。
「少々、お待ちください」
ベンチに妻と腰を下ろし、男は、ふと気づく。
こんな時でさえ、妻が隣にいるのが、普通なのだ。
「もしかして、並んで座れるだけで良かったのかもな」
「いつから、一致しなきゃって決めちゃったんだろう」 と、妻。
しばらく考え、男はぽつりと言った。
「一緒に帰ろうか」
男が離婚を決意し、妻もまたすんなりと同意したのは、お互いに歩み寄ることへの疲れからだった。
ふたりは離婚届を貰いに市役所へ行った。
「少々、お待ちください」
ベンチに妻と腰を下ろし、男は、ふと気づく。
こんな時でさえ、妻が隣にいるのが、普通なのだ。
「もしかして、並んで座れるだけで良かったのかもな」
「いつから、一致しなきゃって決めちゃったんだろう」 と、妻。
しばらく考え、男はぽつりと言った。
「一緒に帰ろうか」
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